今年も年末恒例の腕時計着用ランキングを投稿して、2017年を締めくくることにします。
*++*++*過去のランキングはこちら*++*++*
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今年のトピックスは季節を問わず機械式時計が大活躍したことです。毎年夏になるとクォーツが活躍してきましたが、それをおさえての機械式、特にSinn U1.Sの存在が大きかったと思います。
それでは早速2017年の着用日数ランキングを第1位から5位まで順番に紹介します。
これまでダイバーズウォッチの購入を検討することはほとんどなかったのに、まさかこんなビッグサイズのダイバーズウォッチを買うとは、今まで思ってもいませんでした。Sinnだから視認性は申し分ありませんし、テギメント加工+ブラックハードコーティングされたケースは頑丈でキズがほとんどついておらず、使っていて全くストレスを感じません。U1を好きになった方は、おそらく色違いのU1も欲しいと思ったことが一度や二度はあるのではないでしょうか。U1.Sがブラックカラーなので、渋い光沢のあるノーマルカラーのU1に厚手のブラウンのカーフストラップなんかを合わせて使ってみたいなと、しばしば思うことがあります。U1.Sを購入したのが4月だったこともあり、主に夏場に活躍しましたが、ベルトを交換すれば冬場でもいい感じです。
ジンの次はロンジンです。
惜しいですね、Sinnが並んだら、てれてZin Zinだったのに。はい、関係ありませんね。
ロンジンアビゲーションオーバーサイズクラウンシングルプッシュピースクロノグラフは見ているだけで楽しめる時計です。高級感があってなかなか普段使いできずにいましたが、いい時計なんだし使わないともったいないと思えるようになってからは着用頻度が上がって、気がつけば第2位になりました。ソリッドバックなのでコラムホイールをみることはできませんが、プッシャーの滑らかな押し心地は通常のクロノグラフにはない操作感で、触っても楽しめる時計です。回転ベゼルはノッチがなく、スムースに回転するので操作は簡単です。それゆえ知らないうちに回転してしまっていることもあり、いっそのことベゼルは固定でもよかったと思います。そうは言うものの、全体的なデザインのバランスはよく、光沢のある黒文字盤にゴールドカラーの針が上品で、いい雰囲気の時計です。
ジンの次にロンジン、その次にさらにジン。
てれてZin Zin Zinなんて言いませんよ、いやすでに言ってしまった。
やっぱり上位にランクインしてくるあたり、104は普段使いに向いた時計なのでしょう。適度なサイズで存在感もあり、両方向回転ベゼルはいつでも使えて実用性満点、いろんなストラップにも合わせやすく、時計として重要な視認性もよい、とくれば自然と使用頻度も高くなるのでしょう。104はSinnの時計として初めて買った時計ですが、購入したての興奮が今でも思い出されます。時計の仕上がりの良さが際立っていて、すっかりSinnにはまることになり、続いてU1.Sの購入につながったわけです。Sinnには他にも欲しい時計がいくつかありますが、そのたびに104を触って、これがあるじゃないか、と気持ちを落ち着け我慢しています。
ジン、ロンジン、ジン、そしてロンジン。
てれてZin Zin!てれてZin Zin!2回言っちゃいました。
ここでドレスウォッチの登場、作年末に購入したヘリテージ1969です。この時計は機械式だけど薄型で大きすぎない控えめなサイズ、丸形ではないレトロ感のある時計で、普段使いというよりはスーツなどフォーマルな装いに合わせて使っています。お気に入りのベージュカラーのクロコストラップとともに、大事にしたい時計の1つです。
ついにきました、ハミルトン。この次に
ハンハルトプリベンター9が控えていたのですが、今年の後半に購入したということもあって、第5位には届きませんでした。手持ちのなかでは一番古い時計でありながら、毎回安定した着用率です。12時間積算計のあるクロノグラフはこれしかなかったのですが、とうとう
Knot ATC-40を買ったのでデザイン的に共通するこの2つをどう使い分けていくのか、来年が楽しみでもあります。
ランキングは以上となります。
個人的に特に気に入っている時計は、Sinnの104かロンジンアビゲーションオーバーサイズクラウンシングルプッシュピースクロノグラフ、
ロンジンヘリテージダイバークロノグラフです。Sinnは飾らない点が、ロンジンはどの時計にもエレガントさがある点がそれぞれの魅力かと思います。
他にも、日付窓のないハンハルトプリヴェンター9は、時間だけをささっと合わせたらすぐ使える手軽さとシンプルな文字盤で、これも気に入っている時計です。今年オーバーホールをしたハミルトンパイロットパイオニアオートクロノも、調子がすこぶるよくなったのでまだまだ使いたくなります。
もしも時計を一本しか持てないとすると、どの時計が残るでしょうか。趣味性の高いロンジンヘリテージコレクションや、厚みのあるクロノグラフは使うシーンが制限されるので、万能な時計という意味では三針もしくは二針になるのでしょう。実用性の面では分刻みのインデックスがある三針がベストでしょう。
ここで改めて三針と二針のコレクションをまとめてみました。Knotのクォーツは数が多いので写真は省略していますが。
ケースサイズ、ラグの形状、バーインデックスかアラビア数字インデックスか、針の太さや長さ、そして色、いろんな組み合わせがありますが、一本選ぶとしたら行き着くところはplainな時計かもしれません。あっ、planeじゃありませんよ。
しかしですよ、なかなか思った通りにはならないものです。仕事用にと
セイコーSARB035を以前購入しましたが、数えるほどしか使用していません。なぜかというと、時計が着飾るためのアイテムの1つになっているからです。あるいは着けていて楽しいという、自己満足です。この時計とこのベルトを着けたいから、服装と靴をこうしよう、なんてことを考えてしまうんですね。逆の発想パターンもあります。
使うだけなら何でもいい時計ですが、拘りがある以上、これから先も、欲しいと思った時計や革ベルトをどうにかして手に入れようと、散財してしまうのでしょうね。来年はどんな時計に手を出すんでしょうか。そろそろ、1年間何も時計を買わなかった!と言える年があっても良い気がしています。