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ゾウムシのブログ

ブログタイトルに『ゾウムシ』と書いておきながら、投稿した記事の内容とゾウムシとは関係がありません。
なお、ゾウムシは世界中に生息しており、非常に多様性が高いと言われています。
いろいろとあるブログテーマの中からお好みの内容を選んでください。

2017年に一番たくさん着けていたSinn U1.Sは視認性の良さが気に入っています。

この時期は純正のラバーベルト以外に、レザーストラップに交換して雰囲気の違いを楽しんでいます。



昨年使っているうちに風防の内側に埃が入っていることに気づいたので、この1、2ヶ月ほどの間はメーカーへ点検に出していました。

先日雪山に行く機会があったのでU1.Sを着けていきたかったのですが、仕方なくロンジンヘリテージダイバークロノグラフを着けていった次第です。どちらもダイバーズウォッチなので、そんなシチュエーションでも活躍します。


清掃に加えてタイミング調整まで無料でしてもらい、やっと戻ってきたわけですが、また安心して使っていけます。


2017年をふりかえると、一年を通じてクォーツ時計の出番が少ない年でした。手持ちのクォーツ時計を見てみると、Knotは別としてセイコーやロンジンのほとんどがドレスウォッチです。カジュアルシーンにはあまり合わないので、主にスーツに合わせて使っています。

普段使いできるすっきりとしたデザインのクォーツ時計があってもいいな、ふとそんなことを思ってクォーツ時計をいろいろ探してみました。そして見つけてきた時計がこれです。


今回購入したグレイアワーズというメーカーはこれまで聞いたこともありませんでしたが、一目でデザインが気に入ったのと、海外のレビューを見て即決しました。


グレイアワーズは数万円程度のものです。やや高いと思うかもしれませんが、時計のクオリティーを見れば、この価格帯でも十分納得できるものではないかと思います。


白い文字盤は卵の殻のようにマットな質感で白く、サンドイッチ構造の陰影でインデックスを表現しています。インデックスは5分刻みなので、時刻の読み取りはアバウトです。



白い文字盤に青い針がきれいで、視認性はとてもよいです。分針時針は夜光つき。3時位置のダイアルは日付、9時位置のダイアルは曜日です。


ケースは艶消し仕上げ、ラグがない真ん丸なデザインです。直径40m程度ですが、ラグがないとこんなに着け心地がいいものかと思わされました。


付属のストラップはマシュマロのような柔らかさがあります。バックルには取り外し用のピンがついています。いまはカウアイに交換して使っています。




ポチンと小さなリューズと、日付の早送りボタンがあります。リューズには段差があって引き出しやすくなっていますが、小さくて滑るので、操作性はあまりよろしくありません。


クォーツ時計の便利なところは、ほったらかしていても動き続けているところで、機械式のように止まった時計を動かすためにゼンマイを巻いて、その都度時刻と日付を合わせる必要がないことです。


購入した時に時刻と曜日、日付を合わせた後は、月に1、2回触る程度でしょう。小さくて操作しづらいと感じるのも、ほんの一時だけなので気にするほどではないでしょう。


艶消しのケースがドレッシーさを主張せず、ごちゃごちゃしていないplainな白文字盤が普段使いにはちょうどよいと思えます。ドレスウォッチはケース径が33mm前後と小さめですが、グレイアワーズは40mmと適度に存在感がありながらも、ラグがないので着用感に優れています。かなり気に入りました。


うちのお犬さんは二匹いますが、左のコは骨のおもちゃで引っ張りあったり、投げて拾ってきたりするのが大好きです。

引っ張るときはブンブン振り回すので、徐々にひび割れてきて、最後にはちぎれてしまいます。今までに何本もちぎれていますが、新しいおもちゃを買ってあげると、それが次のおもちゃだと理解しているのでしょう、すぐに新しいおもちゃで遊ぼう遊ぼうとやってきます。

左のコがおもちゃ大好き君。右のコは膝の上大好き君。

ちぎれたおもちゃ。

ついさっきまで遊んでたというのにね。

新しいおもちゃ。間違えて今までより大きなサイズを買ってきてしまいましたが、気になっていないようでよかったです。遊びたくてじっとこちらを見ています。しかし、膝の上にいるコが怪しい感じです。

でたっ!遊びの邪魔をしてきました。このコは遊びたいわけではなく、やきもちで邪魔をしているように見えます。

犬と触れ合っている時は本当に癒されるものです。

革ベルトが続いていたので、気分転換にハミルトンパイロットパイオニアオートクロノにNATOストラップを装着。

NATOストラップには二通りの付け方があります。写真のように時計の裏側でピンバックルを通すように装着すると、ストラップの先端が手首の裏側にくるので、すっきりとした見た目になります。





一般的な付け方をすると、ストラップの先端が手首の外側、時計の12時側にくるので、出っ張ったり折り返したりして、ストラップに厚みがでてしまいます。



この少し変わった付け方は海外の方が紹介していましたが、僕はそれまで知らない付け方でした。いつものNATOストラップも、付け方で雰囲気が変わっていいかもしれません。


かなり久しぶりにレザークラフトをしました。作ったのは腕時計のベルトです。

これまでの製作で要領をつかんではいるものの、かなりのブランクがあったので慎重に作業したおかげか、失敗することなく無事に完成しました。

実はこの前にもチャレンジしていたベルトが他にもあったのですが、ステッチのための穴開けがずれて失敗してしまい、それまでの作業が水の泡になった経験がありました。

レザークラフトはやりはじめると数時間があっという間にたつので、最後の方で失敗すると立ち直れなくなります。

前と同じデザインです。起毛なので冬にぴったりな雰囲気です。ボールウォッチのレーサーに装着。


モコモコです。

裏面も同じ素材にしたらよかったかも。


リストショット。

革が柔らかくて着け心地はよいです。

今回使用した革です。時間があれば他の色も試してみたいです。薄焦げ茶色っぽい素材のはずですが、緑色の背景で写真を撮ってたらオレンジ色っぽく写ってしまいました。

うちの二匹の犬は両方オスですが、一方は遊びたくて仕方ない、もう一方は側にいたくて仕方ない、性格が全く異なるイタグレです。

右手でおもちゃ、左手で撫で撫で。

すやすや眠っていい気持ちなのに…

もう一匹が割り込んで邪魔します。


膝の上で繰り広げられる激しいバトル。


もうやめて!とでも言いたげな仕草に思わず笑ってしまいました。

しかもこのあと手をかけたまま顔をあげたものですから、なおさら爆笑してしまいました。

いろんなおもちゃを順番に遊んだ後は、得意の毛布かみかみ。これが始まるとしばらく一人の世界に入ります。


あーよかったという声が聞こえてきそうです。これでしばらくは落ち着いて眠れそうです。


今年も年末恒例の腕時計着用ランキングを投稿して、2017年を締めくくることにします。

*++*++*過去のランキングはこちら*++*++*
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今年のトピックスは季節を問わず機械式時計が大活躍したことです。毎年夏になるとクォーツが活躍してきましたが、それをおさえての機械式、特にSinn U1.Sの存在が大きかったと思います。

それでは早速2017年の着用日数ランキングを第1位から5位まで順番に紹介します。


◆第1位 70日 Sinn U1.S
これまでダイバーズウォッチの購入を検討することはほとんどなかったのに、まさかこんなビッグサイズのダイバーズウォッチを買うとは、今まで思ってもいませんでした。Sinnだから視認性は申し分ありませんし、テギメント加工+ブラックハードコーティングされたケースは頑丈でキズがほとんどついておらず、使っていて全くストレスを感じません。U1を好きになった方は、おそらく色違いのU1も欲しいと思ったことが一度や二度はあるのではないでしょうか。U1.Sがブラックカラーなので、渋い光沢のあるノーマルカラーのU1に厚手のブラウンのカーフストラップなんかを合わせて使ってみたいなと、しばしば思うことがあります。U1.Sを購入したのが4月だったこともあり、主に夏場に活躍しましたが、ベルトを交換すれば冬場でもいい感じです。

ジンの次はロンジンです。
惜しいですね、Sinnが並んだら、てれてZin Zinだったのに。はい、関係ありませんね。
ロンジンアビゲーションオーバーサイズクラウンシングルプッシュピースクロノグラフは見ているだけで楽しめる時計です。高級感があってなかなか普段使いできずにいましたが、いい時計なんだし使わないともったいないと思えるようになってからは着用頻度が上がって、気がつけば第2位になりました。ソリッドバックなのでコラムホイールをみることはできませんが、プッシャーの滑らかな押し心地は通常のクロノグラフにはない操作感で、触っても楽しめる時計です。回転ベゼルはノッチがなく、スムースに回転するので操作は簡単です。それゆえ知らないうちに回転してしまっていることもあり、いっそのことベゼルは固定でもよかったと思います。そうは言うものの、全体的なデザインのバランスはよく、光沢のある黒文字盤にゴールドカラーの針が上品で、いい雰囲気の時計です。

◆第3位 50日 Sinn 104
ジンの次にロンジン、その次にさらにジン。
てれてZin Zin Zinなんて言いませんよ、いやすでに言ってしまった。
やっぱり上位にランクインしてくるあたり、104は普段使いに向いた時計なのでしょう。適度なサイズで存在感もあり、両方向回転ベゼルはいつでも使えて実用性満点、いろんなストラップにも合わせやすく、時計として重要な視認性もよい、とくれば自然と使用頻度も高くなるのでしょう。104はSinnの時計として初めて買った時計ですが、購入したての興奮が今でも思い出されます。時計の仕上がりの良さが際立っていて、すっかりSinnにはまることになり、続いてU1.Sの購入につながったわけです。Sinnには他にも欲しい時計がいくつかありますが、そのたびに104を触って、これがあるじゃないか、と気持ちを落ち着け我慢しています。

◆第4位 37日 ロンジンヘリテージ1969
ジン、ロンジン、ジン、そしてロンジン。
てれてZin Zin!てれてZin Zin!2回言っちゃいました。
ここでドレスウォッチの登場、作年末に購入したヘリテージ1969です。この時計は機械式だけど薄型で大きすぎない控えめなサイズ、丸形ではないレトロ感のある時計で、普段使いというよりはスーツなどフォーマルな装いに合わせて使っています。お気に入りのベージュカラーのクロコストラップとともに、大事にしたい時計の1つです。

ついにきました、ハミルトン。この次にハンハルトプリベンター9が控えていたのですが、今年の後半に購入したということもあって、第5位には届きませんでした。手持ちのなかでは一番古い時計でありながら、毎回安定した着用率です。12時間積算計のあるクロノグラフはこれしかなかったのですが、とうとうKnot ATC-40を買ったのでデザイン的に共通するこの2つをどう使い分けていくのか、来年が楽しみでもあります。

ランキングは以上となります。

個人的に特に気に入っている時計は、Sinnの104かロンジンアビゲーションオーバーサイズクラウンシングルプッシュピースクロノグラフ、ロンジンヘリテージダイバークロノグラフです。Sinnは飾らない点が、ロンジンはどの時計にもエレガントさがある点がそれぞれの魅力かと思います。

他にも、日付窓のないハンハルトプリヴェンター9は、時間だけをささっと合わせたらすぐ使える手軽さとシンプルな文字盤で、これも気に入っている時計です。今年オーバーホールをしたハミルトンパイロットパイオニアオートクロノも、調子がすこぶるよくなったのでまだまだ使いたくなります。

もしも時計を一本しか持てないとすると、どの時計が残るでしょうか。趣味性の高いロンジンヘリテージコレクションや、厚みのあるクロノグラフは使うシーンが制限されるので、万能な時計という意味では三針もしくは二針になるのでしょう。実用性の面では分刻みのインデックスがある三針がベストでしょう。

ここで改めて三針と二針のコレクションをまとめてみました。Knotのクォーツは数が多いので写真は省略していますが。



ケースサイズ、ラグの形状、バーインデックスかアラビア数字インデックスか、針の太さや長さ、そして色、いろんな組み合わせがありますが、一本選ぶとしたら行き着くところはplainな時計かもしれません。あっ、planeじゃありませんよ。

しかしですよ、なかなか思った通りにはならないものです。仕事用にとセイコーSARB035を以前購入しましたが、数えるほどしか使用していません。なぜかというと、時計が着飾るためのアイテムの1つになっているからです。あるいは着けていて楽しいという、自己満足です。この時計とこのベルトを着けたいから、服装と靴をこうしよう、なんてことを考えてしまうんですね。逆の発想パターンもあります。

使うだけなら何でもいい時計ですが、拘りがある以上、これから先も、欲しいと思った時計や革ベルトをどうにかして手に入れようと、散財してしまうのでしょうね。来年はどんな時計に手を出すんでしょうか。そろそろ、1年間何も時計を買わなかった!と言える年があっても良い気がしています。
年末の家族旅行のお供に、先日オーバーホールを終えたハミルトンパイロットパイオニアオートクロノを連れていきました。

パイロットクロノグラフが3つ。どれを持っていくか悩みましたが、左の時計、パイロットパイオニアクロノグラフを持っていくことに。

初日のホテルで。

翌朝同じホテルで。

2日目の旅館に行く道中で。

2日目の旅館に着いて。

今夜はずっと前から予約して、待ちに待ったカニ料理をお腹いっぱいいただきました。

部屋着を着て。

いよいよ明日は2017年の着用ランキングの発表です。
ハミルトンのパイロットパイオニアオートクロノがオーバーホールから帰ってきました。


時計のオーバーホールは今回が初めてでした。手持ちの時計が増えて1つの時計をずっと使い続けているわけではないので、オーバーホールはもっと先でも多分問題はなかったと思います。


今回は時刻の遅れが目立ってきたのと、クロノ針の動きががたついていたので、早めのオーバーホールを依頼した次第です。


パイロットパイオニアオートクロノは、クロノグラフの中ではケースサイズがちょうどよく、ツーカウンターがクラシックさを、文字盤のカラーが上品さを演出してくれて、服装に左右されにくく、使いやすくて気に入っている時計です(そう言うわりに年間着用率は低いですが…)。


オーバーホールしたことで、リューズの操作感がすごくスムースになりました。ぬるぬるといいますか、機械が潤ってる感じが伝わります。クロノグラフのプッシャーも滑らかな操作感になり、オーバーホールしてよかったなと思いました。


ケースの見た目はオーバーホールに出す前と何にも変わっていません。この凹みなんかは歩きながら鉄柱にコツンとぶつけてしまった痕で、今でも思い出します。ケースについたたくさんのキズはこの時計を使ってきたからこそついたもので、自分だけの時計なんだと思えてきます。


この時計といえばジョルジオーネの革ベルトです。インデックスと針のカラーにぴったりで、お気に入りです。


最近あまり使っていませんでしたが、今回のオーバーホールで以前よりも愛着がわいてきた気がします。
ロンジンと言えばヘリテージ、ヘリテージと言えばロンジン。僕のなかではそんな関係がしっかりとできあがってしまい、ヘリテージシリーズの新作を毎年楽しみにしているわけであります。

今回はそんなロンジンヘリテージシリーズから、少し古いモデルではありますがロンジンヘリテージダイバークロノグラフを手に入れました。この時計、以前から購入候補にあがるほど気に入ったデザインでしたが、かなり高額なため購入に踏み切れずにいたのですが、出会いは突然です、買っちゃう時は買っちゃうものです。

高い時計を買ってしまい、嬉しい反面、もう当面は時計を買っちゃいけないぞと自分に言い聞かせ、今回は少し早い自分へのクリスマスプレゼントということにします。思えば昨年末もロンジンのヘリテージコレクションから、ヘリテージ1969やロンジンアビゲーションオーバーサイズクラウンシングルプッシュピースクロノグラフを立て続けに買ってしまってたんですね。1年経つのが早いです。

2週間程度使ってみましたが、愛着のわく時計です。12角形のベゼルが特徴的で、個体によってベゼルの固定された向きが異なります。

クロノグラフなので厚みはけっこうありますが、ラグが短い特徴的な形状であるのと、裏蓋がこんもりと盛り上がっているおかげで、着用感はなかなかよいです。

ケースのポリッシュ面は丁寧に磨かれていてピカピカです。リューズのネジの溝がきれいに写りこんでいます。

インナーベゼルはカウントダウン式。設定した時刻までの残り時間を読み取れます。

ラバーベルトは肌触りがよくて、埃の付着が気にならないさらさらしたタイプ。Sinn U1.Sのラバーベルトが埃がつきやすいしっとりタイプだったので、こちらの方が使いやすいです。バックルはエクステンションに加えて、微調整できるようにバネ棒を通す穴がいくつか空いています。

最近では数年前の古い時計でも、タイミングが悪ければ品切れになることもあって、買うタイミングが難しいと思うことがあります。特にロンジンの時計はマイナーで、店舗に置いていないモデルはたくさんあります。

そんなことはさておき、ここまでの写真を見て何かお気付きでしょうか。インナーベゼルが中途半端に回されていますね。実は意味があるんです。大した意味ではありませんが。

インナーベゼルの赤い円弧を口だと思うと、時計を見る人にスマイルでこたえてくれているように思えてくるんです。時計の表情が変わるとはまさにこのこと。何とも愛嬌のあるフェイスです。ということで、今年最後の時計はロンジンヘリテージダイバークロノグラフになり、昨年に続いてロンジンで締めくくりとなりそうです。