※この記事は2012年12月9日に投稿した記事です♪
こんばんは。
くもたろうです。
少し、雲にまつわる話をいたします。
日本最古の和歌は日本神話でスサノオの歌った
「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」
(やくもたつ いずもやへがき つまごみに やへがきつくる そのやへがきを)
と言われています。
〈意味〉
雲が何重にも立ちのぼり、雲が湧き出るという名の出雲の国に、
八重垣を巡らすように、雲が立ちのぼる。
妻を籠らすために、俺は宮殿に何重もの垣を作ったけど、
ちょうどその八重垣を巡らしたようになあ。
ヤマタノオロチを退治してクシナダヒメを得たスサノオが、新婚の宮を造るべく出雲の土地をさすらいました。須賀の地に至ったとき、「ここに来て私の心は清々しくなった」と言って、そこに宮を作ることにしました。心が清々しくなったから、須賀
というわけです。そして、その地に宮を作るときに雲が立ち上るのを見て詠んだのが上の歌だと言います。
スサノオと妻のクシナダヒメを光で縁どられた雲が包み込んでいく、そんな風景が目に浮かびませんか。
荒ぶる神として有名なスサノオですが
このように文芸の祖としてのお役目もあるのですね。
おっと、前フリが長くなりました。
今日はこの八雲(やくも)の「や」。
「や」から始まるプラスの言葉をお贈りします。
八雲(やくも)からもわかるように
「や」は数字では「八」を表します。
末広がりを表すこの数字はアラビア数字で書くと8。
無限大も表してとてもパワーのある数字です。
七(な)で成り立ったことを継続し、広げていく働きもあります。
「八」は日本と結びつきの強い数字で
日本神話の中では聖なる数として扱われています。
古事記では、本州・九州・四国・淡路・壱岐・対馬・隠岐・佐渡を総称して日本のことを八洲(やしま)と読んでいますし、(偶然でしょうが、)「ヤマト」の「や」でもありますね。
自然のすべてのものには八百万(やおろず)の神が宿るともいいます。
とてもめでたい
弥栄弥栄(いやさか、やさか)の「や」です。
「や」は発展していくエネルギーです。
さて、
「八」は上から下へと見ると末広がりですが、
下から上へと見てみると
古いものを打ち破るために
エネルギーを集中させていく形にも見えます。
このエネルギーを一気に放つと「矢」(や)になって飛んでいくのですね。
そうかと思うと
「八」は下にいるものを雨露から守る「屋根」の形にも見えます。
そんなところから
「休む」や「安らぎ」や「優しさ」の「や」は生まれるのでしょうね。
***
八雲は出雲にかかる枕詞です。日本研究家のラフカディオ・ハーンが小泉八雲と名乗ったのは、出雲(島根県松江市)に一時住んだことがあるからなのだとか。また、八雲はハウン=ハーンに通ずるからだという説もあるようです。
ふうん(^-^) そうなんだ~。
***
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
「優しさ」が末広がりに広がって
世界がますます和らぎますように。
※「や」から始まるプラスのコトノハもお楽しみください♪
こんばんは。
くもたろうです。
少し、雲にまつわる話をいたします。
日本最古の和歌は日本神話でスサノオの歌った
「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」
(やくもたつ いずもやへがき つまごみに やへがきつくる そのやへがきを)
と言われています。
〈意味〉
雲が何重にも立ちのぼり、雲が湧き出るという名の出雲の国に、
八重垣を巡らすように、雲が立ちのぼる。
妻を籠らすために、俺は宮殿に何重もの垣を作ったけど、
ちょうどその八重垣を巡らしたようになあ。
ヤマタノオロチを退治してクシナダヒメを得たスサノオが、新婚の宮を造るべく出雲の土地をさすらいました。須賀の地に至ったとき、「ここに来て私の心は清々しくなった」と言って、そこに宮を作ることにしました。心が清々しくなったから、須賀
というわけです。そして、その地に宮を作るときに雲が立ち上るのを見て詠んだのが上の歌だと言います。
スサノオと妻のクシナダヒメを光で縁どられた雲が包み込んでいく、そんな風景が目に浮かびませんか。
荒ぶる神として有名なスサノオですが
このように文芸の祖としてのお役目もあるのですね。
おっと、前フリが長くなりました。
今日はこの八雲(やくも)の「や」。
「や」から始まるプラスの言葉をお贈りします。
「や」
やっ
やあ
やおろず
役者ぞろい
約束する
躍動する
役得
役に立つ
易しい
優しい
養う
矢印
野心家
休む
安らかな
やすらぐ
野性的な
やった
やってのける
宿す
屋根
やぶさかでない
破る
山
やまびこ
山分け
やりくり上手な
やりこなす
やり手
やりとげる
やりぬく
やんわり
八雲(やくも)からもわかるように
「や」は数字では「八」を表します。
末広がりを表すこの数字はアラビア数字で書くと8。
無限大も表してとてもパワーのある数字です。
七(な)で成り立ったことを継続し、広げていく働きもあります。
「八」は日本と結びつきの強い数字で
日本神話の中では聖なる数として扱われています。
古事記では、本州・九州・四国・淡路・壱岐・対馬・隠岐・佐渡を総称して日本のことを八洲(やしま)と読んでいますし、(偶然でしょうが、)「ヤマト」の「や」でもありますね。
自然のすべてのものには八百万(やおろず)の神が宿るともいいます。
とてもめでたい
弥栄弥栄(いやさか、やさか)の「や」です。
「や」は発展していくエネルギーです。
さて、
「八」は上から下へと見ると末広がりですが、
下から上へと見てみると
古いものを打ち破るために
エネルギーを集中させていく形にも見えます。
このエネルギーを一気に放つと「矢」(や)になって飛んでいくのですね。
そうかと思うと
「八」は下にいるものを雨露から守る「屋根」の形にも見えます。
そんなところから
「休む」や「安らぎ」や「優しさ」の「や」は生まれるのでしょうね。
***
八雲は出雲にかかる枕詞です。日本研究家のラフカディオ・ハーンが小泉八雲と名乗ったのは、出雲(島根県松江市)に一時住んだことがあるからなのだとか。また、八雲はハウン=ハーンに通ずるからだという説もあるようです。
ふうん(^-^) そうなんだ~。
***
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
「優しさ」が末広がりに広がって
世界がますます和らぎますように。
※「や」から始まるプラスのコトノハもお楽しみください♪
※ 元氣が生まれるプラスの言葉 【一覧表】 ※
な に ぬ ね の
は ひ ふ へ ほ
ま み む め も
や ゆ ゆ よ
ら り る れ ろ
わ