🍀心と身体
365日の相談室
カウンセリングの現場から
#027
こんにちは。
カウンセラーの神社昌弘です。
僕は20年間、カウンセラーとして、たくさんの方の人生に寄り添ってきました。
その中には、本やYouTubeでは伝えきれなかった、
「人生が少し整う瞬間」があります。
今日も、その物語を一つ、お届けします。
ある日。
心の専門家として働く女性が相談に来られました。
席に着くと、
少し照れくさそうに笑いながら、
こう話してくださいました。
「頭ではわかっているんです。」
「でも、できないんです。」
その言葉には、
自分自身へのもどかしさがにじんでいました。
お話を伺うと、
心が乱れるたびに、
ネガティブな気持ちを何とかしようと頑張ってこられたそうです。
・前向きにならなきゃ
・切り替えなきゃ
・こんな気持ちではいけない
そう思えば思うほど、
心はさらに苦しくなってしまう。
そんな毎日だったと話してくださいました。
僕は、その方にこうお伝えしました。
「無理に消そうとしなくても、大丈夫ですよ。」
「その気持ちも、今のあなたの一部です。」
悲しみも
不安も
焦りも
すぐになくそうとしなくていい。
まずは、
「そんな気持ちなんだね。」
と、自分で受け止めてあげること。
それだけでも、
心は少しずつ力を取り戻していきます。
その方は、
しばらく黙って聞いておられました。
そして、
安心したように、
ゆっくり息を吐きながら言われました。
「ホッとしました。」
その一言が、
今でも心に残っています。
帰られる頃には、
こんな言葉をくださいました。
「焦らず、自分を責めず、少しずつやっていきます。」
その後ろ姿を見送りながら、
改めて思いました。
人は、
正しい答えを知っているから前へ進めるのではありません。
「そのままでも大丈夫。」
そう思えたとき、
心は少しずつ、
安心できる場所へ戻っていくのだと思います。
今日のひとこと
できない自分を責めるより、
できない自分にも、
「それでいいよ。」
そう声をかけてあげてください。
心は、
安心できる場所から、
少しずつ動き始めます。
今日も、誰かの人生が少し整いました。
また明日、相談室でお会いしましょう。
※この「365日の相談室」は、20年間・3万件以上のカウンセリング経験をもとに綴っています。プライバシー保護のため、年齢・状況・構成などは変更・再構成しており、複数の事例をもとにした内容も含まれます。また、掲載にあたってご本人のご了承をいただいている内容を含みます。特定の結果や効果を保証するものではありません。この物語が、どこかで誰かの「大丈夫」につながれば嬉しく思います。
※この記事は、ご本人のご了承をいただき、お客様のお声をもとに再構成して掲載しています。
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僕自身の闘病や人生経験から見つけた、
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読み終えたあと、少しホッとできる手紙です。
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