そらいろの暮らし

そらいろの暮らし

*天然の塩や麹調味料を使うことで叶う、がんばりすぎない健康的な食事*手作りエプロンや生活雑貨のこと*暮らしをちょっと楽しく、楽にする知恵*病気を乗り越えた自分の体験など
そして心の中のことや日々のくだらないことまで?!ディープめに書いてます



寝たまま脇の窓のカーテンを開け放つと見える空。


もう15年以上この部屋に寝ているのに、

こんなふうにして見たことがなかった。


なんだか一枚の絵みたい。


自分が気がつかないだけで、

周りにはすごく素敵な世界があったり

幸せが置かれていたり

恵みがあったり

するのかも


そんなことを思いました。









麹との出会い


私の育った神奈川県の中部あたり(私は愛川町というところで育ちました)には

お祝いの時やお祭りの時

また何かがなくても

日常的にそれぞれの家で酒まんじゅうを作るという文化がありました。



私のおばあちゃんの世代くらいまで、

その文化は普通にありました。



その下の世代、

お母さん世代になると、酒をかけない(作れない)人たちが多い。

このへんでは麹と水を混ぜてまんじゅう用のお酒を作ることを

「 酒をかく 」と言いました。

AIに聞いてみたところ、かく、という表現は

「 醸す 」という言葉から派生したものではないか、ということでした。


今は周りでこの言葉を聞くことはほとんどなくなりました。


余談ですが、

方言というものも絶滅しかかってますね。

このあたりでも昔は神奈川弁?愛川弁?

があり、お父さんはそれでしゃべっていて、

「 どんなにしゃっちょこばったって(がんばったって)オレにゃあ勝てねえ! 」

とか

「 あすこのばあさんが腰をおっぺしょってよお、

えっちらおっちらきやったんだわ(腰の曲がったおばあちゃんが一生懸命来た) 」

「 そんな話聞くとよぉ、涙がひょうぐれちまうんだ(涙がふきだす、とまらない) 」

「 それをやんのにごっちょおしやってよー

(それをやるのに苦労してよ) 」

みたいな。

私はしゃべらない世代、というかこれを私が同年代の人にしゃべっても、多分通じない。

ずいぶん前に本で見たのですが、世界的に、

固有の言葉が失われると、その地域の固有の植物や動物も絶滅する、という研究がありました。

言葉が失われた場所の地図と、絶滅、あるいは絶滅危惧種の地図を重ね合わせると、ほぼ一致する、という研究。

私だけかもですが、子どもの頃と比べて

なんとなく世界が均一化してつまらなく感じるのは

言葉も含めて文化的なものが均一化してしまったことと関係があるのかな、と感じます。



話は戻って、まんじゅう作りのお酒。


この「 酒をかく 」のが難しい、というのは

どの人も口々に言っていて、、、

そんなに難しいんだ、と常々思っていました。

中学生くらいの頃、まだ周りに酒まんじゅう作りをするおばさんやおばあちゃんがたくさんいた頃

私も教えてもらいたいな、教わっておかないとなくなっちゃうんじゃないかな、という一種の危機感みたいなものを感じていました。


でもいつも出来上がったものを

おいしい〜チュー音譜と食べるだけで、

結局は一度も教わることがなく、

学校を卒業し、就職して…と忙しい日々に流されていきました。

その頃はあちこちから

まんじゅう作ったんだと、としょっちゅうもらえる時代だったのです。

だから、このおばさん達がいなくなったら誰か作れるのかな、とうっすら思いながら、いつも食べられる状況に甘んじていました。


結婚し子どもが産まれ、忙しく過ぎる中で

まんじゅうをあちこちからもらうなんてことも減っていき、地域のお祭りで婦人会?の人が出品する酒まんじゅうを買う、

それ以外にはほとんど手に入らなくなっていきました。

でも私の思い出の味は、お祭りで出てるものは近いけど、、、

地域の特産品としてお店で売ってる酒まんじゅうとはちょっと違う。


気がつけばもう日常的に作る人が歳を取ってやらなくなったり亡くなったりして、家庭から酒まんじゅう作りが消えていきました。

この10年近く、誰かに教えてほしいと周りの人に声をかけてみましたが、上手な人はもういなくなっちゃったとか、歳だから無理とか、なかなか教えてくれる人に出会えませんでした。

出会えそうになるんだけど、やっぱりだめになったりとか、なかなか繋がりませんでした。

おかしいなあ…

残すべきものならご縁ができるはずなのに…

そんなふうに思う中、そもそも、酒をかく時の麹ってなんだろう?どんなもの?

発酵させるんだよね、、、

要するに甘酒??

いや違うか、、

あ!どぶろくみたいなもの?!

…そうかも。。。。

と考えるようになり、今は作るのを禁止されているというどぶろくについて調べ、作ってみました。

でも正解もわかんないし、ここからどうすれば

おまんじゅうにできるのかもわからず

結局廃棄。。。

それからも各地の酒まんじゅうについて

ネットで調べたりとか、

相変わらず麹ってなに??と思っていました。


そんな時、保温ポットで失敗なくつくる甘酒の学校のことを知ります。

甘酒も、昔おばあちゃんがお風呂に浮かべたりこたつに入れたりして温度管理をして作ってくれて

それを真似してやってみるもいつも失敗で、

(まだネットもない時代)甘酒作りも苦手意識があったので、自分で麹から甘酒を作りたいと思い

関東の講師の方を探して甘酒の1DAY講座に申し込みました。


その先生の自宅は大森のタワマンで、

そこで麹というものについて初めてお話しを聞き

保温ポットで麹と水だけで作る、

飲むための甘酒を教えて頂きました。

麹の腸内環境改善効果や肌の保湿効果などについて聞いて、へえ〜〜っっと感動しました。

そこから毎日のようにその甘酒を作り、毎日せっせと飲む生活を続けていました。

半年以上、一年くらい?かな、続けて

なんだかお通じや体調がいい…

そんな変化にも気がつくほどになっていきました。


でも相変わらず、麹ってなに?

という疑問は残ったままで、

麹の根本的なことが知りたい、発酵って何か知りたい、酒まんじゅうの酒はどうしたらできるのか知りたい と思っていました。



つづくニコ






今日もありがとうございます✨

良い日を✨