明日6月1日(木曜)に笑太郎くんはついに総理秘書官を辞任する。

辞めるのが5月31日ではなく6月1日の理由は,

国家公務員の夏のボーナスの基準が

「6月1日在職」であること(夏は6月30日支給)、

給与は民間企業のような日給月給制ではなく、

国家公務員は月の1日でも出勤したら満額支給される「完全月給制」だからだ。
(笑太郎くんの給与は、月額が特別職第12号俸の58万6200円。
 半年に1度の期末手当=ボーナスは秘書官の場合、

 月額の4.3か月分が支給=夏のボーナスは252万660円。退職金は?)

総理は
「退職金やボーナスは辞退、あるいは返納する旨、本人の意思を確認している」
と答えているが、
「国家公務員に支給された手当は返還できない」
と法で定められている。

「退職金やボーナスを受け取らない意思」
であっても、支給自体を止めることは法的に出来ないのだ。

ということは、
①返納したくても出来ない=そのままウヤムヤ、

 相撲で力士が懸賞金を手刀を切ってもらうように、

 笑太郎くんもありがたく頂戴する
②どこかに寄付する
と思われるが、

寄付の場合は赤十字や赤い羽根、あしなが育英会、

日本ユニセフといった慈善団体であるはずはない。
岸田議員の資金管理団体への寄付になるはず。


ここを経由して資金洗浄され、

別名目で笑太郎くんにキックバックされる仕組みなのだ。
(資金管理団体は相続税逃れでもあり、いずれ父から無税で引き継げる)

なので「6月1日」の疑惑を国民の多くが知り、総理が
「本人が返納する意向」
と言わざるを得なくなったのだけど、
これも総理じゃなくて笑太郎くん本人がなぜ会見しないのか不思議。

総理は
「けじめのための交代」
であり

「更迭ではない」

と言い張るのは、笑太郎くんは6月2日から

昨年の9月までの議員事務所勤務の公設秘書に戻ることが決まっていて、
「人の噂も七十五日」
国民が忘れた頃に、
「天災は忘れた頃にやってくる」
ように、

いずれ機会をみてゾンビのように復活しようと企んでいるからだ。

笑太郎くんが総理秘書官に就任したのが昨年10月4日。


その2か月後には官邸忘年会、さらに翌月には総理に帯同して

フランスや英国を訪問し、秘書官でありながら父の威光を笠に
高慢な態度で現地大使館の公用車で観光ざんまいしたのだが、
今回の秘書官辞任劇は世論調査の結果でも本人の反省でもない。


文春砲第二弾が、さらなる驚愕ネタを炸裂するというウワサが駆け巡ったから

あわてて辞任するに至ったのだ。

文春砲は過去、ベッキーや多目的トイレの渡部健、パパ活議員など、

世間にナメた態度を取ると第2弾、第3弾が炸裂して

さらなる窮地に立たされた同情されない人が多い。

あくまで可能性だが、
昨年10月に総理秘書官就任、12月に官邸忘年会、

1月に英国、フランスで観光ざんまい…、
毎月非常識な問題を起こしているのだから、

2月以降も何かしでかしているに決まっているし、

笑太郎くんは脇が甘すぎるからネタは多いはずだ。

文春は1月の英仏観光以降、笑太郎くんを徹底マークしていたに違いないし、
親戚のSNSで流出した今回の官邸忘年会の第1弾で世間の注目を集めたところで

第2弾を撃つ、第2弾こそが真の狙いなのだという流れだったに違いない。

ハニートラップ系?
G7サミットで何かやらかした?

例えばG7に電撃訪日のゼレンスキー大統領に
「一緒に写真を撮りたい」
と近づいて護衛に殴られたとか、
バイデン大統領の「ビースト」に乗ろうとして

警護SPに銃を突き付けられたとか?

文春は毎週木曜に発売される。
当初は「厳重注意」で留任だったのが急に「辞任」、
しかも疑惑の「6月1日付け辞任交代」というのは変だよね。
文春の動きを察知しての辞任、もみ消しに違いないよ。


今朝のテレ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」では、
元民主党議員で弁護士の菅野志桜里氏、

官邸のスポークスマン田崎史郎氏がゲストとして招かれ
「世襲議員」について論議されたが、
「世襲議員の弊害」
について菅野氏は、
①庶民感覚や弱者の気持ちが想像つかない
②世襲議員が若返っても支援者はそのままなので若者の声が政治に反映しない
③政界への新規参入の機会が奪われ、政治家の質が低下する
 子どもに後継させるため後援会を継続維持し

 子どもに引き継ぐまで議員を辞めたくても辞められない老害
と語り、玉川氏は
国元では殿様や王様が世襲していくのは中世の話。
中世は社会が変わらない時代。
近代は科学技術の進歩が著しいが、親の後援者は既得権益を得ていて、
その利益が守られる前提で後継者を支援するなら、

新しいことに変わって既得権益を手放したくない。
そのため新しい発想を止めさせる、ブレーキをかけるバイアスが働く。
ジェンダーバイアスや日本の移民政策の立ち遅れはこういうことからきている。
日本が進歩せず停滞しているのはこのためだ。

と語った。

笑太郎くんは明日6月1日付で辞任するが、
一歩後退して安泰の公設秘書に戻るのではなく、
四国八十八ヶ所霊場巡りや滝行で穢れ(けがれ)を清め、邪念や雑念が抜くとか
非正規で1年くらい働いて弱者の苦しい立場を体感するとかの選択肢は

なかったのかな?


毒親による過保護でバカ息子?
 

今どき「バカ息子」というと、ほとんどの人が思い浮かべるのが、
そうあの人、岸田総理の息子だろう。

今回は官邸内で昨年末の忘年会時の「組閣ごっこ」画像が
文春砲で流出してしまった。

官邸の玄関ホールにある赤じゅうたんが敷かれた西階段での私的撮影は
今回が初めてではない。

2015年には安倍元首相が音楽プロデューサー・秋元康氏や
幻冬舎社長・見城徹氏、ネクシィーズの近藤太香巳社長、
GMOインターネットの熊谷正寿社長、損得舎の佐藤尊徳社長といった
「アベ友」5人を秘密裏に公邸に招き、西階段で安倍総理を中心に
5人が囲んで撮影した「組閣ごっこ」写真が流出しフライデーに報じられている。

ということは、リア充政治家の思い出づくり症候群の象徴が「西階段」で、
そこは権勢を誇れるインスタ映えする撮影スポットでもあり、
ここでの流出されていない画像は相当あるのかもね。

 

なので笑太郎くんもそこで撮影したのだろう。


笑太郎くんが最初に国民から大ヒンシュクを買ったのは、今年1月。

首相とともにフランスや英国を訪問し、秘書官でありながら父の威光を笠に
高慢な態度で現地大使館の公用車で観光したり土産購入をしていたと
週刊新潮が報じた。

父は総理であり、うぬぼれて理性を失っているのはあるだろうけど、
頭に日の丸の鉢巻きをして官邸や国会議事堂の千代田区永田町界わいを
ストリーキングしたり、ピンポンダッシュして逃げ去るとか、
日本共産党本部に「寿司30人前」とかのウソ注文をするとか、
国家機密を中国に流してしまうとか、
日本は核はないけど、核のボタンを押してしまうとか…、
彼は非常識ではあってもそこまでイカれポンチではない。

彼は慶応大学法学部政治学科を卒業し、
三井物産を経由して父の公設秘書になり、現在は政務秘書官になっている。

それらは父の威光は多少あったのかもしれないが、
高校は広島県の中高一貫、偏差値70の私学の進学校(修道高校)を
卒業しているのだからパープーでは有り得ない。
クイズ「東大王」に出演してもそこそこ解答できる頭脳なのだ。

近年、飲食店やコンビニのアルバイトが食材などで
不衛生な悪ふざけ動画が問題視されるが、
笑太郎くんはこういった幼稚なウケ狙い的バイトテロでもない。

私が若い頃は携帯電話はもちろん、ポケベルさえも無い昭和時代だったが、
パソコンや携帯電話、スマホなど、生まれた頃から当たり前のように
ネット環境が身近にあった現在のZ世代にとっては、
SNSへの投稿に対するハードルは低いものと思われる。
私はスマホではSNSは利用しない、というより出来ない。

LINEも沖縄在住時は長女が設定して私でも一時期使えたが、
三重県に越してから「WIFI」がどうたらこうたらとかで使えなくなり、
携帯SHOPではなぜだかLINEの対応してくれず使用不能に至っている。

動画や音楽だってスマホでは視聴せずパソコンでしか視聴しない。

昔、携帯電話の操作に不慣れな頃に
データ量だかわからないけど高額請求が社会問題視されたことがあり、
通信量とかギガとかSHOPの丁寧な説明にも私の知能では理解できず、
恥ずかしい話だが、脅えて通話やメールだけしか出来なくなっているのだ。

その逆に、Z世代はネット社会に慣れ過ぎていて
「不特定多数に見られている」という意識が薄くなりがち。

ネットが身近でありすぎるがゆえに、リスクを知ることもなく
気軽にSNSを利用しているのも流出の一因と思われる。

笑太郎くん本人は「悪いことをした」という意識はおそらく薄く、
忘年会画像も参加者だけの秘密にしていなかったのが流出の原因だと思う。

この意識の希薄さはまたいつか官邸テロを引き起こすに違いない。
さて、次のトラブルは何かな?


笑太郎くん問題が表ざたになったのは2回だが、
彼は32歳なのに本人からの直接の会見は一切無いし、もちろん謝罪もない。

本人に成り代わって父親が弁明、謝罪をし彼の更迭はしないらしい。
これが他の閣僚の息子だったら総理はどういう扱いをするのだろう?

政務秘書官の役割は総理である父を支える立場なのに、
トコトン足を引っ張っている有害無能ぶりだが、総理は自宅で息子に
「こんなことしちゃダメでしょ!バレないように出来ないの?」
と叱るだけでお終いなんだと。


総理大臣秘書官は現在8人いる。
毎朝、官邸に入る岸田総理の後にカバンを持って
ゾロゾロ歩いている人たちが秘書官たち。

8人のうち2人が政務秘書官で6人が事務秘書官。

事務次官は見た目はさえないおっさんたちだが
各省庁から派遣されたエリート、エキスパートばかりで、
財務2人、外務1人、経産1人、防衛1人、警察1人で構成され、
彼らは朝から晩までコバンザメのように総理に付きっきりで支えているが、
「官邸の心臓部」を支える秘書官を見れば
官邸の「性格」がある程度わかると言われている。

政務秘書官2人のうち筆頭格が嶋田隆・元経済産業事務次官、
もう1人が笑太郎くん…。

4月の全国統一地方選挙で、彼は総理の名代として
候補者と共に支援者を回っていたというが、
まさか各地の大名観光旅行じゃないよね?

総理は長男の彼に政務秘書官として政権運営の最前線で経験を積ませ、
将来の自らの後継として育てる考えのようだが、世襲問題ももちろん問題だけど、
それ以前に彼は人間的に国会議員たる資質があるの?
(国会議員といってもパパ活くんや居眠りくん、旧N党など粗大ゴミも多いけどね)

今年1月のパリ・ロンドンでの公用車利用の観光や今回の「組閣ごっこ」では
本人が会見せず、父が代弁した。

おそらく、保育園や小中学校、高校大学時代も含め、
身の回りのことなど両親がなんでもかんでもやってあげたり
必要以上に甘やかしたりしたことが日常化、
いつしか岸田家ではそれが当たり前になっているのだと思う。

彼は自立心が芽生えないまま32歳になり、それでも
「いざという時は親が何とかしてくれる」
「やってもらって当たり前」
という甘さが抜けずに、
年老いた親のスネをいつまでもかじり続けるタイプなんじゃないかな?

「クイズ!ヘキサゴンⅡ」でおバカタレントとして大ブレイクした
元「羞恥心」のメンバー野久保直樹、覚えている人も多いはず。

紳助が反社との関係が問題視され始めた頃、何かのインタビューで彼は
「ボクはスターの階段を確実に一歩一歩登っている…」
と答えたことがあった。

紳助ファミリーであり、ワタナベエンターテインメント所属だったから
彼はチヤホヤされていただけなのに
「自身の実力や置かれた立ち位置とか何もわかってないんだな」
と思っていたら、彼は薄給が理由でワタナベを一方的に辞めて独立し、
ほどなくして紳助が芸能界から引退したことで、
野久保は芸能界から一気に干されてしまった。

笑太郎くんにも何だかそういう危うさを感じてしまうのだ。


親の過保護は子どもの自制心が弱まってしまう可能性がある。

「子どもの願いを叶えてあげたい」
のは親心だが、度が過ぎると逆効果になるのだ。

おもちゃ売り場でギャーギャー騒ぐ子どもへの親の対応を考えると、 
「毅然とした態度で絶対買わないという態度を示す」
のが正解と思うが、

親は子どもがダダをこねる前、
「今日は買わないよ」
と言い聞かせているはずだ。

一度「ダメ」と言ったらそれを非情であってもとことん貫く。
「ダメなものはダメ。例外は無い」
ということを子どもに伝えないといけない。

子どもがどんなに泣き叫ぼうが、寝転がって床の掃除をしようが
周りの嘲笑の目を気にしてどんなに恥ずかしかろうが、
「じゃぁ、今日だけだよ」
なんて根負けして言ってしまうと、子どもは
「あ、ダダこねちゃえばいいんだ」
とずる賢く学習してしまう。

 

子育ては時には子どもとの格闘技であるべきなのだ。

願望や欲求は、時には我がままや自分勝手な行動につながるが、
要求すべてを受け入れてばかりでは、
子どもは健全な欲求と我がままの違いがわからなくなってしまう。

子どもが自分の思い通りにいかないことに直面すると、
自制心が鍛えられていればセルフコントロールが出来るが、
過保護な環境に育つと自制が難しくなる。

自制心は自分を守る力の1つだから、
子どもは甘やかしたほうがラクな時もあるが、適切な対応を心がけたい。
これは愛犬や愛猫のしつけにもつながることだと思う。

心理学でいう「resilience(レジリエンス)」は、
困難で脅威を与える状況にもかかわらず、
うまく適応する過程や能力、適応の結果のことで
「精神的回復力」とも訳されるが、
子どもが過保護な環境にいると困難や失敗を迎える前に親が助けてくれるため、
回復力が身に付かずに身体だけが成長してしまう。

子どもは親の管理下にある間は困難を感じずに過ごせていても、
社会には多くの困難や失敗が待ち受けている。

幼いうちから、小さな失敗を繰り返していれば自然と回復力が身につくはずだが、
いい年こいて大人になってから、初めて挫折を味わった時のショックは
計り知れないはず。

ホントかどうかわからないけど、
「ライオンは子を崖から谷底へ落とし、這い上がってきた子供だけを育てる」
ということわざ?がある。

これは
「可愛い子どもにはあえて試練を与えなさい」
という発想からで、
「目標を達成する喜びや生きていることに感謝する」
ということを教える意味なんだと思う。

食べ物のない谷底に落とされた子どもは、生きることに一生懸命になり
崖を登らなければエサもなく生きることさえ出来ない。

「成功をするためには諦めずに試練を乗り越えることだ」
という教えで、
「可愛い子には旅をさせよ」
我が子が可愛いなら、親の元に置いて甘やかすことをせず、
世の中の辛さや苦しみを経験させたほうが良い、ということなんだけど、
総理はこれを知ってるのかな?

32歳の子どもにも
「異次元の過保護」
をするような人が総理では、

日本の未来も暗雲が漂うのはある意味当然かもね。

 

昨日5月25日(木曜)午後2時、

0歳から6歳までのおよそ140人の園児が通う問題の「認定こども園」で

全保護者を対象に緊急の保護者説明会が開催され、

約100人の保護者が出席したことが昨夜報じられた。


説明会は午後2時から4時までの2時間の予定が大幅に延びて

終了したのはなんと午後7時…。

保護者
「どういう不適切な保育があったのかを質問されているんですけど、

 はっきりはお答えをもらっていない状態です。
 報道にあった内容以外に何があったかをお聞きしているんですけど、

 『まだお答えできない』という状態です」


疑惑のある政治家や著名人が報道陣から厳しい質問を受けたとき
「捜査中なので何も話せない」
というお決まりの不誠実な逃げ答弁は聞き飽きているが、
問題こども園は警察の捜査ではなく市の聞き取り調査なのに
「お答えできない」
のだと。

警察の取り調べ中での発言は証言は証拠になり、偽証は罪になる。
警察以外の報道関係によるインタビューの場での発言内容で

余計なことまでペラペラ話すと
西武ライオンズの山川穂高選手のように自ら不利を招きかねない。


そのため弁護士から、
「警察以外でうかつなことは話さないこと、回答は出来るだけ差し控えるべき」
と口止めされているのだ。

問題こども園は、

現段階では警察による虐待疑惑の取り調べの有無はわからないが、
桑名市の聞き取り調査が継続的に行われているらしい。


でもこども園側の「ノーコメント」は保護者に対し失礼であり無責任だ。

市への報告内容は失墜した信頼回復のため

保護者にもイコールでなければならないはずだが、
問題こども園は一見誠実さを装いつつも何とか保護者をなだめ、ごまかして

早期幕引きを画策しようと懸命なのだ。

ジャニーズの性加害問題で藤島ジュリー景子社長が、
「私は知らなかった」
「告発内容が事実と言い切れない」
「第三者委員会の設置はせず社内に相談窓口を設ける」
という不誠実な構図と似ていて実に情けない。


4月28日(金曜、GW前の最後の平日)、

市も立ち会う中、保護者らが呼びかける形で行われた説明会が実施され
当時の園長は謝罪と5月7日付で「引責辞任」の名のもと

さっさと逃亡辞任してしまい、
全ての罪を6人の保育士になすりつけてしまった。

他のスタッフたち全員は保護者の厳しい監視のもと、遠山の金さんでいえば、

お白洲のむしろに座らされているつらい状態が続いている。


不適切保育を見て見ぬふりをしたり頰被り(ほおかぶり)したはずだから

完全無罪ではないが、少なくとも不適切保育はしていないのだから、

この際知りえるブラック情報は保護者に包み隠さず話し、膿を出し尽くすべきだ。

保護者は子どもを安心してこども園に預けたいだけ。
そのために
「正直に、不適切保育の実態を明かせ」
と言っているのだ。


園側は不適切保育を真摯に認め、今後園児を安心して園生活が送れるように
安全管理、安全教育にどう取り組むのかを保護者と何度でも徹底討論し、
健全な保育・運営方法を確立すべきなのだ。


虐待や不適切保育があったこども園は最悪としても、
保護者が14年も前から市に相談しながら

「私立園だから」と門前払いした市の責任も重い。

伊藤徳宇(なるたか)現市長は3期目になる。
フジテレビ職員から桑名市議会議員を2期務め、

2012年12月から市長に就任し11年目になる。

問題こども園では少なくとも14年前から不適切保育があり、
当時から市に相談をして門前払いにされていたということは、
市長の在任期間中ずっと不適切保育が放任されていたことになるのだ。


一昨日24日(水曜)、メーテレ(名古屋放送)「アップ!」では

桑名市長が喜々として取材を受けていた。

恋愛や結婚を目的とした「マッチングアプリ」を、昨年2022年11月,

大手の「Pairs」と全国で初めて連携する協定を結んだのだと。

桑名市長
「協定を結んだ大きなきっかけは人口減少です。

 桑名市の人口が14万人を切り、大変な危機感を覚えているところです」

桑名市は昨日25日(木曜)から3日間、

婚活アプリの使い方などを紹介するセミナーや相談会を開くというのだから、
もう行われているはず。
 

市の「結婚新生活支援事業」では、

新婚世帯に対して最大60万円が支給されるらしい。


行政主催の婚活・お見合いパーティーは全国で行われているが、
運営するのは婚活プロではなく公務員による住民サービスの一環。

「ナイナイのお見合い大作戦!」は

コロナで中断したのか終了したのかわからないけど、観てる分には面白かったが、

お見合い参加女性は男性の人間性や生き方よりも

外見や資産が選択ランキング上位にあるようで
回を重ねるたびに興味が薄れてきた。

私が沖縄在住時は本島北部の東村で婚活パーティがあったが、

女性参加者が少なすぎて再募集のあげく中止になった記憶がある。

だいたい、「異次元の少子化対策」の岸田政権も

「異次元」という言葉選びとパフォーマンスはすごいけど、
実態は目先、小手先政策でしかないし、

少子化対策を問うより放蕩バカ息子の常識を問い、厳しい処分が先じゃないの?

「異次元の少子化対策」だって、

小泉政権の規制緩和「聖域なき構造改革」で非正規雇用者が増大し、
その後の日本経済が長期低迷したこと、

何より未来に希望が持てないことが少子化の原因だと私は思う。

なので、桑名市が婚活アプリを結婚適齢期の市民に広めたところで

成果は望めないんじゃない?

市長は婚活成果よりも自分の好感度ポイントを上げ

目立ちたいだけなんじゃないの?


そんなことより幼児の保護者が安心して預けられるこども園、保育園の

政策創りを幹部任せではなく自らが主導して創り上げるべきだと思うけどね。



三重県桑名市「こども園」の虐待…。

三重県桑名市「こども園」の虐待②

 

三重県桑名市「こども園」の虐待③

三重県桑名市「こども園」の虐待④

 

三重県桑名市「こども園」の虐待⑥

三重県桑名市「こども園」の虐待⑦
 

沖縄の「シーサー」というと、古民家の屋根の置物として、

沖縄に観光に行った人は見たことがあるはず。

「シーサー」とは沖縄方言の「獅子」で、

守り神になって屋根に上がった霊獣神、元々はライオン。


古代オリエントでは、百獣の王・ライオンを王の権力や聖なるものの象徴として

宮殿や神殿などに飾った。
その代表が人間の頭とライオンの胴体を持つスフィンクス。

これがシルクロードを経て、実際のライオンを見たことがない地域に伝わり、
中国では「獅子」になり、日本は中国から朝鮮半島経由で伝来し

「獅子」や「狛犬」に、琉球では「シーサー」、

シンガポールでは「マーライオン」になった。


琉球王国は中国の冊封国で13~15世紀に伝来したといわれている。


「シーサー」は守り神になって屋根に上がり、

日本では「狛犬」が邪気を祓う守護獣として神社を守った。
(神社では口を閉じているのが「狛犬」、

 口を開けているのが「獅子」で一対に置かれていることが多い。
 「シーサー」も一対である場合は口が開いているのが「オス」、

 口を閉じているのが「メス」)。

 屋根に上がるのは魔物を捕え、災いから守る「オス」といわれている)

「シーサー」は琉球王朝時代から続く

伝統的な家の魔除け・守り神みたいに思えるけど、

一般家屋に普及したのは明治以降。


沖縄の民家の赤瓦屋根は白い漆喰(しっくい)で瓦と瓦の隙間を

塗り固めているので強烈な台風の暴風にも耐えられるが、

こういう建物が一般家庭に普及したのは明治時代に入ってから。


瓦職人が余った漆喰で「シーサー」を作って屋根に載せていった。

沖縄戦前は、本島でも過疎地域はまだ茅葺(かやぶき)屋根の家が多く、
「台風で吹き飛ばされたりした家があれば、

 部落民が総出で柱の組み立てや茅葺を手伝っていた」
と北部の古老から聞いたことがある。

そういう地域では部落を見下ろす高台や入口に

「シーサー」が設置されているらしい。


「シーサー」が家屋の屋根に設置されているのに対し、

住宅地の路地で見かけるのが「石敢當(いしがんとう、せきかんどう)」。


「シーサー」も「石敢當」も「STOP the 魔除け」。


「シーサー」は魔物が家の門からの侵入を阻止する最後の守護神だけど、
「石敢當」は道を直進する魔物を阻止するため、

道の突き当り(T字路なども)に設置されている石碑、石柱。

「石敢當」は古代中国の勇敢な武将「石氏」の「石」に、

「無敵」を表す「敢當」を合わせた邪気祓いのオブジェ。


沖縄だけでなく、鹿児島県や台湾、香港、シンガポール、マレーシアにも

あるらしいけど沖縄以外では見た記憶がない。
犬がマーキングするあたりに設置されているから見落としていたのかな。

今の時代では「石敢當」は車除け、

「シーサー」は突然ピンポーンとやって来る訪問勧誘や

ルフィ除けのおまじないとして自分で念を込めて作るのもいいかもね。

桑名市が三重県に報告書を提出し、

問題行為が常態化していたと判断されれば、県は
「認定こども園法に基づく特別監査を検討する」
とされている。

厚労省の社会福祉法人に対する指導監査では「一般監査」と「特別監査」がある。

「一般監査」とは、
すべての社会福祉法人に対して定期的に実施する指導監査で、
1年に1回実施することを原則としているが、

特に大きな問題が認められない優良な社会福祉法人については

3年に1回とされている。

「特別監査」とは、重大な問題が認められた社会福祉法人や

不祥事の発生した社会福祉法人に対して、

改善が図られるまで継続して特別監査が実施され、
「改善命令」「業務停止命令」「解散命令」といった行政処分もある。

社会福祉法(昭和26年法律第45号)抜粋
(監督)
第五十六条
4 所轄庁は、社会福祉法人が、法令、法令に基づいてする行政庁の処分

  若しくは定款に違反し、又はその運営が著しく適正を欠くと認めるときは、

  当該社会福祉法人に対し、期限を定めて、

  その改善のために必要な措置(役員の解職を除く。)をとるべき旨を

  勧告することができる。
5 所轄庁は、前項の規定による勧告をした場合において、

  当該勧告を受けた社会福祉法人が同項の期限内にこれに従わなかつたときは、

  その旨を公表することができる。
6 所轄庁は、第四項の規定による勧告を受けた社会福祉法人が、

  正当な理由がないのに当該勧告に係る措置をとらなかつたときは、

  当該社会福祉法人に対し、期限を定めて、

  当該勧告に係る措置をとるべき旨を命ずることができる。

遅くとも2009年ごろから不適切保育が常態化していた桑名市の認定こども園が

「特別監査」になるのは当然としても、
認定こども園にすべての責任を押し付けるのではなく、
「保護者が繰り返し不適切保育を市に相談していた」
にもかかわらず、
桑名市が「私立園だから」という理由で

歴代担当者が真摯に対応してこなかったのも重大な不手際であり
こんな怠慢は絶対に看過すべきではない。

保護者からの切実な相談を約14年も聞き入れなかった
桑名市の担当部署にも「特別監査」級のペナルティが必要なはずだ。

ジャニーズの性加害問題で会社側は第三者委員会設置を避け
「死人に口なし」「人の噂も七十五日」とうやむやのまま

早期幕引きを図ろうと懸命だが、
今回の桑名市の「こども園」不適切保育問題も目先だけの解決を急げば、
ジャニーズや桑名市は今後も同様なことが起きるはずだ。

膿を出し尽くし信頼回復に取り組むべきだろうが、
公務員が国民・住民に対して損害を与えたとき、

その公務員は原則として責任を負わない。

なぜなら、国家賠償法という法律によって、

国や公共団体が責任を負うことになっている(国家賠償法1条1項)のだ。

それに今回の損害は「モノ」ではなく園児の「心」だけに

責任の負わせ方も難しい。

約14年にわたる子ども未来部の保育担当者に、
もし過失責任を問うような場面があるなら、
この期間に就任している現市長はさらなる責任を負わないといけない。

となると、市長は責任を取りたくないはずだから、お決まりの
「今後、二度とこのようなことがないように…」
という心に響かない謝罪をして、歴代の保育担当の責任も問われず
やむやになるものと思われる。


「社会福祉法人花園福祉会 長寿認定こども園」
のHPは
「ただいま大変混み合っています。
 ただいまアクセス集中により、ページが表示しづらい状況となっております。
 システムトラブルを防ぐため、サイトへの接続可能数を制限しています。
 しばらく時間を置いてから、再度お試しください。
 ※混雑していると、この画面が繰り返し表示されることがあります」

と表示されているが、まれに閲覧できるの?

なぜ「こども園」のHPを見たいかというと「理念」が何かを知りたいから。

一般に、大きな会社の立派な社長室の壁には

「企業理念」とかが額に入れられて飾られている。


「企業理念」は創業者の経営哲学だけど、

経営者が代替わりしたり利益至上主義の執行役員が実権を握ると
顧客満足(CS)を軽視して顧客の信頼を裏切ることがある。

食品偽装では不二家や三重県伊勢名物の赤福餅、大阪の老舗料亭・船場吉兆…。

「こども園」の理念って?

なので、以下で調べてみた。
三重県社会福祉法人地域公益活動 みえ福祉の「わ」創造事業運営委員会みえ福祉の「わ」創造事業

『みえ福祉の「わ」創造事業』について(pdf)

参画団体一覧(北勢地区)
社会福祉法人 花園福祉会

このページの一番下に
「法人情報」
という表があり、
その下に
「URL https://www.chojuen.org/」
がある。


これを開くと
「長寿苑」
のHPになる。

「社会福祉法人 花園福祉会」
「花園福祉会」が「長寿苑」と「こども園」の経営母体なのだ。

上部中央の「長寿苑について」
を開くと
「法人概要・沿革」
があり、ここには以下のように書かれている。


法人名    社会福祉法人 花園福祉会
職員数    120名(2020年4月現在)
事業内容    特別養護老人ホーム長寿苑
地域密着型介護老人福祉施設長寿苑
ショートステイ長寿苑
デイサービス長寿苑
居宅介護支援事業所長寿苑
長寿苑カフェ
長寿認定こども園


昭和37年(1962年)12月   

 地域住民の声を受け、県より設立認可を受け、

故加藤光道が定員60名の私立長寿保育園を開設する。
平成30年(2018年)7月   

 長寿保育園園舎の建替えにあたり認定こども園に移行し、

長寿認定こども園を開設する。

上部中央の「長寿苑について」
を開くと「ご挨拶」があった。


地域に根づいた福祉サービスを提供します。
花園福祉会は、介護・子育ての総合的なサービスを提供している社会福祉法人です。1962年に地域住民の声を受け、定員60名の認可保育園を開設したのを始まりに、

桑名市で初の特別養護老人ホームや認定こども園の開設など、

桑名市でも50年を超える歴史を持ちます。
時代やニーズに合わせて、様々な施設やサービスを展開してきましたが、

これらのサービスの連携や質を高め、

住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう取り組んでいます。
具体的に長寿苑では、実際介護が必要となった際の

「居宅介護支援事業所」をはじめ、

介護状態やご家族の意向に合わせて選べる施設、

サービスの提供を行っています。

「デイサービス」、「ショートステイ」といった在宅サービス、

「従来型特養」、「ユニット型特養」といった施設サービスが、

併設した建物内にあるため、スタッフのスムーズな連携、

顔なじみによる信頼関係の構築など、

ご利用者様やご家族様が安心して最適なサービスを選択できる体制を

構築しています。

また、近隣地域にお住まいの方を対象に「長寿苑カフェ」を開催し、

健康維持のための運動や管理栄養士考案の健康ランチの提供など、

安心して住み慣れた自宅で健康に過ごせるよう、

在宅支援体制の充実も図っています。

その下に
「長寿苑 理念」

がある。


心身一如
「こころ」と「からだ」は一つ。
このことを気づくのに、人はずいぶん時間がかかります。
からだの成長が心に追いつかない青春期、
こころの求めにからだが応じられない中年期。
そして、老いて初めて一つになる「こころ」と「からだ」。
豊かな表情がそのまま健康へとつながり、
からだを動かすことがそのまま明るい笑顔となる。
「この心身一如のときを共に素敵に生きること」を
長寿苑の理念としています。


おそらく「こども園」の理念も同様と思われる。

理念の中に「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉が出てきた。

これは鎌倉時代に曹洞宗を開いた道元禅師が「正法眼蔵」で説いた言葉で

「東洋医学」の基本的理念。

「ホジュン-宮廷医官への道-」という韓ドラがあり年に数回BSで放映されるが、
主人公の心医・許浚(ホ・ジュン)が、中国の古今の医書を再編集しつつ、

朝鮮独自の医学も盛り込まれた医学百科事典のような

「東医宝鑑」を編纂するまでの偉人伝だけど、
このドラマでも何度も「心身一如」が出てくる。

西洋医学では、「心と体は別のもの」と考えられ発展してきたが、
東洋医学では「こころと身体はひとつ」という概念。

東洋医学では「病は気から」という言葉があるように、

心と体は密接につながっていて、
例えば怒りやストレスなどがあると、無意識に身体の力が入りやすくなり、

ちょっとした刺激にも過剰に反応する。


この状態が長期間続くと、自律神経のバランスが崩れ、

身体がだるい・疲れが取れない・なんとなくやる気が出ないといった

身体の不調を引き越し、それが心にも影響してしまう、
「心の不調が身体の症状に影響したり、身体の症状が心の不調を招いたりする」
という考え方に基づいた治療で発展してきた。

立派な理念は「絵に描いた餅」ではなく実践してこそ意味があるのだが…。


幼少期で最も大きな変化が起こるのは2歳から3歳の間。

2歳から3歳までの間に、赤ちゃんだった子どもは幼児にまで成長するが、
幼少期に負った心の傷は大人になっても消えない。

多くの保育士は真剣に子どもたちに寄り添い向き合っているが、
不適切保育の問題は、こうした保育士たちも傷つけているのだ。

市と保育園、保護者が連携した情報共有できる仕組み、

安全・安心の保育体制の構築を整えなければならない。

政府はおざなりの「次元の異なる少子化対策」を掲げているが、
子どもを安心して預けられない、子どもの未来も明るくないようでは、

その効果はおぼつかないに決まっている。



三重県桑名市「こども園」の虐待…。

三重県桑名市「こども園」の虐待②

三重県桑名市「こども園」の虐待③

 

三重県桑名市「こども園」の虐待⑤

三重県桑名市「こども園」の虐待⑥

三重県桑名市「こども園」の虐待⑦