社長備忘録

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かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂

1月26日(月) 今朝のスピーチの内容は「仕事の変化」についてでした。

 

近年、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の重要性が認識されて、多くの産業でデジタル化が進められ構造改革に取り組んでいます。

 

我々の業界も、従来の「土地を測って図面にする」という二次元の測量から、三次元測量(3D測量)が主流になりつつあります。

 

例えば、UAV(ドローン)や3Dレーザースキャナーなどの新たな機種の登場により、点群データ(3Dデータ)を用いて設計や管理の効率化が進んでいます。

 

さらには、デジタルツインやメタバース、AIの活用により、「現実世界をリアルタイムで仮想空間に再現(3次元)し、それを管理、運用する」という、まさにこれまでと次元の違う変化が始まっています。

 

このようにDXの進展に伴い、単なる業務効率化にとどまらず、新たなビジネスモデルや専門職が生まれ、既存の職種にも新たなスキルが求められています。

 

我々の業界では、過去にもアナログからデジタル時代への変化があり、トレース業や青焼図面がCADソフトウェアやプリンターの普及により無くなりました。また、現在では平板測量をすることもほとんどありません。

 

つまり、再び私たちは、デジタル技術を活用して新たな価値を創出して競争力を高める「次のステージ」に移るか、それとも、変革の必要性を認識しながらも、これまでの働き方に慣れて行動に移せずに「今のステージ」に残るか、岐路に立たされています。

 

最後に、歴史的に見ても、ダーウィンの言葉の通り、「唯一生き残るのは、変化に最もよく適応した者である」ということです。技術は常に進歩していて戻ることはありません。すでに目と前の景色の変化に気づいている人は、新しい技術にトライしている人になると思います。

 

以上、ありがとうございました。

1月19日(月) 今朝のスピーチの内容は「仕事の三面等価の原則」についてでした。

 

仕事における「三面等価の原則」とは、マクロ経済学におけるGDP(国内総生産)の「生産・分配・支出」が等価である原則を組織運営に応用したもので、組織のメンバーに与えられる「権限、責任、義務(説明責任)」の3つが等しい関係にあるという考え方になります。

 

この3つの要素を見て行きます。

 

まず、仕事には、任された職務や役割を全うする「遂行責任」と、結果に対する「結果責任」があります。

 

次に、職務を全うするために、人、モノ、金、情報などのリソースを活用し、意思決定をする「権限」があります。

 

そして、職務の遂行状況を上司や関係者に報告・連絡・相談し、結果について説明する「義務(説明責任)」があります。

 

つまり、仕事を任されれば、やり切る責任があり、わからないことは先輩社員や上司に相談する権限があり、その仕事に問題ないか、進捗はどうか、結果はどうなったかなど報告する義務があります。

 

この正三角形が崩れて不等辺三角形になってしまうと、業務の停滞や責任転嫁などの問題が生じることになり、組織の改善が必要になります。

 

当然ながら、新人のうちは大きな仕事はできません。小さくても正三角形になるように心掛けることが大切になります。そして、肩書きが上がれば比例して、責任、権限、義務の正三角形は大きくなって行きます。 

 

最後に、今の自分の仕事のやり方は、正三角形になっているか、大きさは肩書通りか、確認してほしいと思います。

 

以上、ありがとうございました。

12月22日(月) 今年最後のスピーチの内容は、「一年を振り返って」でした。

 

自分自身の今年の3大ニュースとして、地域での役割やケガと体調管理、そして新しい職場についてスピーチしました。

 

このように、多くの人が年末になると一つの区切りとして、一年を振り返ると思います。

 

この振り返りによって、自分自身を客観的に見つめ、この1年で自分がどう成長でき、どんな学びを得たのかをしっかり確認することが大切になります。

 

もちろん、中には上手くいかなかったことも失敗もあったことと思いますが、良かった点も悪かった点も全部ひっくるめて振り返ることが重要になります。

 

そうすることで、来年の目標や抱負が明確になって来ると思います。

 

さて、今年の国内の重大ニュースを振り返ってみます。

 

やはり、「Expo2025大阪・関西万博」が一番にあげられると思います。会社でも、7月に猛暑の中、社員視察旅行で行きました。今となっては、「ミャクミャク」も愛おしく思えます。

 

また、次の日に行った万博記念公園では、55年前の大阪万博(1970年)の「太陽の塔」との再会ができて、当時を懐かしく思い出すことができました。

 

他にも、コメ価格高騰と政府備蓄米の放出や相次ぐ熊による人身被害が重大ニュースとしてあげられ、これらの状況は現在も解決していません。

 

そして、政界では日本の憲政史上初の女性内閣総理大臣が誕生しました。高市政権の発足から2ヶ月になりますが、支持率は70%台と高い水準にあります。これは、国民の大きな期待の表れだと思います。

 

さて、来年は午年になります。午年は「前進」「飛躍」を象徴する干支とされています。特に来年は「丙午(ひのえうま)」で「情熱」「勢い」が加わります。フェラーリやポルシェのエンブレムの跳ね馬のように馬力を発揮して、飛躍の年にしたいと思います。

 

それでは、一年ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

 

2025視察旅行①     

2025視察旅行②

12月8日(月) 今朝のスピーチの内容は、「姿勢と集中力」についてでした。

 

あるテレビ番組で、予備校講師の林修先生が、子供の「しつけ」に一番大切なことは「姿勢」であると言っていました。

 

「なぜ、集中できないか?」の問いに、「集中できる「姿勢」ができてないから」と答えています。

 

また、「姿勢の良い不良見たことありますか?」や「姿勢のいい子は成績の良い子が多い。」とも言っています。

 

この姿勢については、大人でもスマホやPCの長時間使用の影響で姿勢が悪く、猫背気味(スマホネック、ストレートネック)の人が多いと言われています。

 

特に、デスクワークでは頭部に酸素と血液が多く集まります。その際、首と肩が凝っていると脳に酸素や血液がきちんと循環されなくなり、高い集中力を持続できなくなります。

 

また、前かがみの姿勢になると呼吸が浅くなり、凝りと同様に脳に酸素が十分に届かず、やはり集中力が欠けてしまう要因になります。

 

背筋を伸ばしシャンとした姿勢で椅子に座るには、「腰骨を立てる」ことが大切になります。

 

これは、日本古来の「禅」や「武道」にも通じ、腰骨を立てて姿勢を正すことは、心身のバランスを整え、集中力や精神力を養うための基本姿勢になります。

 

さらに座る姿勢を正すことで歩く姿勢も良くなり、周りから好印象を持たれることになります。

 

このように、姿勢は正すことは、最も効率的に能力を発揮できたり、他人から大切にされたりする作法といえます。

 

改めて、デスクワークや車の運転などで姿勢を正すことを実践したいと思います。そして、仕事の成果が上がることにも期待したいと思います。

 

それは「いつやるか?」と聞かれたら、やはり、「今でしょ!」となるわけです。

 

以上、ありがとうございました。

11月4日(火)今朝のスピーチの内容は「里山について」でした。

 

先週、市街地への熊出没の原因の一つとして、手入れされた里山の減少をあげましたが、この週末に草刈りに参加して来て現状を報告してくれました。

 

里山とは、人々が住む周囲にある山や森、雑木林、田畑、ため池などを長い間人の手によって維持された地域で、自然と共生して生態系を支えています。

 

その地元では、毎年11月から12月に草刈りや伐採などをして里山を維持管理しています。

 

地域には約200世帯あり参加者を募りましたが、15人程度で年配者ばかりでした。

 

これから毎週土日の午前中、2カ月かけて、延長3km、幅約30mのゾーンを手入れして行くことになりますが、若い世代の参加者が少なく残念な気持ちになりました。

 

その理由を考えると、道具の問題があります。参加者は軽トラで移動しながら草刈機を使って作業して行きます。農業や林業に従事していないと、必要な道具が用意できません。

 

それに、現場は山腹が多く、斜面での草刈りは経験と大変な労力が必要になり、慣れていないと危険が伴います。

 

さらに、ほぼボランティアで 、年末に向けて2ヶ月も週末が潰れてしまうとなると、今の時代、積極的に参加する人が少ないのもわかります。

 

しかしながら、自然の変化は正直です。人間の事情で自然との調和が崩れればどうなるかは、毎日のニュースを見ればわかると思います。

 

少子高齢化の中、田舎暮らしの我々にとって、「郷に入っては郷に従え」の通り、先例を踏襲していくのか、それとも、新たな方法で対応して行くのか、転換期を迎えていることは間違いないと思います。

 

いずれにしても、みんなで暮らしているという「共助」の精神が大切になると思います。

 

以上、ありがとうございました。

10月27日(月) 今朝のスピーチの内容は「気候変動と人口減少と生態系の変化」についてでした。

 

10月も今週で終わりますが、今年も暑い日が続き、今月中旬には鹿児島県で35℃に到達し、観測史上最も遅い猛暑日を記録しています。

 

この猛暑日が続いた影響は、農作物に「高温障害」を引き起こし、生育不良による収穫量の減少や品質低下を招いています。

 

また、近年、イノシシや鹿、猿などの野生の動物が市街地で目撃され、特に今年は熊の被害が多く、毎日のように人が熊に襲われています。

 

この市街地に出没する熊を「アーバンベア」と呼び、山奥にいる臆病なクマとは異なり、人や生活音に慣れていて警戒心が薄く、日中の明るい時間帯に市街地に出没することがあり、住宅街や農地などで人と接触する危険性が高くなっています。

 

その原因として、木の実などの餌不足や里山の減少、市街地においても空き家や工作放棄地の増加など、人と野生動物の棲み分けが曖昧になってきていることがあげられます。

 

もちろん、そういう事情など野生動物たちが分かるはずがなく、逆に自分の縄張りに人が入って来ていると思っているかもしれません。

 

それに、今後も気候変動の影響で餌不作が続いたり、暖冬で冬眠しなくなったりしたら、年中餌が必要になり、益々、人家に近づき被害は増えることになると思います。

 

すでに、この危機的状況に対して、特に被害が多い秋田県は自衛隊の派遣を要請しています。

 

もはや、呑気に「森のくまさん」を口ずさんでいる場合ではありません。野生動物との共生は喫緊の課題として真剣に考える必要があります。

 

以上、ありがとうございました。

10月20日(月)今朝のスピーチの内容は「成人と責任」についてでした。

 

入社して2年目に入り、7月には二十歳になりました。

 

2022年の法改正により「成年年齢」は 18歳に引き下げられ、すでに成人になっていますが、これまであまり実感は無く、二十歳に成って、改めて大人への仲間入りができたと感じました。

 

そこで、二十歳の節目と社会人2年目の今、これまでと何が変わったのか考えました。

 

その時浮かんだ言葉が「責任」でした。

 

まだ大きな仕事はできませんが、上司や先輩との約束や仕事の期限を守ることはもちろん、自分の行動や発言、雑用であっても「責任」があるということに気づきました。

 

このように、どんなに小さな仕事でも、大きな仕事の一部であり、手を抜かずに丁寧に取り組む姿勢が大切になります。

 

例えば、日々の電話の応対や成果品のまとめ方など、小さな仕事ほど人間の本質やセンスが表れると思います。

 

そして、小さな仕事が、結果として、チームや組織の目標達成や大きな成果につながり、最終的には大きな仕事を任されるようになると思います。

 

今は「小さな責任」を積み重ねて、仕事の基礎を固めて欲しいと思います。

 

最後に、渋沢栄一氏の著書『論語と算盤』の中から、「些細なことを粗末にする大雑把な人間は、大きなことを成功させることはできない。」を記します。

 

以上、ありがとうございました。

9月29日(日) 今朝のスピーチの内容は「入社10年と豪雨災害 」についてでした。

 

2015年(平成27年)の4月に入社して10年になります。

 

そして、その年の9月に台風18号から変わった温帯低気圧と台風17号の影響で線状降水帯が発生して、関東や東北地方は甚大な災害に見舞われました(平成27年9月関東東北豪雨)。

 

会社では、次の日から通常業務をストップして、現地調査を始めました。

 

現場に向かう途中で、広い田んぼの中に流されている車や床上浸水した家を初めて間近で見て、改めて水の凄さ感じました。

 

それからは忙しく、皆さんと夜遅くまで仕事をしていたことは、経営理念にある「輝ける使命感を持て」に通じると感じました。

 

このように、地元で豪雨災害が発生すると「いざ、鎌倉」ではありませんが、会社が一丸となって取り組むところが社風になっています。

 

また、若手にとっては、短期決戦の災害復旧に携わることで、一気に仕事のスキルを身につける機会になっていると思います。

 

もちろん、このような豪雨災害が起こらないに越したことはありませんが、すでにその4年後の2019年(令和元年)10月には、台風19号(令和元年東日本台風)が猛威を振り、平成27年よりも大きな被害をもたらして、今も関連する業務を行っています。

 

今年も各地で線状降水帯やゲリラ豪雨が発生して、これまで経験したことないような記録的な大雨を観測しています。もはや、豪雨災害は起こるものと認識しておく必要があると思います。

 

そして、10年前は新人でしたが、次は中心となって活躍することを期待しています。

 

以上、ありがとうございました。

9月22日(月)今朝のスピーチの内容は「凡事徹底」についてでした。
 
今年、阪神タイガースは球団創立90周年の節目の年に、藤川球児新監督のもと、プロ野球史上最速でリーグ優勝しました。
 
その藤川監督が選手に示した方針が「凡事徹底」でした。
例えば、野球の基本、守備、バント、走塁を撤退的練習しました。そして、一点を取り一点を守る野球を心がけました。また、試合後のミーティングに力を入れて、特に負け試合では、原因を細かく抽出してチームの責任として情報を共有しました。 

この「凡事徹底」は、メジャーリーグのイチロー選手や大谷翔平選手も実践していて、結果は誰にでもわかると思います。

そして、「凡事徹底」を日常生活で見ると、掃除、整理整頓、挨拶などを徹底して行うことになり、特別なことではなく、平凡なことや当たり前のことを徹底してやり抜くことになります。

また、「凡事徹底」は、パナソニック創業者の松下幸之助氏やイエローハット創業者である鍵山秀三郎氏が大切にした考え方として知られています。
 
松下幸之助氏は、取引先の企業を訪問された時、経営がうまくいっているかどうかを瞬時に見抜かれたというエピソードがあります。『一つめは従業員の「あいさつ」、二つめは職場の「整理・整とん」、三つめはトイレなどの「掃除」です。』つまり、当たり前のことが当たり前にできるかで、店の経営が分かるというのです。
 
会社でも、この凡事徹底は「5S」として毎日実践していますが、「凡事徹底」を、「退屈なことの繰り返し」と「誰にでもできることを誰にも真似できないレベルで徹底する」との意識の違いでは、必ず、仕事の成果や人の成長として現れることと思います。
 
最後に、「凡事徹底」は、これまでもブログに何回も登場しています。この「凡事徹底」の大切さが一人でも多くの人に響くことを願っています。

以上、ありがとうございました。

 

第572回「安全のABC」

第477回「一人前の罠」

第198回「7分間の新幹線劇場-心をこめて仕事をすること」

第111回「いやなことは”私がよろこんで”」

9月16日(火) 今朝のスピーチの内容は「子供の頃に夢に描いていた職業」についてでした。

 

小学校を卒業する時に、未来の自分に向けた3つのメッセージをタイムカプセルに入れて、学校の敷地の3箇所に埋めました。

 

そのカプセルを埋めるのは下級生なので、どこに埋めたかはわかりませが、地図を残してもらいました。

 

それらを30歳、40歳、50歳の10年毎の節目に掘り出し、答え合わせをすることになっています。

 

そして、先日、最後の3つ目のカプセルを開けるために同級生が集まりました。

 

そこに書かれたメッセージは、「未来の僕、私、〇〇の仕事をしています」でした。

 

その仕事とは、小学生らしく「プロ野球選手」や「パイロット」、「F1ドライバー」など夢のような職業から、「ケーキ屋さん」や「お花屋さん」のように現実的な職業がありました。

 

そんな中で、自分が書いたメッセージは「大工さんになりたい」でした。記憶をたどってみてると、当時、親戚の家の建て替えがあって、一人で家を建てる大工さんの姿がカッコ良かったことを思い出しました。

 

このように、誰でも子供の頃には、なりたい職業を夢に描いたことがあると思います。しかし、大人になって、実際にその職業に就ける人は少ないのが現実だと思います。

 

このメッセージを、30歳の時に見たら、また違った感想を持ったかもしれませんが、50歳を過ぎて人生の後半の今、もし、なりたかった職業と今の職業のギャップが大きかったら、笑うしかないでしょう。

 

そして、もし、逆に過去にメッセージを送れたら、「人生は思い通り行かないことが多いけれど、大丈夫、元気でやっているよ」と、12歳の自分に送りたいと思います。

 

以上、ありがとうございました。