社長備忘録

社長備忘録

かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂

5月11日(月)今朝のスピーチの内容は、「人生は連続ドラマ」についてでした。

 

ゴールデンウィーク前、会社の懇親会の挨拶で、人生を映画や連続ドラマに例えてお話しました。

 

「人生は、自分が主演であることはもちろん、監督であり、脚本家でもあります。そして、撮影はNG無しの一発撮りで、実録ノンフィクションになりますが、脚本は常に書き換えることができます。

 

また、人生がNetflixのようなシリーズもののドラマだとしたら、今はシーズンいくつになるでしょうか。

 

いずれにしても、一度きりの自分の映画やドラマですから、名作にしなければなりません。

 

これからのゴールデンウィークの中で、未来への脚本をじっくり練ってほしいと思います。」

 

それを受けて、早速、これまでの人生を振り返り、スピーチしてくれました。

 

「シーズン1は、生まれてから学生時代で、親に育ててもらったり、学費や生活費を出してもらったり、自立前の自分がいます。

 

シーズン2(20代)に入ると、大学を卒業して、右も左もわからないままに社会に出て働き始めました。2度の甚大な河川災害の復旧に携わり、深夜まで設計の仕事をするなど「質よりも量」の経験をしました。はじめは長時間の仕事が苦痛でしたが、次第に地域に貢献しているというやりがいがモチベーションとなり、仕事の本質に触れたように感じました。

 

そして、現在、シーズン3(30代)にいます。結婚して子供も授かり、生活が一変しました。仕事の方も、「働き方改革」や「DX」が叫ばれ、限られた時間の中で成果を上げる働き方に変わって来て順応しているところです。

 

最後に、間もなく始まるシーズン4(40代)が、より良いシーズンになるように、今から脚本を練って行きたいと思います。」

とスピーチをまとめていました。

 

このように、自分の人生を自らの脚本とすれば、例え、今起きている「最悪な出来事」も、将来の「ハッピーエンド」のための伏線として書いてあるはずです。

 

また、脚本は、今この瞬間からの「行動」で書き換えられるとしたら、すぐに「行動」に移すことができるでしょう。

 

最後に、この物語のエンディングロールは人それぞれで、いつ流れるかわかりませんが、名作として残るような作品に作り上げたいと思います。

 

以上、ありがとうございました。

3月23日(月)今朝のスピーチの内容は「人生と音楽」についてでした。

 

娘さんが大学受験を終えて、無事、"サクラサク"となりました。

 

そして、この受験勉強の間、彼女の支えとなったのが、Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)の曲でした。

 

このように、誰にでも、チャレンジしている時や心が折れそうになった時に、そっと支えてくれる応援歌があると思います。

 

これには、私たちの脳と音楽の密接な関係にあるようです。

 

曲を聴いて、自分の現状や過去の経験が歌詞の内容と重なったとき、深く共感し、安心感や孤独感の解消につながり、前向きになります。

 

また、好きな音楽を聴くと、脳内でドーパミンやセロトニンなどの幸せホルモンの分泌が活発になり、気分が高揚し、ポジティブな感情が引き出されるため、元気が湧いてきます。

 

特に、17歳前後の多感な時期に聴いた音楽は、脳が最も敏感で感情豊かなため、一生の記憶として深く心に残るようです。

 

同様に、過去のある場面を思い出すとき、そのときの流行歌を想い出したり、逆にその曲を聴いた瞬間に、当時の景色や気持ちまで一気に戻って来たりすることがあります。

 

それは、音楽が、脳の海馬(記憶・検索)や扁桃体(感情)を同時に活性化させるため、言葉以上のインパクトを心に与えると言われています。

 

最後に、多くの人がApple MusicやYouTubeなどに、お気に入りの「プレイリスト」があると思います。そして、そのプレイリストは、人生の喜怒哀楽を通して、映画のサウンドトラックのように脳に記憶されて行くことになると思います。

 

以上、ありがとうございました。

3月16日(月)今朝のスピーチの内容は「世代間の認識の違い」についてでした。

 

皆さんは、「8時10分前に集合」と聞いて、何時に集合しますか?

 

一般的な解釈として、「7時50分」に集合する人が多いと思いますが、今のデジタル世代では、「8時9分頃」と解釈する人が多いようです。

 

その原因には、生活環境の変化にあるようです。

 

前者は、予定時刻の10分前には到着し、相手を待たせない、不測の事態に備えるという慣習や、アナログ時計の針の位置から「8時の10分前」には集合します。

 

一方、後者は、スマートフォンやデジタル機器のデジタル表示に慣れていて、時間を1分単位で捉えるので、「8時10分の少し前」に集合するとなるわけです。。

 

ちなみに、NHK放送文化研究所によると「8時10分前」のような表現は、時刻を客観的・時系列的に伝える場面では原則として使用しないことになっていて、情報を正確に伝えるために「午前7時50分」のように具体的な時刻で伝えることを推奨しています。

 

結局のところ、相手を待たせない「時間厳守」の本質は変わりませんが、慣習的な「10分前」という教え方は「正確な時刻」へと変わって来ているようです。

 

実際に家族との待ち合わせでも、LINEで「あと5分」「今着いた」とリアルタイムに共有できるようになっています。

 

このように、インターネットやデジタルツール、AIによってコミュニケーションは、単に便利になったというだけでなく、場所や時間を選ばず、コミュニケーションの質とスピードの両面で大きな変化が起きています。

 

最後に、日本語は言語の中でも世界最高難度と言われていて、美しい言葉もたくさんあります。これからも、言葉は世代によって受け取り方が変わったり、新しい言葉が生まれたりすることと思いますが、「ありがとう」のような大切な言葉は変わらずに使い続けてほしいと思います。

 

以上、ありがとうございました。

3月9日(月)今朝のスピーチの内容は「コペルニクス的転回」についてでした。

 

最近の息子たちに流行っているアニメに「チ。-地球の運動について-」があります。

 

「チ。-地球の運動について-」は、15世紀のヨーロッパを舞台に、教会が真実とする「天動説」に反する「地動説」を命がけで証明しようとする人々を描いた物語で、NHKでも放送されています。

 

歴史的にも、「地動説」と聞くと、ニコラス・コペルニクスや「それでも地球は動く」で有名なガリレオ・ガリレイの名前が浮かびますが、天動説を覆し科学的に確立されるまでには、思考の転換、観測技術の発展、そして宗教的な弾圧との闘いという長い紆余曲折がありました。

 

哲学者カントは、物事の見方が180度変わってしまう事や既存の物事を根本的に転換させた表現を「コペルニクス的転回」と呼んでいます。

 

そして、この「コペルニクス的転回」は我々の日常生活で常に起きています。

 

特にスマートフォンやAIの登場は、生活様式だけでなく「思考そのもの」にも大きく影響を与えています。

 

例えば、調べるより検索、記憶より保存、考えて書くよりAIで下書き、情報は待つから即時へと、ここ10年ほどで私たちの知識の得方や判断のプロセスは確実に変わっています。

 

我々の仕事もニ次元(点)から三次元(空間)に変わって来て、格段に扱う情報量が増えています。

 

このように、一度、仕組みやプロセスが変わって生活に溶け込んでしまうと元には戻れないものです。

 

結局のところは、ダーウィンの進化論(生き残ることができるものは変化できるもの)になってしまいますが、我々の働き方も「社会の変化に合わせて自分を変えていけるか、自分たちで会社を変えていけるか」が重要なテーマになると思います。

 

以上、ありがとうございました。

 

第212回「パラダイムシフト」

3月2日(月)今朝のスピーチの内容は、「ゴミ拾いは運拾い」でした。

 

日課となっている朝のウォーキングでゴミ拾いをするようになってから、「ゴミ拾いは運拾い」という言葉の意味を考えるようになりました。

 

昔からゴミを拾うことは、落ちた運やご縁を拾い上げる象徴として、縁起の良い行いとされて、「徳を積む」と言われています。

 

また、ゴミが落ちていることに気づくことは、周囲への配慮や仕事への意識を高め、「気づく力」を養います。

 

そして、誰が捨てたかわからないゴミを代わりに拾うことで、心が豊かになり、プラス思考や達成感が生まれます。

 

このように、「ゴミ拾いは運拾い」と言うように、他人が落としたゴミ(運)を拾うことで、自らのツキを呼び込む行動と捉える考え方で、大谷翔平選手が実践していることで知られています。

 

ただし、このゴミ拾いは、トイレ掃除と同様に「陰徳」になり、人知れず善行を積むことが肝心で、結果、後から良い報いがあるという教えになります。

 

反対に、善行であっても、報酬のためや周囲にアピールするために積む徳を「陽徳」と言い、例えば、「ゴミを拾っていたら宝くじに当たった」と「宝くじに当たるためにゴミ拾いをしている」では、全く違うということです。

 

陰徳を積むのなら、誰が見ていなくてもお天道様(神様)が見ていると思って続けることだと思います。

 

最後に、たとえゴミを拾い続けて宝くじに当たるような大幸運が訪れなくても、陰徳を積んで身の回りに起こる小さなラッキーに気づけたら、それはとても幸せなことだと思います。

 

以上、ありがとうございました。

 

第538回「徳を積む

第583回「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」

 

 

 

2月24日(火) 今朝のスピーチの内容は、「安全管理」ついてでした。

 

日曜日の夜、東京スカイツリーで20人を乗せたエレベーターが止まり、救出に5時間以上かかった事故がありました。

 

現在、臨時休業して4基のエレベーターを総点検しているところですが、事故を起こしたエレベーターは、2017年にも人を乗せたまま停止していて、その時の原因は不明ということでした。

 

また、最近の鉄道会社において、運休や遅延が多くなっています。

 

先日、架線が切れて停電し、始発から長時間運転見合せたトラブルがありました。

 

鉄道会社では、当該箇所の点検で摩耗した架線の交換を計画していましたが、間違えて別の架線を交換していたことが分かりました。

 

他にも、大規模停電や新幹線の連結トラブルなど、鉄道運行上のトラブルが相次ぎ、その度、数万〜数十万人規模の利用者に影響が出ています。

 

事故が起きると、管理者は「安全管理を強化して再発防止に努めます」とコメントしますが、事故がゼロになることはありません。

 

それは、テクノロジーがどれほど発達しても、最終的な利用やメンテナンスは人間が行い、そこでのヒューマンエラーが新たな事故原因になるからです。

 

つまり、安全管理を強化しても、事故の8割がヒューマンエラーといわれるように、安全不確認、不注意、操作ミス、入力ミス、判断ミス、思い込み、慣れ、錯覚、経験不足、連絡不足、リスク放置、疲労による意識低下など、人的要因が新たな重大事故を誘発します。

 

今後益々、AIが活用されてシステムが複雑に構築されて行くと、トラブルが発生した時に、人による対応や検証が困難になって来ると思います。

 

最後に、やはり「はじめに人ありき」になります。何事においても「人」が主体であり、安全管理においても、ヒューマンエラーが重要課題であることがわかると思います。

 

以上、ありがとうございました。

2月16日(月)今朝のスピーチの内容は、「デジタルデトックス」についてでした。

 

最近、頭痛やまぶたの痙攣の症状があり、病院で診てもらいましたが、特に異常はなく、「デジタルデトックス」をすすめられました。

 

デジタルデトックスとは、スマホやパソコンなどのデジタル機器から一定期間意識的に離れ、情報過多や依存状態を解消する取り組みで、ストレスの軽減、睡眠の質の向上、脳のリフレッシュが期待されています。

 

例えば、就寝前はスマホの使用を止め離れたところに置いたり、週末にはインターネットの環境から離れたり、無理のない範囲で行うことで効果があるといいます。

 

ちなみに、長時間、本を読んだ時の目の疲れとパソコンやスマホなどの目の疲れには、どんな違いがあるのでしょうか。

 

一般に、読書の目の疲れは長時間の集中による「眼精疲労」が主になり、目を閉じたり遠くを見たりして回復させます。

 

一方、デジタル機器の長時間使用は、それに加えて、画面の近さやブルーライト、ドライアイなど、より大きな負担をかけます。

 

土曜日の新聞にも、デジタル機器の使用が一因として、高校生の7割が視力1.0未満という文部科学省の調査結果の記事があり、子どもたちの視力低下が深刻になっていることがわかります。

 

また、スマホは我々の生活に深く浸透し、眼精疲労の他に、健康被害や依存症、脳の機能低下まで引き起こすと言われています。

 

特に、若者に集中力の低下、睡眠障害、精神的なストレスを引き起こし、依存傾向にあるとの調査もあり、すでに、外国では未成年者に対するスマホの規制が強化されています。

 

このように、スマホやネット社会は人間が創り出した文明の利器になりますが、我々が体や心を壊しては本末転倒になってしまいます。

 

最後に、「道具は使いよう」です。お酒にも休肝日が必要と言われるように、デジタルデトックスを心掛けたいと思います。

 

以上、ありがとうございました。

2月9日(月)今朝のスピーチの内容は、「挑戦すること」についてでした。

 

真冬の大雪の衆議院選挙は、高市旋風を巻き起こし、自民党の歴史的な圧勝で幕を閉じました。

 

今回の選挙で、自民党の高市総裁は、

「挑戦しない国に、未来はありません。守るだけの政治に、希望は生まれません。希望ある未来は、待っていてもやって来ない。誰かがつくってくれるものでもない。私たち自身が、決断し、行動し、つくり上げていくものです。」

と言っていました。

 

このメッセージを聞いて、日本の未来に希望を持った有権者は多いと思います。

 

この「挑戦」は、政治だけではなく、個人や会社にも通じるものがあります。

 

挑戦すれば、成功ばかりではなく、もちろん失敗もします。

 

アインシュタインは、「挫折を経験したことが無い者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ。」と言っています。

 

挑戦をしなければ失敗はありませんが、同時に成功のチャンスも手放すことになり、未来への希望も持てません。

 

仕事では、求められる技術は日々進歩していて、新たな市場が創造されて行きます。

 

そして、新しいモノを生み出すときや、新しいコトを起こすときには、大きな苦しみや挫折を経験します。

 

挑戦には不安が伴いますが、挑戦する機会は、老若男女問わず、会社の規模に関係なく、平等にあります。

 

そして、自ら奮い立ち、本気で前に突き進むとどうなるか、今回の選挙の結果を見ればわかると思います。

 

以上、ありがとうございました。

2月2日(月)今朝のスピーチ内容は、「親からの最後の教育」についてでした。

 

昨年の12月に父が亡くなりました。

 

父が病に伏してから、お別れの日が近いことを覚悟していましたが、実際にその日が来ると本当に悲しいものでした。

 

しかし、その後に多くの出会いがありました。

 

葬儀では、父の幼馴染や仕事の関係者など多くの人に来て頂き、父とのとエピソードを話してくれました。

 

また、四十九日法要では、多くの親戚が集まり、親睦を深めることができました。

 

このように、親の死をきっかけに、今まで知らなかった親の一面を知ったり、疎遠になっていた親族と再会したりすることで、新しい繋がりが生まれることがあります。

 

そして、親の死は「最後の教育」といいます。

 

それは、親が老いていく姿や闘病している姿、そして最期を迎える姿から、命に限りがあることを実感することや、介護や葬儀、財産の整理などを通して、家族としての責任を果たすことや、悲しみから前向きに気持ちを整理することなど、子どもの人生観や価値観に深く影響を与える大切な教えになります。

 

最後に、親にはいつまでも長生きしてほしいと思いますが、お別れの日は必ず来ます。その時は、しっかりと「最後の教育」を受けたいと思います。

 

以上、ありがとうございました。

1月26日(月) 今朝のスピーチの内容は「仕事の変化」についてでした。

 

近年、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の重要性が認識されて、多くの産業でデジタル化が進められ構造改革に取り組んでいます。

 

我々の業界も、従来の「土地を測って図面にする」という二次元の測量から、三次元測量(3D測量)が主流になりつつあります。

 

例えば、UAV(ドローン)や3Dレーザースキャナーなどの新たな機種の登場により、点群データ(3Dデータ)を用いて設計や管理の効率化が進んでいます。

 

さらには、デジタルツインやメタバース、AIの活用により、「現実世界をリアルタイムで仮想空間に再現(3次元)し、それを管理、運用する」という、まさにこれまでと次元の違う変化が始まっています。

 

このようにDXの進展に伴い、単なる業務効率化にとどまらず、新たなビジネスモデルや専門職が生まれ、既存の職種にも新たなスキルが求められています。

 

我々の業界では、過去にもアナログからデジタル時代への変化があり、トレース業や青焼図面がCADソフトウェアやプリンターの普及により無くなりました。また、現在では平板測量をすることもほとんどありません。

 

つまり、再び私たちは、デジタル技術を活用して新たな価値を創出して競争力を高める「次のステージ」に移るか、それとも、変革の必要性を認識しながらも、これまでの働き方に慣れて行動に移せずに「今のステージ」に残るか、岐路に立たされています。

 

最後に、歴史的に見ても、ダーウィンの言葉の通り、「唯一生き残るのは、変化に最もよく適応した者である」ということです。技術は常に進歩していて戻ることはありません。すでに目と前の景色の変化に気づいている人は、新しい技術にトライしている人になると思います。

 

以上、ありがとうございました。