第538回「徳を積む」 | 社長備忘録

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5月27日(月) 今朝のスピーチの内容は、「徳を積む」ことについてでした。

 

「徳」とは「人の良い行い」を指し、「徳を積む」とは「善行を積む」「良い行いを重ねておく」ことになります。

 

そして、「徳」には「陽徳」と「陰徳」があります。

 

「陽徳」とは、人に感謝されたり表彰されたり、相手にわかる良い行いで、「陰徳」は、相手から見返りや礼を求めない良い行いになります。

 

この「徳を積む」の「徳」は、どちらかと言うと、「陰徳」の方になると思います。

 

そして、 「徳を積む」といえば、メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手が、試合中にグラウンドに落ちているゴミを拾ってポケットに入れた行動が話題となりました。

 

マスコミから「なぜゴミを拾うのか?」と聞かれた彼は、「ゴミは人が落とした運。ゴミを拾うことで運を拾う。それが自分にツキを呼ぶ。高校の先生からそう教えられたから」と答えています。

 

その教えは、大谷選手が高校時代に作成した「目標達成マンダラシート」の中にも、運を身につけるための一つとして「ゴミ拾い」を掲げていて、今なお続けているわけです。

 

また、イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏も、ゴミ拾いやトイレ掃除などを実践することで有名です。彼の言葉に「足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に、何ができましょうか。」とあります。

 

最後に、人知れずに「徳を積む」ことは、誰でもできることではないと思いますが、必ず、家庭や職場、地域で実践して人間力を高めている人はいます。まずは、日常生活を振り返って、自分磨きをはじめてはいかがでしょうか。

 

以上、 ありがとうございました。