第539回「役が人を作る」 | 社長備忘録

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かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂

6月3日(月)今朝のスピーチの内容は、「役が人を作る」ことについてでした。

 

組織において役職を置くことは、権限と責任を明確にし、業務を円滑に進めるために必要になります。

 

その役職に就く人を選ぶ時、これまでの実績と力量を見て「この人なら出来る」と認められて選任される人と、「任せてみよう」と抜擢される人がいます。

 

後者の場合、「役が人を作る」と言うように、役職に就くことで、モチベーションや責任感が向上して、主体的に行動して意思決定の速い上司へと成長して行くことに期待があります。

 

反対に、役に就くとダメになる人がいます。

役職に就ついたことで安心して楽ができると勘違いする人や、偉くなって命令するだけで責任を取らない人がいます。また、肩書だけにこだわる人もいます。

 

上司と部下の関係を表す言葉として、「上、三年にして下を知り 下、三日にして上を知る」があります。

 

「部下の出来がわかるのには三年かかるが、上司の良し悪しは三日でわかる」という意味になるようです。

 

これから、上司になる人には、部下達に3日で「この上司はすばらしい、伸びる人だ」と思われるようなリーダーになってほしいと思います。また、すでに上司の人は、自分を振り返ってみて下さい。

 

最後に、「役が人を作る」といっても、もちろん、そこには本人のたゆまぬ努力があることは言うまでもありません。

 

以上、ありがとうございました。