4月15日(月)今朝のスピーチの内容は、「新年度から変わること」についてでした。
令和6年(2024)年度が始まり、今年度も様々なことが変わり始めています。
中でも、「2024年問題」が話題になっています。
これは、2019年4月から順次始まった「働き方改革」の中で、時間外労働の上限が猶予されていた「建設業、物流業、医師」が4月1日から上限規制の対象になります。
建設業では、災害復旧や復興の事業を除いて、他の業界と同様に時間外労働時間の上限が適用されます。これまでは、納期を守るため、残業や休日出勤など、長時間労働を余儀なくされて来ましたが、これからは労働時間の管理の徹底が求められるようになります。
物流業では、トラックドライバーの長距離運転ができなくなります。当然、1日で運べる荷物の量が減りますので、今までのように、当日配達や翌日配達は困難になるかもしれません。
この残業規制を守らなかった場合には罰則があり、「6ヶ月以下の懲役もしくは30万以下の罰金」が科せられます。
中には、「残業が減っては給料が減ってしまう」と言う人もいますが、それでは単なる「働かない改革」になってしまいます。
そうならないように、効率よく仕事を終えた組織や個人が評価される体制を考えなければならないと思います。
以上、ありがとうございました。