ベース弦はストリングポストに何回巻くのさ?? | 音楽見聞録

音楽見聞録

単なるリスナーが好きな音楽について勝手きままに書き散らかし。
CDレビュー中心のつもりが、映画や書籍など他の話題も。

テーマ:

さて、久々の記事ですが、またもや興味の無い方にはとてつもなくつまらない話題です。

 

ベース弦、交換しますよね?

その時にベース弦をストリングポストに巻き付けますが、それって何回巻くのが正しいのか???

これが定説なしで諸説紛々なのですよ。お立合い!!

当該ポストからポスト1.5個分先とか2個先とか、或いはヘッドの長さ分であるとか果ては自分の指の長さ分とか、、、様々な長さを勧める情報は溢れているのですが、そのどれにも決め手となる根拠や理由が示されていないのです。

「ただ、なんとなく。」それが良いのではないか、という経験則に基づくものばかりでエビデンスには欠けます。

 

決め手はやはり「チューニングの安定」と「ナット付近のテンション感」なのだろう、とは思います。

自分の場合、しばらく前から購入した弦は全く切断せず、そのままの長さでポストに巻くようになっています。

なんとなくチューニングが安定して弦の固定具合も良いのではないか?そんな風に思わないこともありませんが、実は一番大きな理由は異なります。

一定の長さで切断する場合、ポストに巻く長さで弦を最初に切る必要があるのですが、これが何とも気がひけるのです。

もちろん弦を件の箇所で「折ってから切断する」のが重要な鉄則なのですが、ここで問題発生です。

たとえ弦を折り曲げてから、としても、その後に弦を切った瞬間に何かが抜ける!というか(笑)張りつめていた何かが、言わば弦の魂(笑)が抜け落ちてしまうような気がして仕方ないのですよ。

これがいつも気になり、ならばいっそそのまま切らずに張ってしまえ、という事で今に至っています。

理屈を並べるならば、弦をポストに巻き付ける回数が多ければ多い程、限りなく弦はブッシュ付近からナットに向かって急角度で張られることになり、ナットからペグまでの弦の角度がきつくなることで、ナット付近での弦の暴れ感は無くなります。


もちろん、巻き付けられた弦は上から下に向かってきれいに巻かれていることが前提条件であり、間違っても一部が重なって巻かれたりすることが無い状況で、の話です。

 

こうなりますと、弦を左右に引っ張っている本当の意味での「テンション」は変わらなくても(もし、これが変わるなら音程が変わるでしょう、、、)なんとなくテンションが上がったような弾き心地にはなると思います。
強い角度によりナットに弦を押し付ける力が増し、ナット付近での弦の遊びが減り、こういった感覚になるのかと思います。

だったら弦は長く使って沢山巻いた方が良いことづくめのような気もしますが、ここで一つ問題点が!

それはチューニングの問題なのです。
実は巻き数が少ない場合にもチューニングが安定しないという問題は発生します。

で、切らずに長く使った場合ですが、パックに入った弦を全く切らずに全てポストに巻き付けた場合、メーカーにもよると思いますが、4弦でも4巻~5巻くらいにはなると思います。
この場合、チューニングをきっちり合わせるのが結構大変になるのですよ。
特に弦を張ってしばらくの間は弦が伸び続けるので余計に大変です。チューニングの度にどうしても見えない緩みが生じます。

 

チューニングの際、弦を巻き上げても、弦を緩めても、どちらの場合も生じるわずかな「緩み」、これが補正されるまでに少し時間が必要になる印象があります。なのでこれはちとやっかいな問題ではあります、、、、、、

となると、、、本当に適正な巻き数というのはその中間に存在するのでしょうが、これは恐らく楽器の個体差もあるのだろうと思います。

 

明確な結論は出ず。とりあえず今しばらくは長いまま切らず弦を使う、、、、