アクティヴベースのバッテリー交換について思うところを。
アクティブ回路が内蔵されたベースであればほぼ9Vの積層電池(006P)を通常1個(もしくは2個)使用していると思いますが、考えるとキリがなくなるのがこれの交換時期です。
仮にずっと交換しないでいると音がバリバリになったりして最後には発音しなくなります。
当然と言えば当然なのですが、そのギリギリの状態まで使用することは勿論可能です。そうなって初めてバッテリーを交換する人もいらっしゃると思います。
アクティブベースを使い始めた頃は自分もそう思っていましたし、実際音が出なくなって初めて交換したこともありました。
ただ、本当にそれで良いのだろうか?もてばそれでOKなのか?という話です。
まず、積層電池にもマンガンとアルカリがありますが、なんとなくイメージでアルカリを使っている人が多いのではないかと思います。
簡単に言ってしまうと、アルカリは長持ちするけど電圧は下がる一方、マンガンは下がるのは早いけど使用していない時間に少しだけ電圧が復活する、という特徴があると思います。
※ご承知のとおり楽器にシールドを差しっぱなしにするとどんどん減ります。
金額と相談の上、どちらを選ぶかは好みでしょうか。
なお、新品の電池ですと定格9Vと言いつつ、電圧を図ると実際は9.2Vとか9.25V以上あります。パワフル!
実はこの「パワフル」というのがキーワードです。
しばらく使い続けていると電池の電圧は当然落ちてきます。
で、これが思っている以上に出音に影響していると感じてます。
ある電圧を下まわるとぐっと音にパワーや「艶」がなくなる感じ。特に「艶」です。
これは個人的な感覚かもしれませんが、電池を交換してみると意外とわかったりします。
自分が教えてもらったのはそこの境目が「8.5V」くらいではないか、ということです。
確かに8.5Vを下回ると音のグレードが一段階下がる感じはします。
まあ、音が出ないとかいう訳ではありませんし、敢えてその音色が好きな場合もあるので趣味の問題にはなってしまうのですが。
情報として知っておくのは良いかもしれません。
音が出なくなるギリギリまで使うというのは論外かと思いますが、そういった訳で自分は弦を交換する際、必ず電圧を計り交換を検討するようにしています。
というお話でした。