不登校からの逆転劇!

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娘の不登校がキッカケとなり… 

「昔の私なら、娘の自立を奪っていたと思います。鈴木先生、私を変えて下さってありがとうございます!」

そう語るのは広島に住む政井真由美さんです。

 

 

約10年前ですが、ご縁があって広島大学付属中学校での講演やアドラー心理学のセミナーを開催の為、毎月広島に通っていました。不登校の娘の相談で政井真由美さんと出会いました。

彼女はカウンセリングを受け、私が配信動画をチェックし、アドラー心理学を学び愚直に実践しました。

 

時には、私のコメントをスクリーンショットでお守り代わりに頑張ったと言います。

子どもが不登校の時には、強引に娘を学校に連れて行ったり、感情的になったようです。

 

「娘を変えたければ、まず自分が先に変わる必要がある!」と聴いて、彼女は過干渉の自分と闘いました。

相手の話を聴く、相手の立場に立ち共感する、周りの人たちに感謝する…。

 

彼女の変化とともに、子ども達の変化が表れ始めました。

 

 

不登校からの大逆転! 

「私と同じ苦労をしている人を救いたい…」という思いで、娘さんは広島文化学園大学 看護学部看護学科への進学を決めました。

 

月日が経つのは早いもので、4年生になり卒業シーズンを迎えました。

なんと、彼女は2025年3月14日に行われた「学位記授与式」にて、成績優秀にして「看護学科代表」で学位記を受け取る役に抜擢されたのです。

 

 

この頑張りは、娘さんの努力以外にはありませんが、その陰には母親の子どもへの愛情と努力があったことを忘れてはなりません。政井さんは、しきりに鈴木先生のおかげだと言ってくれますが、私は、素直に学び努力した母親の努力の賜物以外にないと思っています。

 

政井さんの努力の結晶が、実を結びました!

政井さん、本当におめでとうございます。

 

 

不登校が過去最多になった現在…。 

「不登校は病気ではありません!」と講演などで私は伝えています。

ほとんどの人は、不登校の原因を探ったり、代替案でフリースクールを選んだりします。

親は、不登校の会に参加したり、色々なカウンセラーにカウンセリングを受けに行ったりした人もいます。

 

しかし、多くの家庭では問題解決に至っていません。

・うちの子は学校に合わない。

・友達や先生とうまくいかない。

・理由はわからないけど行きたがらない。

・病気だから学校に行けない。

などの理由で、不登校を容認せざる負えない状態になっています。

 

ここからは私見にすぎませんが…

多くの場合は、「親子関係の歪み」から不登校は起こっています。

ただし、それを真に理解している親は誠に少ないです。

我が子のことは近すぎて、よく見えないようです。

 

ですから、私の場合、年齢やケースにもよりますが、まず親を再教育します。

親を通して、間違った子育てを止めてもらい、伴走しながら正しい対応をしていただくのです。

 

正に、カウンセラーと親の二人三脚で子どもの問題にあたります。

ほとんどの親は、どうすればよいかが分かっていませんので、一から理解し実践してもらいます。

 

私は、最も大切なことは、どんな方法であったとしても「子どもが抱える真の問題」に気づき、親が解決に向かって真の支援者になることだと思っています。

 

私は、子どもの問題のプロとして問題の表面を見るのではなく、その奥にある真の問題解決に向けて家族を援助しています。不登校は子どものSOSの一表現にすぎないのです。

 

 

 

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