英語教育は環境次第!
今回、アイエルワイ国際幼児園 宇都宮園卒園の高野かりなさん(小1)が英検準2級に合格しました。
彼女は帰国子女ではなく、両親も日本人です。
過去には、アイエルワイ国際幼児園 小山園年長児が英検準2級に合格したという快挙を成し遂げたこともあります。
因みに、英検準2級とは高校中級レベルで下記の実力が試されます。
- 日常生活でよく使われる英語の理解としようができる
- センター試験と共通の問題が出される
- 大学入試の対策にも役立つ
- 社会的な分野に関する長文問題も出題される
英語が話せない日本人!
「さすがに、日本人は昔よりは英語ができるようになっているだろう…」
と思ったら大間違いでした。
国際競争力が激化し、英語力は益々必要となっているのですが、残念ながら日本人の英語力は年々下がっています。
なんと、東アジアの英語力の足を引っ張っているのが中国と日本だそうです。
AIで「日本人の英語力」を調べたら、以下の答えが返ってきました。
- スイスの教育機関「EFエデュケーション・ファースト」が発表した2024年版の「英語能力指数」では、日本は116の国・地域中92位で、過去最低の順位となりました。
- 東アジアでは成人の英語能力が過去4年間低下し続けており、その原因が日本と中国のレベル低下にあると言われています。
- 若年層の英語力が特に低迷していると言われています。
- 2011年の調査開始以来、日本の順位は下がり続けています。
日本人が英語ができない理由
私は子どもの英語教育に40年関わってきましたが、英語ができない理由を書きたいと思います。
①スタートが遅い。
②英語環境がない。
③英語の訓練が足りない。
①スタートが遅い
野球で例えるならば、どんなに素晴らしいバッターでもキャッチャーミットのボールが入ってからバットを振ったのでは、ホームランどころかヒットすら打てません。
②英語の環境がない。
1週間に50分の英語教室に通うだけでは、できるようになるまで68年はかかります。
週に2回でも34年です。できかるはずがありません!
英語に頭の良し悪しは関係ありません。
生まれてからアメリカに住んでいれば、誰でも英語はネイティヴになります。
日本人でさえもです。
言語は「環境の影響」を大きく受けます。
英語が話せない両親の元に生まれて、家庭で英語が話せる環境がなければできるようにならないのは当たり前です。
ですから、私は1日5時間英語環境で過ごす「インターナショナル幼児園」を作りました。
インターナショナルと名前がつく、外国人が部屋にいればいいのではなく、どれだけの時間英語環境に身を置くか?が大切なのです。
③英語の訓練が足りない
「英語を好きになってほしい」という保護者や「インターナショナル幼稚園」に通わせているという声をよく耳にするようになりました。今は、保育園ですら月に数回英語の授業をやっていると聞きますし、一般の幼稚園がインターナショナルコースと言うのを作り毎日30分くらい外国人の先生が英語授業をしているというのです。
幼児期は、耳や脳の発達が急激に成長するので、ちょっとやれば綺麗な発音や簡単なフレーズは覚えてしまいます。
しかし、残念なことに小学校に行ってほとんど忘れてしまいます。
私の住んでいる栃木県でも「インターナショナル幼稚園」に行っているという方々がいますが、残念ながらジュニア英検のコールドやシルバー、ブロンズレベルで終わっているようです。
幼児期は3,000時間は英語環境に身を置くか、又は自ら英語を学ぶような「真の英語好き」を育てなければなりません。帰国子女ですら、英語環境がなかったり、英語の訓練をしなくなれば話せなくなります。
日本人なら、なおさらです。
私たちは、豊富な英語環境+アドラー心理学で子どもの内側から「やる気と自主性」を引き出す専門的アプローチをしています。
英検準2級のテストでは、親の付き添いなしに一人で英検会場に行き以下の試験を受けます。
- リーディング・ライティング併せて約80分間の筆記試験
- 約25分間のリスニングの一次試験
- 面接形式のスピーキングテストの二次試験