教育のサービス化が子どもをダメにする。
子どもが少なくなり、これから保育施設は大変なことになるのは簡単に予測できます。
親を働かせるために、金銭的負担を軽減させるという目的で保育が無償化になり、どんどんサービス化が進みました。しかし、その反面、家庭と保育施設の関係が依存関係になり、親も先生も「質の低下」になっていることは言うまでもありません。それが、過去最多の虐待、不登校、イジメ、発達障害という子どもの問題に表れていると思います。
母親との愛着関係や家族との絆を作らなければならない幼児期に、それができていない子は小学校入学と同時に、又は、思春期(10歳以降)に問題が現れてきます。
幼児期とは「手塩にかける」時期なのに…
・子どもを保育施設に長時間預けている。
・親が楽ができるように給食を提供する。
・送迎をしてあげてPTA組織も作らない。
親側は楽だし、助かるでしょう。
しかし、子ども側から見れば…
・親と過ごす時間が少なくなる。
・親の手造り弁当が食べられない。
・わが子の教育が人任せになる。
と言う状態が日常化して、それが子どもの中に一生刷り込まれます。
親側に罪悪感があれば、少ない時間で取り戻そうと「甘やかし」をする可能性があります。
又、疲れていれば、子どもを休みの日に面倒見ることが負担になり、精神的余裕がなくなり、イライラしたり、不満が残ったりするかもしれません。
仕事も頑張り、子育ても頑張っていたら、自分が心身ともに疲弊するかもしれませんし、ワンオペなら「何で私ばっかり!」と夫婦喧嘩が勃発する家庭もあります。
家族が幸せになる為に仕事をしているはずなのに、仕事のせいで子育てが疎かになり、家庭の雰囲気が悪くなる場合もあります。これが、本当にあなたが望んだ家族のあり方なんでしょうか?
手塩にかける事の重要性がわかっていない。
「仕事をしなけり生活ができないのだから仕方がないじゃないですか?」
という叫びが聞こえてきます。
本当にその通りです!
このような状態に国民生活を導いている「国の施策」が間違っていると私は思います。
子どもが0歳の時から、母親が働かなければならない国はどう考えてもおかしいです。
少子高齢化もとっくの昔にわかっていたことです。
しかし、この問題で一番の犠牲者となるのは親ではありません、「子ども」です。
私もこのような時代になることは30年前から言い続けてきました。
いや、今後は更に、現在のつけが子どもの未来に向けて出てくると思います。
だから、私は…
英語だけではない、こどもの教育に特化したインターナショナル幼児園を続けてきました。
親に対しては…
・送迎は保護者が行い、車の中で楽しい時間を過ごす。
・親がいない場所だからこそ、手作り弁当を食べさせる。
・保育は原則9:00-15:00とし、延長保育を設ける。
・PTAを組織して保護者との関係を強化し、協育をする。
・コドモンで報連相をし、セミナーで学ぶ機会を設ける。
子ども達に対しては…
・縦割り保育を徹底して子ども同士の協力関係を育てる。
・自立を意識して自分のことは自分で世話できるようにする。
・仲間を大切にして、相手に進んで協力できるようにする。
・弁当の前後に、父母の写真の前で感謝してから食事をする。
・大人が手出し口出しをせず、子どもの自主性を引き出す。
・倫理朝礼、素読、偉人教育などの日本文化を大切に教える。
・アドラー心理学を軸として勇気と共同体感覚を育てる。
・ネイティヴて1日5時間過ごし、英語力を育てる。
幼児期こそ、手塩にかけなければなりません。
基本を作る一生に一度の大切な大切な6年間だからこそ、手抜きはダメなのです。
子どもは、いずれ離れていきます。
今しか手をかけてあげられません。
親も、この時期に親として成長する必要があります。
「親の成長が子どもの成長に直結していることを絶対に忘れないでください!」