子育ての成果は思春期に現れる
「下の弟は手がかかるんですが、上の長女は聞き分けが良くて助かっています」
ある母親が言いました。
ところが、長女が中学3年生の時に問題が起こりました。
ある日突然、「お腹が痛い…」と言い学校を休みました。
その翌日も、その次の日も起きられなくなりました。
病院に行くと…
・起立性調節障害
・適応障害
・うつ状態
であるとの診断をされました。
幼稚園から小学校まで、勉強も運動も頑張ってきました。
友だちは多人数ではないもののいました。
性格は、どちらかというと内向的で、自分からコミュニケーションをしに行くタイプではありませんでした。
小さい頃から、聞き分けが良く、大人しいタイプで手がかかりませんでした。
一方、弟は姉の正反対の性格で、元気が良く積極的でうるさいくらいです。
母親は手のかかる下の子が気になっていました。
親にとって育てやすい子、言う事を聞く良い子だからと言って、気を抜いてはいけないのです。
子育ての成果は「思春期」以降大人になって表れてきます。
ある女性の勇気ある告白
2人の子育てをしている母親が、私が主催する志塾に入ってきました。
アドラー心理学の実践を通じて「自分を変えたい」とのことでした。
彼女は、自分に自信がなく、声も小さく、コミュニケーションも決して上手とは言えません。
6か月間、アドラー心理学を通じて自分の課題に向き合い、頑張ってきました。
彼女は、福島県で育ち、姉と弟に挟まれた中間子として育ちました。
上の子は第一子なので、一人っ子経験があります。
下の子は、末子で唯一の男の子なので注目してもらえます。
しかし、残念なことに中間子は親を一度も独り占め出来にくい位置にあります。
通常、親からすると、どの子も自分の大切な子どもですし、愛情も平等に与えているつもりです。
だから、自分の居場所を確保するために変わった行動をする子になったり、意思の強い子になったり、良い子を演じたりする場合があります。彼女は幼少期からずっと良い子を演じてきました。
実は、自分の本音と建前のギャップが大きいほど、自信がなくなるのです。自分に嘘をついているからです。
彼女は、自信を取り戻すために志塾に入塾しました。
そして、櫃塾式の場で120人の前でのスピーチをしました。
人前に出ると、自信のなさが顕になりました。
リハーサルでは失敗の連続で、本番は無理かと思われたが・・・
彼女は逃げませんでした。ギブアップをしませんでした...。
本番になり、ありのままの自分で勝負をしたのです。
彼女は両親の前で「寂しかった...」と言葉にしました。
今までの想いを語り、詫びて、今まで育てて頂いたことに感謝状を読みました。
そして、両親に甘えたのです。
両親は、彼女の叫びを受け止めて思いっきり抱きしめました。
これが親の愛なんだ...。
見ていたほとんどの観客は泣いていました。
人生は勇気さえあれば、いつからでもやり直せる!
彼女の勇気ある行動が多くのひとを勇気づけたのです。
やはり、志塾(アドラー心理学)は凄い!
【第23期説明会実施中!】
※志塾とは、自分らしい生き方やぶれない自分を作り、より良い人間関係を作るためにアドラー心理学をベースに日常生活に実践する大人向けの塾です。
今まで、福岡、山口、広島、滋賀、名古屋、東京、茨城、栃木、足利で開催し、延べ500人の塾生を送り出しました。
4年半前に全国の志塾は中止としましたが、今回栃木限定で21期を募集したところ1週間で満員となり、キャンセル待ちが多数出てしまい、1か月後に22期をスタートするという人気となりました。
1月より23期がスタートします。ZOOMにて説明会を実施しています。
気軽にお待ちしています。定員は16名ですが、お陰様で既に入塾申し込みが続いています。
「スタート」1月より
「説明会」ZOOMにて
「申込み」下記フォームメーラーより気軽にどうぞ!