太田龍子さまの「REAL FACE」評 | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

先週の日曜日、私は名古屋にいました。

FaOI名古屋最終公演、あの熱狂からまだたった1週間しか経っていないなんて!

でも、もうずっと、特に昨日のBS放送から更に激しく、私の頭の中では「午後のパレード」と「REAL FACE」が鳴り続けています。

まるで中毒患者のようです。あせる

とりわけ、全編これ熱の塊のようだった「REAL FACE」。どうしてこのプログラムがこんなにも私を惹きつけてやまないのでしょう。



そこで思い出さずにはいられないのが、太田龍子さまのエッセイです。素晴らしい慧眼(けいがん)で「羽生結弦のREAL FACE」を語ってくださっています。


分子の記憶に囁くもの 羽生結弦のReal Face


以下に一部抜粋させていただきます🙇‍♀️

2022年ファンタジー・オン・アイス幕張、紙コップ一杯の水とともに羽生結弦がまた殻をひとつ脱ぎ捨て、違う世界を見せた。オープニングからすでにその成長、というより変身に近い進化が見て取れた。エキシビジョン後のワチャワチャだろうが群舞だろうが、いつだって彼のいるところがセンターになるのはお決まりだが、『午後のパレード』に乗った鋭く華やかなダンスは『主役』とは何か、スターの輝きがどれほどまばゆいかを見せつけた。スタイルも顔つきも一段と引き締まり、もともと長い脚はさらに長く、いわゆる二次元体型がますます際立つのは不思議なほど。彼は衣装の着方(脱ぎ方も!)、体の動かし方をほんとうに良く知っている。

 
 オオトリに2011-2012シーズンの『ロミオとジュリエット』を彷彿とさせる衣装で登場した羽生の曲は『Real Face』。カッコよすぎるハイキック、目を奪う複雑なステップ、そして、一掬の水を被り、コップを投げ捨てて未知なる世界への挑戦を宣言する。ざらついて青臭く尖った曲を微塵のてらいもなく演ずるふてぶてしいほどの潔さ。世には『紙コップ落ち』なる新規ファンが爆誕したそうだ。氷に口づけして数知れないハートをメルトダウンさせた『春よ来い』といい、手袋を叩きつけて絶叫を浴びた『マスカレイド』といい、真正面から観客を翻弄するテクニシャンぶりは大変なものだ。しかし、わずかばかりの水を浴びるしぐさにどうしてこれほど惹きつけられてしまうのだろうか。


(中略)


 水は異世界と現世の境界であり、生命誕生の源であり、終焉を飲み込むものでもある。懐かしく、怖ろしく、神々しく、すべてをリセットする水。その記憶は分子レベルで生命に刻みこまれている。
 
 羽生が浴びた紙コップの水は、額から鼻梁を、頬をつたって散るそのわずかな間に爆発的な化学変化を引き起こした。転がり、弾けながら命あるもののように煌めき、飛び散って羽生の表情を飾り、滴り落ちて氷に同化し、蹴られ、砕けて消滅する。それだけなのに多くの観客はそこに曰く言い難い魅力と意味を見出してしまう。羽生のコップから散った水は循環する永遠の片鱗(かけら)なのだ。
 17歳の冬、怒りと情熱を爆発させていたロミオの頃も、美しく調教されていながら競技者の枠には収まり切れないパフォーマーだった羽生。27歳の夏、彼は自らの野生さえ自在に操る途方もない表現者へと進化した。水が秘める魔力を増幅させ、細胞の奥底に潜んだ古い記憶を揺さぶり、人をリアルな妄想へと駆り立てる羽生結弦。そのカリスマにはますます磨きがかかっていくのだろう。」


2021.6.3 太田龍子さま

いつもながら、太田龍子さまの流麗な筆致で綴られる「羽生結弦」考察の見事さ。ただただ頷くしかありません。ラブ

是非とも全文を読んでいただきたいエッセイです。↓


羽生くんの動作の一瞬一瞬が、太田さまの美しい文章で裏打ちされ、縁どられ、更に燦然と輝きを放つのです。


「羽生のコップから散った水は循環する永遠の片鱗(かけら)なのだ」(太田龍子さま)



(撮影:田口有史さん)

「水が秘める魔力を増幅させ、細胞の奥底に潜んだ古い記憶を揺さぶり、人をリアルな妄想へと駆り立てる」(太田龍子さま)


まさに‼️

私達は、その「片鱗」に永遠に魅せら続けるようです。あの美にどっぷりと絡め取られ、抜け出すことが叶いません。本当にもう「途方も無い」吸引力です。


きっと、この「執着」「酩酊」は、羽生くんご本人だけが上書き出来るのでしょう。


だって、「REAL FACE」はただのコラボ・プロではなく、表現芸術的にもスケーティング技術的にも途方もないプログラムですから、これを超える感動はやはりご本人からしか得られないと思うのです。

↓Kaeru Kaeruさま、感謝してお借りします🙇‍♀️

↑なんと!「FaOI仕様」の振り付けびっくり

ステージとの関係性やリンク形状、観客からの見え方、すべて計算され尽くした「REAL FACE」…私達が熱狂し虜になるのも納得ですね。ウインク


同時に、羽生くんの演技は、一期一会。いつも煌めくサプライズに満ちています!ラブラブ

まさに「リカバリー王」爆笑

それもなんてスマートに、巧みに私達のハートを鷲掴みしてくださることかラブ


↓ともも様、感謝してお借りします🙇‍♀️

これぞまさに野村萬斎さんのアドバイス「音をまとい支配する演技」ですね。

「メロディに合わせて上半身は優雅に見せつつ裏にあるリズムが身体のなかで取れていると、単なる演技ではなくて、意識した演技になる。」(2015年 野村萬斎さん)


まさにアーティスト!正しい「スケート道」を進んでいらっしゃるのですね!

↓悠さま、感謝してお借りします🙇‍♀️


「27歳の夏、彼は自らの野生さえ自在に操る途方もない表現者へと進化した。」(太田龍子さま)


↓よう様、感謝してお借りします🙇‍♀️



↓雪丸さま、感謝してお借りします🙇‍♀️

雪丸さま、全く同感です。


洒脱で大人っぽい『午後のパレード』

尖りきった反逆ボーイ『REAL FACE』

甘やかな超絶アイドル『ロマンスの神様』


羽生くんの「感応能力」「憑依能力」はまさに「途方もない」レベルだと思います。

↓chaaaさま、感謝してお借りします🙇‍♀️


本当に、"羽生沼"は住み心地がパラダイス過ぎて、そこから抜け出そうなんて微塵も思えないのです。照れラブラブラブラブラブラブ


羽生くんは、今、次なるプログラムの披露に向けて修練に励んでいらっしゃる。

更に更に深く、私達を虜にすべく!爆笑ラブラブ

今、この時も如何にしてファンを喜ばせるショーをつくりあげられるかを思案してくださっている。照れ

私達ファンは何て幸せなのでしょう。

ショーが終われば、シーズンインまで、羽生くんはまたお隠れになってしまうでしょう。だから今、ショーの後も私達ファンが寂しくならないように、めいっぱいの贈り物を渡そうとして下さっているように感じられてなりません。

どれほど深くファンのことを思ってくださっているのか。感謝しかありません。🙇‍♀️

羽生くんのプログラム、羽生くんの言葉、羽生くんの仕草、どれほど情報過多になり萌えに溺れようと、

「今浸らないでいつ浸るの」

です❣️ ありがとう羽生くん😭

FaOI後半公演も、言葉に尽くせないほど期待しています。ラブラブラブラブラブラブラブ



太田龍子さまのエッセイをテーマにした過去記事です。↓


余談ですが、

羽生くんの振り幅がテーマの過去記事です

この3記事のサムネ自体がすでに振り幅🤣



おまけです。

これも羽生くんの振り幅の一つ。

↓maimaiさま、感謝してお借りします🙇‍♀️

かと思うと、こちら↓

↓Ali the honybunさま、感謝してお借りします🙇‍♀️

↑綺麗な軸のスピン。なんたる無垢、なんたる無邪気、まさに「天使の戯れ」でしょう、これは。ラブ

コメントには「こんなオルゴールが欲しい」の文字も見受けられます。私も欲しい!ラブラブ


覇王と天使さえ同居する…羽生結弦の魅力はまさに底なしです。照れ




今日も羽生くんを全力応援!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ


羽生くんが痛みなく滑れていますように!

羽生くんが笑ってくださっていますように!

羽生くんの幸せを心から願い、祈ります🙏



画像やTwitterや記事や動画は感謝してお借りしました。


ポチして頂けますと有り難いです