舟木昭太郎の日々つれづれ -103ページ目

K-1 MAX、優勝候補はズバリ魔裟斗!

 K-1WORLD MAX2006開幕戦は、見応えがあったよね。結論からいうと、4人の世界経験者が決勝戦の舞台に勝ち進んだのだから、6月30日の横浜アリーナは熾烈な戦いの場になろう。魔裟斗、小比類巻貴之、佐藤嘉洋と日本選手が全員揃って登場するのも、例がなく華々しい顔触れ。主催者推薦枠で、ブアカーオに延長の末僅差で敗れた、強打のカラコダが加わるのも、戦乱に拍車がかる。
 開幕戦の戦いぶりから分析して、ズバリ優勝候補は、魔裟斗。レミギウスの立ち上がりの奇襲攻撃をよくしのぎ、逆転にむすびつけた。アグレッシブな闘争心と、やはりテクニックは群を抜く。押し込まれ、絶対的に不利な状況からの反撃にこそ魔裟斗の真骨頂がある。あの場面、攻撃に臆して、後退を重ねていたら、敵は倍の力で魔裟斗を襲い、あるいは、無残な姿を呈していたかもしれない。それを救ったのは、まさに、勝負度胸と、スピードと切れ味のいいコンビネーション。
 昨年の負傷から、魔裟斗は完全に回復したといってよい。今一度世界へのモチベーションが、上がって、心身共に充実していることが、戦いぶりから伺える。頼もしい存在だ。
 ブアカーオは、カラコダのパンチに苦戦した。試合中に過呼吸に陥ったという。ヒザ蹴りへの早いブレイクが、攻防のリズムを狂わせたためとか・・・。であっても全盛期のバネは感じられない。前年優勝のサワーにも、勢いが感じられず。クラウスしかり。
 小比類巻はローキックの切り札に繋ぐ、攻撃のバリエーションがあれば、伝家の宝刀も輝きを増す。佐藤のテンカオ・・・相手の出鼻へのヒザ蹴りは有効な武器、パンチにスピードがつけば、可能性がグーンとアップする。しかしまだ、日本人2選手とは差があるのは否めないといったところか。
 決勝の舞台が舞台が今から待ち遠しい限りである。

「UPPER CLASS」3号はただ今配布中です!

 「UPPER CLASS」創刊3号をお届けします。今号からあらたに、タワーレコード渋谷、秋葉原、錦糸町各店、HMV渋谷店に配布が決まりました。お近くにお出かけの際は、お立ち寄り下さい。また、パチンコ・ダイエー・グループ39店舗も、サポートしていただき全店に配布できるようになりました。まだ行き渡らないところもありますが、北上を続けております……、しばらくお待ち下さい。試合会場での配布も増やしていきます。多くの人が手に入れ易いように、積極的に仕掛けて行くつもりでおりますから、ご支援のほどを。
 あっという間に、桜の季節も終わってしまいました。それでも、東京は晴天にめぐまれて、例年より楽しむ事ができました。私も、忙しい仕事の合間を縫って4月1日、妻を連れだって、千鳥ヶ淵の桜見物に行きました。まあ、たいそうな人出で、トコロ天のように押し出されながら、眺めてきました。咲き誇る桜に圧倒されてきました。桜はやっぱり、日本人の「心」でしょう。
 翌2日は、私の×歳の誕生日、妻の御馳走で「すし勘」へ。8時過ぎでネタも少なくなっていましたが、夫婦で満足して帰ってきました。そうえいば、3月21日の妻の誕生日も「すし勘」。いつの間にか定番になっていました。
 4月17日、発売「格闘技完全裏の本」(マックス・バイオレンス・ムックVol.1)を見てください。巻頭衝撃弾!「猪木vsウィリー隠された暗闘」と題して、私が26年目の恐るべき新事実を書いています。宜しくどうぞ!

拝金主義、猫にも劣る・・

 夏目漱石の「吾輩は猫である」のなかに、こんな一節が出て来る。吾輩、つまり猫が主人の苦沙弥先生を働きのない、将も無い人とみながらも「しかし今の世の働きのある人を拝見すると、嘘をついて人を釣ることと、先へ廻って馬の眼玉を抜くことと、虚勢を張って人をおどかすことと、鎌を掛けて人を陥れることよりほかに何も知らないようだ。中学などの少年輩までが見様見真似に、こうしなくては幅が利かないと心得違いをして、本来なら赤面してしかるべきのを得々と履行して未来の紳士だと思っている。これは働き手というのではない。ごろつき手というのである。吾輩は日本の猫だから多少の愛国心はある。こんな働き手を見るたびに撲ってやりたくなる。・・こんなごろつき手に比べると主人などははるかに上等な人間である、云々。」と――この一節を目にして、ホリエモンや東横インの社長の顔が浮かんだ。拝金主義目に余る。猫にも劣るか・・。

荒川静香こそ、真のプロです!

 トリノ冬季五輪も荒川静香が金メダルを取って、まあ日本にとっては、結果的にハッピーエンド・・・。なにはともあれ、「神様仏様荒川様」だ。NHKが「荒川の金メダルへの道」と題して早速特番を組んでいたけど、このあたりのプロデュース力、スピードはさすが! 
 で、レベル4への技術、フォーム改良へのコーチとのやりとりは、まさに修羅の世界で並ではない。荒川の己の意思を貫き通す姿勢、忍耐力・・・、これぞ真のプロ、荒川は私に多くの教えを示してくれた。格闘技と比べてもなんら遜色の無い過酷な世界。挫折、苦悩、忍耐―だからしての栄光!
 世界チャンプを11人も育てたロシアの名コーチを敢えて切って、大会直前に新コーチに代える決断と、これも鉄の信念。う~ん重みのある金です。
 さて、金1個で「4位五輪」のレッテル。だけど、アルペン男子回転4位皆川賢太郎なんか,その差0.03秒での4位、湯浅直樹も7位・・・、これは凄いことなのだ。フィギュアスケートとアルペン回転は私にとって特に好きな種目だけど、アルペン回転は、一瞬の剛毅、一瞬の決断、常に迫られるもので、見ていてゾクゾクする。その競技に、有望な選手が出てきているのだからうれしいね。メダル1個でも、そう悲観する事ないってば。ガンバレ、ニッポン!!

わたしの代々木上原食べ歩き

 最近はさすがに歳と衰えを感じる。つまり二日酔いを感じる日が多い。それでも酒は止められない・・好きな処をぐるぐる飲み歩いている。月初めは富ヶ谷の「田吾作」へ妻と出掛けた。このお店は、文字どおりスッポンの専門店で超セレブの集まる店だが,私ども夫婦は、カウンターで親方の出してくれる小料理に満足する。最近はもっぱら芋焼酎だ。とにかく手品のようにアッという間につくってくれる料理はどれも心で「旨い!!」と叫びながらたべている。
 オーナーの井上さんとは、昔同じマンションの隣同士ということもあり、家族のようなお付き合いで、お客さんが帰った後は無礼講の大宴会となるのがお決まりのコース。女将さん、ご子息宏明君を交えて侃々諤々―と言う訳で飲み過ぎになる。
 宏明君は関東一高から城西大に進み野球でピツチャー、マネージャーなどで活躍し、長身、巨漢。だけに、あの前田日明さんから「レスラーになれよ」といわれた。彼はこのほどJALの美人スッチーと目出度く婚約もなり宴会も自然と盛り上がるわけ。最後にブツ切りのお新香にスッポン・スープで雑炊を作ってもらう。これが絶品のフイニッシュ。そして、千鳥足で帰るのである。
 代々木上原は名店が多い。中でも「すし勘」は味も当然ながら、雰囲気が好き。値段も安心・・だからいつもお客でいっぱい! 1カ月に一度いかないとイライラだ。つい最近は石原伸晃さん(前国土交通大臣)がご家族でいて、何より体がビシリと締まり、以前よりずーと格好よかつた。「すし勘」は、オヤジ(関さん)のギャグはクール・ビズだが私にとっては頼もしいオヤジ……ウーン腹が鳴る。淳平ちゃん、大野ちゃん、ノリちゃん,女将さんいつもありがとう!上原編飲み歩きはまた後日に……。

第20回冬季オリンピック競技トリノ大会開幕!

 第20回冬季オリンピック競技トリノ大会が開幕して,連日熱戦を繰り広げている。いまだ(15日現在)日本はメダル0と言う状況だ。私も意外だが、ナニ米国のスポーツ専門誌は大会前に「日本のメダル数は銅2個」と予想している。なんとなくそんな流れだ。 

 それにしても、開幕の演出は見事と言う他ない。色彩、マスゲーム、音楽どれをとっても、さりげなく、しかも美しく。人によるスキージャンパーのパフォーマスに、驚いていたら、次は平和の象徴鳩が浮かび上がった。オノ・ヨーコが出てきたら、平和のメッセージを伝え、亡きジョン・レノンのイマジンが流れ、あれには正直ジンときたよ。叔父さんも・・・。

 トリノは自動車メーカー、ファイアットかのある所で、あっという間に組み立てられた、真っ赤なフォーミラーが爆音をたてて走りだすという、これまたニクい演出! 歴史と近代文明を巧に組み合わせた。聖火を手に、トンバが走り、最後クライマックスは,聖火台からではなく、グランドからの点火―火の輪はあっという間に聖火台に達した。 そして、ババロッティが、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」で朗々と最後を締めた。感動、感動。

 それにしても、NHKの実況はお粗末。ブッシュ夫人も、前IOC会長サマランチさんも写し出されたのに名前すらでず・・言ったらキリがない。勉強不足、只原稿を読んだだけ・・先輩アナは泣いているだろうに。

“龍虎決戦2番勝負”竹山VS鈴木! DVD「サムライたちの宴」(うたげ)は3月初旬発売予定!

 小社が発売を予定しております伝説のプロレス&格闘技シリーズ第1回配布「サムライたちの宴」の発売が制作のトラブルから、大幅に遅れて大変ご迷惑を御掛けしております。急ピッチで編集作業を行なっていますので、3月初めには間違いなく発売されます。

 日本初!! 内閣総理大臣杯を賭けた、“龍虎決戦2番勝負”竹山晴友VS鈴木秀男を柱に、当時の王座戦の正に集大成といった内容で貴重な映像が盛り沢山です。従いまして収録時間も130分位になりそうです。 

 私は日豊企画の石川タケ子社長からお預かりした膨大なテープを正月返上で元旦からチェックしました。ベーターが主で、それをVHSへ替え、更に1枚のDVDに変換する、という気の遠くなるような作業の連続です。その甲斐あってか、とてもいい内容の作品となりそうです、どうぞご期待下さい! 

 尚、「サムライたちの宴」(うたげ)定価4000円(税込み)送料500円 予約お申し込みはフリーダイアル0120-64-8130 fax0120-52-8133まで 。

「UPPER CLASS」創刊号は1月26日発行! 

 ブログの方も、忙しさにかまけてなかなか更新出来ず申し訳ありません。「UPPER CLASS」の創刊号の締切に追われ、テンテコ舞の状況なものですから。兎に角1月26日創刊号が出ます。11月、12月と試運転を得ての晴れのデビューとなります。今月号はMARS、K-1 MAXの直前特集になっています。ボリュームたっぷり、どうぞ手にとって見てください。また「UPPER CLASS」を美容室とか飲食店会社等に常備をご希望の方は遠慮なくお申し付け下さい。着払いの送料のみご負担下さい。毎月定期で送ります。

 さて、この週末、週明けはパーティが続きます。19日は白井・具志堅用高ジムの新年会を兼ね嘉陽君のOPBF・L・Fタイトル獲得祝勝会(於いて・京王プラザ)20日ホテル・オークラで「真樹日佐夫先生」作家生活45周年の宴。私も発起人に名前を連ねています。私以外それは著名な方ばかりで恐れ多いことです。流石真樹先生、盛大なパーティになるでしょう。この日会場で発起人同士の坂口征二さん、そして梶原一騎先生の高森夫人とお会いすることも楽しみ。そして、週明け23日は武藤敬司さんの全日本プロレス創立3周年パーティが(九段・グランドパレス)あります。パーティは人と人との出会い。今年も大事にしたいと思います。

心温まった友のお別れの会

 私の友人であるスポーツ用品用具メーカーの「ミズノ」に勤める薬師神芳夫さんが、この1月10日を以って36年間勤めた会社を退社した。当年55歳、60歳の定年を待たず、第2の人生を歩むために。
 薬師神さんは第二の人生で「福祉関係」に従事するとのこと。まずはその資格を取るために「専門学校に3年間通わなければならないんです」(本人)。敢えていまの仕事とは全く畑違いの職業を選んだ薬師神さんの引き際は鮮やかというほかはない。具志堅用高会長と共通の友人として、私は彼の生き方を誇りに思う。で、そのお別れの会が1月6日白井・具志堅ジムを借りて盛大に開かれた。ミズノの後輩の折田恵一さんをリーダーに1ヵ月も前から準備したそのお別れの会は、まさに映画もどきで、空前絶後の素晴らしさ、ドラマチックなものだった。会は19時過ぎからスタートしたが、その日は具志堅会長の肝入りで、薬師神さん、関口修平さん(元TBSプロデューサー)、それに私の4人で、千葉県のグレンオークCCで、お別れゴルフを行った。なんとこの日薬師神さんは絶好調でアウト45、イン46で、バーディを2つも取った。とにかく寒い中、冴え渡った。で、都内に戻ってお別れの会にかけつけたわけだ。
 いよいよクライマックス。具志堅ジムの暗い階段(敢えて暗くしてある)を降り、ジムの中に薬師神さんが入ったとたん、突如真っ暗なジムが煌々とライトが灯った。そして中に、なんとミズノの同僚、先輩達5、60人が一斉に喚声を上げ爆竹を鳴らした。茫然と立ち尽くす主役の薬師神さん、そして涙ぐむ。多勢の人の輪の中に赤井英和さんの姿も・・・。
 ジムの中は、ジュータンが敷かれ、テーブルに飲みものや、お寿司が並べられすっかりパーティの用意ができていた。
 ドラマ、ドラマ・・・役員のねぎらいの言葉に、具志堅会長、赤井さん、関口さん、そして私もリングに上がった薬師神さんに送別の辞を贈らせていただいたが、圧巻は駒大応援団の「フレ! フレ! 薬師神」との大熱演。そしてそのあとに、具志堅さんがなんと10ゴングの鐘を打ち鳴らした。
 いやはやもう一つ一つが映画のワンシーンを見る思いでこちらも泣けてきた。
 薬師神さんには、具志堅会長を筆頭に辰吉丈一郎、竹原慎二、畑山隆則さんなど多くのボクサーがお世話になってきている。そうした人達からのビデオレターも披露され、あらためて薬師神さんのボクシング界に残した足跡を思い知らされた。
 多分、天国にいる先輩の河村さんもこの日の薬師神さんの心温まる別れの会に喝采を送っていたと思う。本当にヤクシさん、永い間ご苦労さん。第二の人生でも、健康で幸多きことを祈ります。

大晦日格闘技決戦を振り返って

 あけましておめでとうございます。今年もお付き合いの程よろしくお願い致します。
 さて、大晦日、格闘技決戦の感想、印象はいかがでしょう。私の率直な感想は、余り新鮮味のない平均的な格闘技大会という印象です。特にK-1は、KID×元気を除きこれといった内容のある試合は少なく、PRIDE側に視聴率で敗れた(「Dynamite!!」平均視聴率14.8%、「男祭り」平均視聴率17.0%【20時~23時】)のもなんとなく分かります。
 PRIDEは勿論、吉田×小川の柔道王対決が目玉だったわけですが、この試合とて想定内でした。小川に石にかじりついても勝とうという意欲が見受けられませんでした。腕ひしぎ逆十字で1本をとったばかりか、試合の過程で小川の足の骨まで折った吉田の気迫にこそ、総合格闘家としての意地が見られました。最後に、足で小川の顔を踏み潰した一撃こそは、吉田の大学時代からの先輩への積年のウラミの、まさにその一撃だったように思われます。
 足を引きずりながらの小川のマイクパフォーマンス。本来なら、ここで吉田が歩み寄り、先輩に肩を貸して「ハッスル! ハッスル!」とやれば感動的なフィナーレとなったでしょうが、敢えてそれを拒否した吉田にこそ、私は納得するものがあったのです。
 マッハ×五味の闘いは、吉田×小川に勝るとも劣らない、いい試合でした。やはりいまの五味の勢いは、誰にも止められないような気がします。特にパンチの切れは一級品。私の夢は団体、組織を超えたKIDとの最強戦。見てみたいなぁ。そのKIDも須藤を問題なく一蹴しました。格の違いを見せ付けました。これも予想通り。ボビーが曙に勝ったのも予想通り。曙は相手に走り回られたら、もう手も足も出ないから。で、今回はDynamite!!も男祭りも全体にハラハラドキドキの波乱の試合が無く、小さくまとまってしまったと。それにフジ(男祭り)、TBS(Dynamite!!)共にお互いを意識しすぎ目玉カードをぶっつけ合うということで、紅白に漁夫の利をさらわれてしまいました。
 Dynamite!!も男祭りも、今年の大晦日はまさに正念場となるでしょう。いまから、仕込みをしないと、とても紅白越えなどといってられますまい。では今年最初の一稿はこの辺で。