舟木昭太郎の日々つれづれ -102ページ目

W杯も終わった。ジダンの一撃は白昼夢!それでもジダンの大会

 W杯のお祭りも終わったね。ジダンのフランスが優勝出来なかったのは残念だけど。でも本当に驚いたよね。延長後半5分、DFマテラッツィの胸元へ、頭突き1発!あれはまさに白昼夢を見るような衝撃だった。ジダンの頭突き退場の裏に、何があったのか、2人の間にどんな会話があったのか本当のこと知りたいもの。よほど屈辱的な言葉を浴びせらたのではないか。いずれにせよジダンの「屈辱的で不名誉なラスト」(独M・ポスト)で、私も、これでフランスは優勝出来ないと思った。PK戦でジダンがいるといないでは、相手に与えるプレッシャーも違う。絶対のカリスマを失い動揺したのは残されたメンバー。PK戦は、心理的に既にイタリアに敗れていた。それにしても、GKのブフォンをはじめ、八百長疑惑で、すったもんだのイタリア・サッカー界なのに、よくチームがまとまったもの。
 ジダンは不名誉なことをしたけど、やはり「MVP」に相応しい活躍で、本大会を盛り上げたし、素晴らしい闘志とテクニック・・・ボール捌きでフットボールの醍醐味を教えてくれた。正直「ジダンのW杯」と集約できる。
 それにしても、1試合平均2・30のゴールは、ボクシングでいうところの、ガードを固め守りに徹するという試合が多く、やはり退屈した。攻撃的なストライカーの出現が待たれるよ。ガンガン、ゴールを目指して欲しい。そういった意味で、4年後シュバインシュタイガー(独)なんか楽しみだ。
 日本は、決勝リーグに進めずやれ、ジーコが悪いとか、中田英がどうとか、バッシングの山だけど、何にいってんだって。W杯に出れただけでも、感謝しなくちゃ。皆で夢見れたんだから。世界のレベルにも、触れたんだし、「ニッポン・チャチャチャ」だけじゃなく、4年後はもっと成熟した、観戦者になっていたいよね。少なくとも私は。10年南アフリカ大会、いまから貯金して見に行くか。ジダンもカーンもいないけど。

UPPER CLASS7月号が出ました。W杯ジダンが渋い


 UPPER CLASS」7月号が出ました。ご覧頂けたでしょうか。今月は2日遅れということで、ご迷惑をおかけしました。亀田興毅の世界戦直前大特集ということで、反響も大きく「本を追加、至急送って下さい」と各方面から、矢の催促が来ています。何分にも、発行部数に限りがありますので、ご要望に応えられず申し訳ありません。もっと広告量が増してくれば、部数を乗せることも出来ます。このブログ読者のなかに、広告掲載のご希望がありましたら、弊社までにご一報頂きたいと思います。
 「UPPER CLASS」は首都圏のデイリーヤマザキ等、コンビニにも置かれています。一部ローソンにもあり、常時100冊店頭に並べてくださる、大田区流通センター内のローソンへ、モノレールに乗って出かけました。やはり気になるものです。当店は24時間営業で、宅配便のターミナルで働く若者が、大勢買い物に来るといゆうので、本誌はあっという間に無くなるとか。この眼で確かめるまでもなく、オーナーの徳永さんご夫婦が「UPPER CLASSは人気ありますよ。早くて半日、遅くても1日で無くなりますよ。もう、定期愛読者がついていますから。できれば、部数を増やして欲しいですね」
 と嬉しいオファーを頂く。この種の現場からのナマの声を聞くと、身も心も締まる。「UPPER CLASS」を待ってくれている若者たちがいる・・・首を長くして待っていてくれる店があると。ここローソンは、お店の入口の一番目につく所に本が置いてあった。ありがたいことだ。徳永さんご夫妻、これからもお世話になります。
 さて、W杯もはや決勝戦。準決勝のポルトガルVSフランス、味があったね。中でも、ジダンとフィーゴ。渋い。PKを決めたジダン、あくまでも淡々と。終了後は、ポルトガルのシャツを着て、歓呼に応える姿に勝者の奢りさらさらなく。敗者を労わり。まるで、ジャン・ギャバンの哀愁。フィーゴしかり、ともに男だねぇ。競技より試合後に私は心を奪われた。オヤジ選手と揶揄された二人に乾杯!で、ここまできたら、ジダンに最後の花道を飾って欲しいと思うのは当然でしょう。

立ち飲み居酒屋「うけもち」で、Zapp!のスタッフと飲んだ!

 会社(神田神保町)の近くに、最近はまっている一杯飲み屋さんがある。ここに寄らないと、落ち着かない。名前は「うけもち」(www.ukemochi.com )。場所は、水道橋東口から3分くらい。10~13人くらいでいっぱいになってしまう小さい店だが、夕刻早い時間に行かないと、店内には入れない。いつも大盛況のお店。何故そんなに人気があるかといいば、飲物&食べ物が300円と安いこと、そして旨いこと。築地直送の刺身に、桶に入ったきゅうり、気の利いた干物……どれをとってもさりげなく美味しい。インターネットでは、人気の的という。今の季節、店内へ入れない人は、外で空き樽の上に酒の肴を並べて飲む。これがまたなんとも、素晴らしい。立ち飲みの良さが、足元からガンガン伝わる。
 時折路地裏を流れ来る風も心を洗う。オーナーで、料理を一手に引き受けるマスターは寡黙で、客の間をくぐっては料理を配る。カウンターには、アルバイトの青年が、目まぐるしい客のオーダーを裁く。2人で店をきりもりするのだが、無駄がない。流れるように品物が出て来るのだ。3000円の「うけもち」カードを買うと便利。300円オマケがついて、3300円分の飲み物をオーダー出来る。
 いつの頃からか、私が通っていることが話題になっていて、レイアウトをお願いしている「Zapp!」のスタッフが、是非行きたいと言ってきた。そこで、月末仕事が一段落したところで、繰り出すことに。我が社の吉川、鈴木両名と「Zapp!」側は、担当の福田、巽君。皆好奇心いっぱいでやって来た。6時集合時間にも関わらず、店はもう9割方埋まっていたのには、福田君もびっくり。「人気の店だとは、ネットで知っていましたけど本当に、早く来て良かったですね」と実感。我々は、外の酒樽で輪になって飲んだ。先ず、長いままのきゅうりを3本取る。味噌をつけて、がぶり。わたしはホッピー、そのほかは皆生ビールだった。よく食べ、よく飲み2時間はあっという間に過ぎた。
 すずきの刺身も美味しかった。彼等の感想は「大満足」でした。で、月一、ここで一杯やることに。安くて我が社も助かるよ。でも、次回は「「『Zapp!』のマドンナ」、柿沼君も来てくれると、いいな~。

W杯英国を応援!ベッカムが本気だ。台風の目はエクアドル

本格的な梅雨が始まり、早朝の散歩もままならず、やはりなんとなくうっとうしい。W杯は応援している英国が順調に勝ち進み、決勝トーナメント進出を決めた。ベッカムがいい。本気だ。ブラジルとの対決を制して、2度目宿願の優勝をと私は願うのだが。
 台風の目は、エクアドル。3000㍍の高地民族は、スタミナ切れは心配無用。例え、ホームといえ、ブラジル、アルゼンチンを下した実績は侮れない。私はサッカーはほとんど素人で、3バックとか、4バックとか専門的なことは分からない。けど、技術の粋・・・世界最高峰のプレイヤーのスピーディーな攻防が毎日見られるのは楽しい。そう、4年前は、仙台まで行きトルコ戦を雨の中観戦した。ロシア戦の勝利、横浜でのブラジルVSドイツの決勝戦は、ドイツを応援したが、破れてガッカリしたものだ。ゴールを決められた瞬間、キーパーのカーンが、魂を失ったように崩れ落ちた、あのシーンは今も目に浮かぶ。
 閉会式では、スタジアムに千羽鶴が紙吹雪となり舞降りた。その1羽、サムライブルーの折り鶴が、弊社のシンボルマークなのですが。余談ながら。さて、今年優勝杯を手にする國は何処なのでしょう?

<映像コンテンツ売却のご案内>
弊社アッパーでは、1960年~1980年代に活躍したムエタイの名選手の映像コンテンツを売却いたします。10年期限付き、DVDの製造・販売(国内のみ)権譲渡、PAL方式マスターから、変換DVDにしてお渡しいたします。時間約300分、+9冠王チャムアペット、オランダの旋風児ラモン・デッカー120分も、さらに、沢村忠のタイでの貴重な映像も含まれます。
興味のある方は、ご連絡ください。
連絡先/TEL.03-3239-8151 舟木宛。E-mail upper@lapis.plala.or.jp





中野厚生労働副大臣「励ます会」と、混乱のDSE・PRIDEの今後を思う

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6月7日は、中野清厚生労働副大臣の「励ます会」が赤坂プリンスで6時からあり、沢村忠さんとご一緒した。今月号の「UPPER CLASS」で、沢村さんと対談をお願いして、ニートやフリーター対策について語って頂き、その朴訥な人柄にさわやかな印象を受けていたので、喜んでパーテーに出席した。800人を越す支持者、政治家の方で、会場は大変な賑わいだった。時の人、安倍晋三官房長官が、来場ともなると、さしずめ、メインイベンターの登場よろしく会場がざわめいた。ま、ありきたりの挨拶だけども、兎も角も目前で見れた。猪口少子化対策大臣も、なかなかキビキビとして、格好いいと思ったけど。
 やはり、中野副大臣のお礼の挨拶が、流暢ではないが、素朴で暖かいスピーチだった。代議士は話すことが商売だけに、どの人もうまい。うまいから逆に、器械が喋っているように感じる。余談ながら、中野さんは、『小江戸、川越街おこし』の仕掛け人。
 帰り沢村さんが神保町まで送ってくれて、タリーズでコーヒーを二人で飲む。沢村さんが「これは何と読むの?」と店員に店名を聞いた。「タリーズです」と丁重に答えていたけど、確かに、そう読める人ザラにはいないよ。聞く方が偉い!
 さて、フジテレビから、突如契約を解除されたPRIDEはどうなるんでしょうか・・・今日8日、東京プリンスホテルにファンを招いて、今後の方針を発表―ということだったが、弁護士同席で「潔白」を訴えた。まだ不明な点も多いので、ここは断定を控えたい。いずれにせよ、TV局から撤退されれば、いままでのように高額のファイトマネーもままならず、支障をきたすだろう。吉田、ヒョードル、ノゲイラ、ミルコ、シウバなど、あの対決、この顔合わせを予想するだに不安が付きまとう。
DES榊原社長は、「週刊現代」で、川又誠矢氏が暴露した「イノキ・ボンバイエ」を巡る一連の報道(榊原DSE社長が暴力団幹部と同席、ヒョードルのイノキ・ボンバイエ出場を巡り川又氏を脅したとの記事)に誤りがあれば、敢然と戦うべきであり、潔白が証明出来ないのであれば、自らの進退も視野に入れなければならないだろう。DSEは、これを機に選手、ファンのことを第1義に考え、抜本から改革すべきは改革し、新生DSEとして明るい未来に向けて再出発して頂きたい。

風邪でダウン!それでも薬だけは飲まぬわけ

 先週末(26~29)は風邪でダウン、創業以来3年半で初めて早引きした。熱と咳、それに鼻水・・・もう寝るきゃないと、まあよく寝た。股引まで履いて寝たのに、一向によくならず、ホット梅酒に、レモン、蜂蜜、ショウガを摺ったものを入れて、飲みまくり、ひたすら体を暖めた。

 私は、風邪薬というものを全く信用していない。あれは、気休めで飲むもんだと決めている。
 そう確信するに至ったのは、ある時、懇意の医師が、風邪でゼーゼーいってるのに、「ウチの先生は風邪薬を飲んだことはありませんよ。いつも熱い日本茶を繰り返し飲むだけです」と看護婦さんが、「内緒ですけど」と教えてくれたからだ。以来、お医者さんがそうなのだから、と飲まない。

 おかげさまで、自然な形で体力が回復していくのが実感できる。
 3日寝てすっかり良くなった。風邪引いたら、体を暖め,よく寝る。これのみ。
 タイ語で「薬」はヤー。よくタイ旅行中「ヤー、ヤー」と売人が「ガンチャー」(大麻)を売りに近寄って来る。コレ本当に「ヤーバイ」のです。タイでは、密告した人に奨励金が出るので、売って儲け、密告して儲けと悪い奴もいる。旅行者は気をつけて下さい。
 余談です。さて、「UPPER CLASS」6月号は1日配布されます。今月号も6月の格闘技イベントをビッシリ網羅しています。配布先もドンドン広がっております。もし、貴方のお店などに、常備したいのであれば、どうぞ弊社まで御連絡を。03-3239-8151まで。

オランダ格闘技界のドン、ブルミンさんと黒崎先生の再会

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 オランダ格闘技界のボス、否ドンか、ジョン・ブルミンさんが来日。埼玉県・戸田公園の黒崎道場でお会いできた。新格闘術・黒崎健時総帥に会いたくてわざわざオランダから、飛んで来た。「親友の黒崎先生が、体の具合がよくないと国の格闘技関係者から聞き、心配してね。でも、こうして会ってみて、先生がすこぶる元気なので安心したよ。40年前、池袋の大山道場で初めて、先生の稽古見て、日本には凄い人がいるもんだと感動して、以来ずっと尊敬しているよ。先生は、我が国に極真の指導員として赴き、武道を広めてくれた、偉大なる開拓者です。今日のオランダ格闘技界の隆盛は先生無しには語れません」
 当日通訳には、ブルミンさんの奥さん(オランダ人とインドネシア人のハーフ)と母親が友人という藤原健時さんが務めて下さった。ブルミンさんは、講道館の研修生として、来日―講道館に通う傍ら、大山道場で空手を習う。身長196cmの長身は、さすがの道場生も威圧されたという。講道館の段位は4段だというが、帰国後「武道会」を設立、空手も取り入れた新組織を興し講道館と疎遠に。現在は、アムステルダムにある道場を拠点にドイツ、フランス、ロシアへと飛び回り一般の指導、セミナーは勿論、ロシア・コマンド部隊の実戦教育、オランダ王室警護等で重要な役割を果たしている。
 あの柔道王・アントン・ヘーシンクには、「8度挑戦状を出したが、いずれも受けてもらえなかった」と今でも悔む。現在73歳・・・黒崎道場から、蕨のしゃぶしゃぶ亭での昼食会では、まるで青年のように肉をお代わりして、その健啖家ぶりは黒崎先生を驚かしていた。
 「私が、格闘技の世界で先生と仰ぐのは、黒崎先生だけ。人間的にもだ。だから、自分が迷ったときは、先生ならどうするか、と考えてみる。先生には武道会の将軍、大名になって欲しいと言ったけど断られたよ。でも80歳の誕生日には必ずまた来ますよ」
 ブルミンさんからは、猪木のことK-1のこと・・・裏話も沢山伺った。後日何かの機会に書きたいと思う。自宅の庭は日本風で、錦鯉が泳ぐという、ブルミンさん、どうぞ、いつまでもお元気で。黒崎先生との男の友情、羨ましく拝見しました。尚、ブルミンさんは18日、離日。

KIDの「真空跳びヒザ蹴り」に驚いた!

 黄金週間の一連の格闘技大会は、それぞれ趣が違って、満足したけど、一番印象に残ったのはやはり山本KID徳郁の跳びヒザ蹴り。宮田和幸を、正に秒殺に斬って落とした。鎧袖一触とは、あのようなシーンのためにある言葉だ。かつて“キックの鬼”沢村忠というキックボクシングのスーパースターがいた。彼の十八番、伝家の宝刀が俗にいう「真空跳びヒザ蹴り」。しかし沢村の場合は、相手をさんざん痛めつけ、グロッギーになったところで、宙に跳び、KOへ結びつけた。  KIDは、違う。ゴングが鳴った直後の刹那、相手の虚を衝くなんとも破天荒で大胆な攻撃―あれは、沢村の引退後久しく見なかった、紛れも無き「真空跳びヒザ蹴り」だった。  しかも見事な二段蹴り。右ヒザをヒットしたと思ったら、空中で入れ替えた左ヒザがグサリと入った。宮田が、よけ切れなかったのも無理はない。実は右ヒザは見せかけで、実弾は左ヒザにあったとは・・・敗れた宮田を責められるものではない。いずれにせよ、KIDという類稀な才能を改めて見せ付けられた。  かの黒崎健時師範さえ「勘がいいんだろうね。たいしたもんだよ。神の子か、なんだかしらないけど、決断力、思い切り、こういう選手は他にいないな」。伝説の格闘家からお墨付きを貰ったのだから凄い。KIDはまだ発展途上にあるのかもしれない。8月5日、10月9日のミドル級トーナメント戦は一段と興味が湧いてきた。  PRIDE開幕戦の吉田×西島は、予期した結果。元ボクサーで大成した男はいない。藤田は、劣勢の中耐え忍んでよくぞ逆転した。でも、蹴りに対する防御はまだお粗末。  それにしても、同日〈5月5日〉の亀田兄弟試合には驚いた。兄興毅の平均視聴率が33%だと。ボクシングを見る目も変わった。感想はそれだけです。

黄金週間は格闘技で花盛り、亀田が気になる

 29日から、5月7日まで、人によっては、9日間もの休みを取るという・・・羨ましい限りだ。休む人あれば、戦う人あり。まあ、ゴールデンウィークの格闘技界の興行もすさまじい。28日(代々木第二)TITANS 29日MAキック(ディファ有明)、日本キック(後楽園ホール)、5月2日パンクラス(後楽園ホール)、3日HERO’S2006(代々木第一)同日NJKF(後楽園ホール)5日PRIDE GP(大阪ドーム)亀田興毅世界前哨戦(有明コロシアム)。ざっと拾いだしただけでも、まさに百花繚乱。これほどバリエーションに富んだ、あらゆる格闘技が集中的に見られるところは、我が国くらいのものだろう。  私は、この黄金週間は体力造りに励もうと思っている。勿論暦に沿って会社に出て来るけれど、できるだけ電車を避け歩きまくるつもり。HERO’SもPRIDEも、そして亀田もTV観戦と決め込んでいます。大好きな芋焼酎でも飲みながら、チェックしておきます。なかでも、亀田はやはり気になります・・・正直彼の将来像が私にはまだ見えてこないので・・・。  「UPPER CLASS」(5月号 1日配布)も目の前です。今号の表紙は“スプリングヘブン”美濃輪育久選手。大ブレーク中の彼をキャッチ、インタビューしています。 「UPPER CLASS」はその配布圏を拡大しておりますが、ご自宅にもお届けしますので、気軽にお電話ください。TEL.03-3239-8151 会員になれば、1000円で1年間お届けいたします。   

佐山聡と前田日明、週刊誌で20年ぶりの対話に思う

 佐山聡(初代タイガーマスク)と前田日明が、いま発売の『週刊文春』誌上で、注目すべき対談を行なっている。立会人が、作家・真樹日佐夫氏。つまり、真樹先生の尽力によりこの企画が実現したと言う訳である。いずれにせよ、'85年9月2日(大阪・臨海スポーツセンター)での、あの遺恨試合から20年ぶりの対話……両氏をよく知る私にとっても、心温まるニュース、出来事で真樹先生には、感謝せねばなるまい。
 現在の総合格闘技ブームの基盤を構築したのは、紛れもなくこのお二人に尽きる。UWF、リングスを生み出した前田、UWFを経て、修斗を確立した佐山。私も何度かこの二人の対談を実現したく折衝した。しかし、前田がOKしても、佐山、ガンとして拒否して、ついに今日まで出来なかった。佐山君とは、藤原道場のロッカーが隣あわせということで、それとなく打診していた。いずれにせよ、私の手で実現せずとも、嬉しいの一語。前田は、佐山の紹介でプロレスの世界に入っている……その入門当時の話から会話が始まる。その中で、前田がずーっと佐山を心に掛けていたこと、例えば、佐山が修斗から離れたあと、修斗関係者が来て「ロシアの70~80㌔クラスの選手を紹介して欲しい」のくだりでは、佐山を全面的に援護している。これに対し佐山は「前田はいい事を言ってくれた」と感謝している。3年前、小林邦昭が、癌を患って不憫に思った前田が、佐山の留守電に「小林さんを勇気付けて」とメッセージを残している秘話も。いい話である。
 前田は、総合格闘技が未来永劫に続くようにと、夢を語れば、佐山は、日本人の精神的復活を命題にあげた。そして最後に「前田と話せて良かった」と……涙が出るよ。それにしても『佐山聡VS前田日明 20年ぶりの遺恨試合』のタイトルはよくない。思わせぶり過ぎ……「誌上バトル」なんて、文中には一切そんな語りも見当たらないのにねえ。喧嘩させたかったのか?
 さて、「格闘技完全裏の本」(株式会社マックス)が4月17日、コンビニ・書店で発売される。巻頭で私が「猪木×ウィリー戦の暗闘」と題して書いてます。26年前の衝撃の舞台裏を添野義二師範が激白。これは凄いよ! 読んでのお楽しみです。