舟木昭太郎の日々つれづれ -101ページ目

黄金週間は格闘技で花盛り、亀田が気になる

 29日から、5月7日まで、人によっては、9日間もの休みを取るという・・・羨ましい限りだ。休む人あれば、戦う人あり。まあ、ゴールデンウィークの格闘技界の興行もすさまじい。28日(代々木第二)TITANS 29日MAキック(ディファ有明)、日本キック(後楽園ホール)、5月2日パンクラス(後楽園ホール)、3日HERO’S2006(代々木第一)同日NJKF(後楽園ホール)5日PRIDE GP(大阪ドーム)亀田興毅世界前哨戦(有明コロシアム)。ざっと拾いだしただけでも、まさに百花繚乱。これほどバリエーションに富んだ、あらゆる格闘技が集中的に見られるところは、我が国くらいのものだろう。  私は、この黄金週間は体力造りに励もうと思っている。勿論暦に沿って会社に出て来るけれど、できるだけ電車を避け歩きまくるつもり。HERO’SもPRIDEも、そして亀田もTV観戦と決め込んでいます。大好きな芋焼酎でも飲みながら、チェックしておきます。なかでも、亀田はやはり気になります・・・正直彼の将来像が私にはまだ見えてこないので・・・。  「UPPER CLASS」(5月号 1日配布)も目の前です。今号の表紙は“スプリングヘブン”美濃輪育久選手。大ブレーク中の彼をキャッチ、インタビューしています。 「UPPER CLASS」はその配布圏を拡大しておりますが、ご自宅にもお届けしますので、気軽にお電話ください。TEL.03-3239-8151 会員になれば、1000円で1年間お届けいたします。   

佐山聡と前田日明、週刊誌で20年ぶりの対話に思う

 佐山聡(初代タイガーマスク)と前田日明が、いま発売の『週刊文春』誌上で、注目すべき対談を行なっている。立会人が、作家・真樹日佐夫氏。つまり、真樹先生の尽力によりこの企画が実現したと言う訳である。いずれにせよ、'85年9月2日(大阪・臨海スポーツセンター)での、あの遺恨試合から20年ぶりの対話……両氏をよく知る私にとっても、心温まるニュース、出来事で真樹先生には、感謝せねばなるまい。
 現在の総合格闘技ブームの基盤を構築したのは、紛れもなくこのお二人に尽きる。UWF、リングスを生み出した前田、UWFを経て、修斗を確立した佐山。私も何度かこの二人の対談を実現したく折衝した。しかし、前田がOKしても、佐山、ガンとして拒否して、ついに今日まで出来なかった。佐山君とは、藤原道場のロッカーが隣あわせということで、それとなく打診していた。いずれにせよ、私の手で実現せずとも、嬉しいの一語。前田は、佐山の紹介でプロレスの世界に入っている……その入門当時の話から会話が始まる。その中で、前田がずーっと佐山を心に掛けていたこと、例えば、佐山が修斗から離れたあと、修斗関係者が来て「ロシアの70~80㌔クラスの選手を紹介して欲しい」のくだりでは、佐山を全面的に援護している。これに対し佐山は「前田はいい事を言ってくれた」と感謝している。3年前、小林邦昭が、癌を患って不憫に思った前田が、佐山の留守電に「小林さんを勇気付けて」とメッセージを残している秘話も。いい話である。
 前田は、総合格闘技が未来永劫に続くようにと、夢を語れば、佐山は、日本人の精神的復活を命題にあげた。そして最後に「前田と話せて良かった」と……涙が出るよ。それにしても『佐山聡VS前田日明 20年ぶりの遺恨試合』のタイトルはよくない。思わせぶり過ぎ……「誌上バトル」なんて、文中には一切そんな語りも見当たらないのにねえ。喧嘩させたかったのか?
 さて、「格闘技完全裏の本」(株式会社マックス)が4月17日、コンビニ・書店で発売される。巻頭で私が「猪木×ウィリー戦の暗闘」と題して書いてます。26年前の衝撃の舞台裏を添野義二師範が激白。これは凄いよ! 読んでのお楽しみです。

K-1 MAX、優勝候補はズバリ魔裟斗!

 K-1WORLD MAX2006開幕戦は、見応えがあったよね。結論からいうと、4人の世界経験者が決勝戦の舞台に勝ち進んだのだから、6月30日の横浜アリーナは熾烈な戦いの場になろう。魔裟斗、小比類巻貴之、佐藤嘉洋と日本選手が全員揃って登場するのも、例がなく華々しい顔触れ。主催者推薦枠で、ブアカーオに延長の末僅差で敗れた、強打のカラコダが加わるのも、戦乱に拍車がかる。
 開幕戦の戦いぶりから分析して、ズバリ優勝候補は、魔裟斗。レミギウスの立ち上がりの奇襲攻撃をよくしのぎ、逆転にむすびつけた。アグレッシブな闘争心と、やはりテクニックは群を抜く。押し込まれ、絶対的に不利な状況からの反撃にこそ魔裟斗の真骨頂がある。あの場面、攻撃に臆して、後退を重ねていたら、敵は倍の力で魔裟斗を襲い、あるいは、無残な姿を呈していたかもしれない。それを救ったのは、まさに、勝負度胸と、スピードと切れ味のいいコンビネーション。
 昨年の負傷から、魔裟斗は完全に回復したといってよい。今一度世界へのモチベーションが、上がって、心身共に充実していることが、戦いぶりから伺える。頼もしい存在だ。
 ブアカーオは、カラコダのパンチに苦戦した。試合中に過呼吸に陥ったという。ヒザ蹴りへの早いブレイクが、攻防のリズムを狂わせたためとか・・・。であっても全盛期のバネは感じられない。前年優勝のサワーにも、勢いが感じられず。クラウスしかり。
 小比類巻はローキックの切り札に繋ぐ、攻撃のバリエーションがあれば、伝家の宝刀も輝きを増す。佐藤のテンカオ・・・相手の出鼻へのヒザ蹴りは有効な武器、パンチにスピードがつけば、可能性がグーンとアップする。しかしまだ、日本人2選手とは差があるのは否めないといったところか。
 決勝の舞台が舞台が今から待ち遠しい限りである。

「UPPER CLASS」3号はただ今配布中です!

 「UPPER CLASS」創刊3号をお届けします。今号からあらたに、タワーレコード渋谷、秋葉原、錦糸町各店、HMV渋谷店に配布が決まりました。お近くにお出かけの際は、お立ち寄り下さい。また、パチンコ・ダイエー・グループ39店舗も、サポートしていただき全店に配布できるようになりました。まだ行き渡らないところもありますが、北上を続けております……、しばらくお待ち下さい。試合会場での配布も増やしていきます。多くの人が手に入れ易いように、積極的に仕掛けて行くつもりでおりますから、ご支援のほどを。
 あっという間に、桜の季節も終わってしまいました。それでも、東京は晴天にめぐまれて、例年より楽しむ事ができました。私も、忙しい仕事の合間を縫って4月1日、妻を連れだって、千鳥ヶ淵の桜見物に行きました。まあ、たいそうな人出で、トコロ天のように押し出されながら、眺めてきました。咲き誇る桜に圧倒されてきました。桜はやっぱり、日本人の「心」でしょう。
 翌2日は、私の×歳の誕生日、妻の御馳走で「すし勘」へ。8時過ぎでネタも少なくなっていましたが、夫婦で満足して帰ってきました。そうえいば、3月21日の妻の誕生日も「すし勘」。いつの間にか定番になっていました。
 4月17日、発売「格闘技完全裏の本」(マックス・バイオレンス・ムックVol.1)を見てください。巻頭衝撃弾!「猪木vsウィリー隠された暗闘」と題して、私が26年目の恐るべき新事実を書いています。宜しくどうぞ!

拝金主義、猫にも劣る・・

 夏目漱石の「吾輩は猫である」のなかに、こんな一節が出て来る。吾輩、つまり猫が主人の苦沙弥先生を働きのない、将も無い人とみながらも「しかし今の世の働きのある人を拝見すると、嘘をついて人を釣ることと、先へ廻って馬の眼玉を抜くことと、虚勢を張って人をおどかすことと、鎌を掛けて人を陥れることよりほかに何も知らないようだ。中学などの少年輩までが見様見真似に、こうしなくては幅が利かないと心得違いをして、本来なら赤面してしかるべきのを得々と履行して未来の紳士だと思っている。これは働き手というのではない。ごろつき手というのである。吾輩は日本の猫だから多少の愛国心はある。こんな働き手を見るたびに撲ってやりたくなる。・・こんなごろつき手に比べると主人などははるかに上等な人間である、云々。」と――この一節を目にして、ホリエモンや東横インの社長の顔が浮かんだ。拝金主義目に余る。猫にも劣るか・・。

荒川静香こそ、真のプロです!

 トリノ冬季五輪も荒川静香が金メダルを取って、まあ日本にとっては、結果的にハッピーエンド・・・。なにはともあれ、「神様仏様荒川様」だ。NHKが「荒川の金メダルへの道」と題して早速特番を組んでいたけど、このあたりのプロデュース力、スピードはさすが! 
 で、レベル4への技術、フォーム改良へのコーチとのやりとりは、まさに修羅の世界で並ではない。荒川の己の意思を貫き通す姿勢、忍耐力・・・、これぞ真のプロ、荒川は私に多くの教えを示してくれた。格闘技と比べてもなんら遜色の無い過酷な世界。挫折、苦悩、忍耐―だからしての栄光!
 世界チャンプを11人も育てたロシアの名コーチを敢えて切って、大会直前に新コーチに代える決断と、これも鉄の信念。う~ん重みのある金です。
 さて、金1個で「4位五輪」のレッテル。だけど、アルペン男子回転4位皆川賢太郎なんか,その差0.03秒での4位、湯浅直樹も7位・・・、これは凄いことなのだ。フィギュアスケートとアルペン回転は私にとって特に好きな種目だけど、アルペン回転は、一瞬の剛毅、一瞬の決断、常に迫られるもので、見ていてゾクゾクする。その競技に、有望な選手が出てきているのだからうれしいね。メダル1個でも、そう悲観する事ないってば。ガンバレ、ニッポン!!

わたしの代々木上原食べ歩き

 最近はさすがに歳と衰えを感じる。つまり二日酔いを感じる日が多い。それでも酒は止められない・・好きな処をぐるぐる飲み歩いている。月初めは富ヶ谷の「田吾作」へ妻と出掛けた。このお店は、文字どおりスッポンの専門店で超セレブの集まる店だが,私ども夫婦は、カウンターで親方の出してくれる小料理に満足する。最近はもっぱら芋焼酎だ。とにかく手品のようにアッという間につくってくれる料理はどれも心で「旨い!!」と叫びながらたべている。
 オーナーの井上さんとは、昔同じマンションの隣同士ということもあり、家族のようなお付き合いで、お客さんが帰った後は無礼講の大宴会となるのがお決まりのコース。女将さん、ご子息宏明君を交えて侃々諤々―と言う訳で飲み過ぎになる。
 宏明君は関東一高から城西大に進み野球でピツチャー、マネージャーなどで活躍し、長身、巨漢。だけに、あの前田日明さんから「レスラーになれよ」といわれた。彼はこのほどJALの美人スッチーと目出度く婚約もなり宴会も自然と盛り上がるわけ。最後にブツ切りのお新香にスッポン・スープで雑炊を作ってもらう。これが絶品のフイニッシュ。そして、千鳥足で帰るのである。
 代々木上原は名店が多い。中でも「すし勘」は味も当然ながら、雰囲気が好き。値段も安心・・だからいつもお客でいっぱい! 1カ月に一度いかないとイライラだ。つい最近は石原伸晃さん(前国土交通大臣)がご家族でいて、何より体がビシリと締まり、以前よりずーと格好よかつた。「すし勘」は、オヤジ(関さん)のギャグはクール・ビズだが私にとっては頼もしいオヤジ……ウーン腹が鳴る。淳平ちゃん、大野ちゃん、ノリちゃん,女将さんいつもありがとう!上原編飲み歩きはまた後日に……。

第20回冬季オリンピック競技トリノ大会開幕!

 第20回冬季オリンピック競技トリノ大会が開幕して,連日熱戦を繰り広げている。いまだ(15日現在)日本はメダル0と言う状況だ。私も意外だが、ナニ米国のスポーツ専門誌は大会前に「日本のメダル数は銅2個」と予想している。なんとなくそんな流れだ。 

 それにしても、開幕の演出は見事と言う他ない。色彩、マスゲーム、音楽どれをとっても、さりげなく、しかも美しく。人によるスキージャンパーのパフォーマスに、驚いていたら、次は平和の象徴鳩が浮かび上がった。オノ・ヨーコが出てきたら、平和のメッセージを伝え、亡きジョン・レノンのイマジンが流れ、あれには正直ジンときたよ。叔父さんも・・・。

 トリノは自動車メーカー、ファイアットかのある所で、あっという間に組み立てられた、真っ赤なフォーミラーが爆音をたてて走りだすという、これまたニクい演出! 歴史と近代文明を巧に組み合わせた。聖火を手に、トンバが走り、最後クライマックスは,聖火台からではなく、グランドからの点火―火の輪はあっという間に聖火台に達した。 そして、ババロッティが、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」で朗々と最後を締めた。感動、感動。

 それにしても、NHKの実況はお粗末。ブッシュ夫人も、前IOC会長サマランチさんも写し出されたのに名前すらでず・・言ったらキリがない。勉強不足、只原稿を読んだだけ・・先輩アナは泣いているだろうに。

“龍虎決戦2番勝負”竹山VS鈴木! DVD「サムライたちの宴」(うたげ)は3月初旬発売予定!

 小社が発売を予定しております伝説のプロレス&格闘技シリーズ第1回配布「サムライたちの宴」の発売が制作のトラブルから、大幅に遅れて大変ご迷惑を御掛けしております。急ピッチで編集作業を行なっていますので、3月初めには間違いなく発売されます。

 日本初!! 内閣総理大臣杯を賭けた、“龍虎決戦2番勝負”竹山晴友VS鈴木秀男を柱に、当時の王座戦の正に集大成といった内容で貴重な映像が盛り沢山です。従いまして収録時間も130分位になりそうです。 

 私は日豊企画の石川タケ子社長からお預かりした膨大なテープを正月返上で元旦からチェックしました。ベーターが主で、それをVHSへ替え、更に1枚のDVDに変換する、という気の遠くなるような作業の連続です。その甲斐あってか、とてもいい内容の作品となりそうです、どうぞご期待下さい! 

 尚、「サムライたちの宴」(うたげ)定価4000円(税込み)送料500円 予約お申し込みはフリーダイアル0120-64-8130 fax0120-52-8133まで 。

「UPPER CLASS」創刊号は1月26日発行! 

 ブログの方も、忙しさにかまけてなかなか更新出来ず申し訳ありません。「UPPER CLASS」の創刊号の締切に追われ、テンテコ舞の状況なものですから。兎に角1月26日創刊号が出ます。11月、12月と試運転を得ての晴れのデビューとなります。今月号はMARS、K-1 MAXの直前特集になっています。ボリュームたっぷり、どうぞ手にとって見てください。また「UPPER CLASS」を美容室とか飲食店会社等に常備をご希望の方は遠慮なくお申し付け下さい。着払いの送料のみご負担下さい。毎月定期で送ります。

 さて、この週末、週明けはパーティが続きます。19日は白井・具志堅用高ジムの新年会を兼ね嘉陽君のOPBF・L・Fタイトル獲得祝勝会(於いて・京王プラザ)20日ホテル・オークラで「真樹日佐夫先生」作家生活45周年の宴。私も発起人に名前を連ねています。私以外それは著名な方ばかりで恐れ多いことです。流石真樹先生、盛大なパーティになるでしょう。この日会場で発起人同士の坂口征二さん、そして梶原一騎先生の高森夫人とお会いすることも楽しみ。そして、週明け23日は武藤敬司さんの全日本プロレス創立3周年パーティが(九段・グランドパレス)あります。パーティは人と人との出会い。今年も大事にしたいと思います。