W杯も終わった。ジダンの一撃は白昼夢!それでもジダンの大会 | 舟木昭太郎の日々つれづれ

W杯も終わった。ジダンの一撃は白昼夢!それでもジダンの大会

 W杯のお祭りも終わったね。ジダンのフランスが優勝出来なかったのは残念だけど。でも本当に驚いたよね。延長後半5分、DFマテラッツィの胸元へ、頭突き1発!あれはまさに白昼夢を見るような衝撃だった。ジダンの頭突き退場の裏に、何があったのか、2人の間にどんな会話があったのか本当のこと知りたいもの。よほど屈辱的な言葉を浴びせらたのではないか。いずれにせよジダンの「屈辱的で不名誉なラスト」(独M・ポスト)で、私も、これでフランスは優勝出来ないと思った。PK戦でジダンがいるといないでは、相手に与えるプレッシャーも違う。絶対のカリスマを失い動揺したのは残されたメンバー。PK戦は、心理的に既にイタリアに敗れていた。それにしても、GKのブフォンをはじめ、八百長疑惑で、すったもんだのイタリア・サッカー界なのに、よくチームがまとまったもの。
 ジダンは不名誉なことをしたけど、やはり「MVP」に相応しい活躍で、本大会を盛り上げたし、素晴らしい闘志とテクニック・・・ボール捌きでフットボールの醍醐味を教えてくれた。正直「ジダンのW杯」と集約できる。
 それにしても、1試合平均2・30のゴールは、ボクシングでいうところの、ガードを固め守りに徹するという試合が多く、やはり退屈した。攻撃的なストライカーの出現が待たれるよ。ガンガン、ゴールを目指して欲しい。そういった意味で、4年後シュバインシュタイガー(独)なんか楽しみだ。
 日本は、決勝リーグに進めずやれ、ジーコが悪いとか、中田英がどうとか、バッシングの山だけど、何にいってんだって。W杯に出れただけでも、感謝しなくちゃ。皆で夢見れたんだから。世界のレベルにも、触れたんだし、「ニッポン・チャチャチャ」だけじゃなく、4年後はもっと成熟した、観戦者になっていたいよね。少なくとも私は。10年南アフリカ大会、いまから貯金して見に行くか。ジダンもカーンもいないけど。