日本の経済成長が止まり、国民が貧困化し、少子高齢化も進んでいます。なぜ、日本はこんなに疲弊してしまったのでしょうか。世界でもっとも長い歴史を持ち、自然と調和することで穏やかに暮らして来た日本に、なにが起こったのでしょうか。

 新世界秩序=地球市民総奴隷化に向かう世界情勢の中で、日本は確実にその方向に流されつつ有ります。岸田政権はグローバリスト、すなわち新世界秩序を目指す人達の言い成りになると、今年のダボス会議でハッキリとその方向性を示しました。
 

グローバル志向の政府では日本は衰退する。
岸田政権は新自由主義路線を更に推し進めます。

 

もっとも、この狂った方向性は今に始まった訳ではなく、日本に於いては100年以上前から計画されていることで、当時の日本人はその策略に対峙し、日本を守ってきてくれました。しかし、大東亜戦争(これも仕組まれたモノ)の終戦後、GHQによる統治が始まり、日本破壊工作は本格化します。

 彼らは何故、日本を破壊したいのでしょうか? それは、日本の存在が彼らの思い描く新世界秩序にとって邪魔であり、日本が存在していると達し得ないと考えているからだと推測できます。

 理由は簡単です。彼らの目指す新世界秩序では、彼らが世界の統治者=支配者となり、地球上の人々は、一つの世界(One World)の中に集約され、各国ごとの伝統や文化、言語までも認めず、彼らの価値観のみが正しいことであり、その価値観の中で家畜化する。その様な世界観です。それは、歴史を振り返れば想像できます。西欧やアジアの大陸の歴史は、食うか食われるかの繰り返しであり、強いものが弱いものを支配する歴史です。

 日本は島国であった事や、気候が穏やかであり、水と植物や動物などに恵まれた環境であったためか、とても穏やかな生活を送ることが出来ていました。この様な環境のなかで、自然と先祖を神とする信仰が生まれ、争うということよりも自然と調和する生き方、思想信条となっていったと思われます。

 西欧の列強国は、アジア諸国やアフリカ諸国、南米諸国などの世界中を植民地化していた時、彼らは日本も植民地にしようと思っていました。そこで日本は、アジアの国々を植民地から解放し、国として独立させ、日本がアジア諸国と伝統・文化を尊重し合う、友好的な関係を築くことで、西欧の列強国と対抗しようとしました。

 この様に、真の意味での「多様性」を認め、「性善説」で「調和」を重んじる日本は、力で支配する西欧の思想信条とは対極にあると言えます。だから、日本が国力を高め、アジアのリーダーと成ってしまうと、彼らにとって都合が悪いということなのです。

 さらに、彼らとは極限られた少数の人達です。国王は国の支配者であり、国民は国王の所有物ですから、「彼ら」というのは限られる事がお分かり頂けると思います。もし、日本的な思想信条が世界中に広がれば、自国の中の立ち位置さえも危ぶまれます。とても世界支配など無理でしょう。
 

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 昔から日本は幾度となく外国からの侵攻に遭っています。建国後の大きな動きとしては、鎌倉時代の元寇、戦国時代のスペイン・ポルトガルの侵攻工作、江戸末期のペリー来航、明治維新以後の経済封鎖による戦争誘導からの大東亜戦争が上げられる思います。

 大東亜戦争の勝敗について、確かにアメリカに敗けた様に見えますが、本当に敗けたのかはなんとも言えず、引き分け若しくは勝ったと言えなくも無いとさえ思えます。さらに、形式的には戦争は終わっていますが、実際は今も続いているのではないか。もっと言えば、明治維新はまだ終わっていないのでは無いかと考えられます。

 大東亜戦争後、日本はGHQによる統治下に置かれました。しかし、日本が植民地からの解放を目指したアジアの国々は、戦後独立を果たしていきました。そして、日本も急激に復興し、世界第2位の経済大国となりました。ここまでを踏まえると、日本はアメリカには一時敗れはして植民地とされたが、アジア諸国は独立し目標のひとつは達成されましたし、経済大国になったのですから、一概に敗けたともいうのはどうなのかと思うのです。

 問題はGHQが引き上げて、これも形式上は日本が独立した後も、日本破壊工作は続けられ、それは今も変わりなく継続されているということです。そして、継続されているということは、言い方を変えれば、戦争はまだ続いているということ。経緯を踏まえれば、明治維新がまだ終わっていないという事だと思います。

 そして、新世界秩序へ向けてのグレートリセットで、日本にトドメを刺そうという動きが、今の現状なのかと思えます。

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 まだ決着は付いていないということは、日本が挽回する機会はありますし、日本が復興すれば、アジアをはじめ世界を巻き込み、未来を良い方向に変えられるかもしれません。反対に敗けてしまえば、日本は溶解し中国共産党の傘下となり、国民は総奴隷化されるでしょう。

 だから、絶対にこの戦いには、勝利以外の選択肢は有りません。そして、勝つためには現状を把握すること。現状の経済政策、税制を含む財政、外交政策、安全保障、食料、医療、等々の実際を知ること。そして、なぜこの様な売国・亡国政策を施行てしまうのかを考え、知ることだと思います。

 すべての政策やその結果は、関連し合い連動しています。その時は気が付かなくても、将来新しく政策が実施されたり、立法されたりした時に、影響し合って負の効果となる事も考えられます。

 例えば、「消費税」「雇用機会均等法」「働き方改革」「派遣労働法」等々の税制と労働法などは密接に関連し影響し合い、少子化、低賃金化、貧困化、格差拡大の原因となっています。さらに、結果が相乗効果を発揮し、さらに悪化させることも有ります。社会保険料の増加や農業政策、医療政策も同様で、これらも先の事に関連し影響しますし、先の事も医療や農政と関連し影響します。

 

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 なので、政策などを考える時、その政策だけを見ていても、それが社会に与える影響を知ることは出来ません。また、限られた論点だけに注目してしまっても、その裏にある思惑に気が付くことが出来ません。

 物事の見方、考え方の基本となるモノ。それは「心」「精神」であると思います。日本人であれば「やまとごころ」ですね。今の政治屋にはこれが欠如しています。そして、私たち国民も同様に欠如していると思われます。

 それは、戦後のGHQによる、洗脳教育によるところが大きいのですが、2000年以上続いてきた日本人の精神が、たかが70年程度で壊されるハズはありません。私達のDNAには昔からの日本人としての情報が受け継がれています
 
 だから、私たちはお正月に初詣に行き。初日の出を拝むのです。親の命日にお線香を上げるのもそうです。お天道様の下では嘘をつかない。お天道様が見ている。人は嘘を付いてはイケナイ。と思う思想信条。他にも日本の習慣はまだまだ沢山有りますよね。

 その日本人の心が、戦後から続く破壊工作により、失われつつ有ります。その亡国戦略のなかでもっとも効果的な事が、歴史と皇統の喪失でした。

 皇統とは日本そのものであり、国体と言えます。これが失われてしまえば、もう日本では無くなってしまいます。
 

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 歴史は記憶です。建国の歴史を知らないということは、自分が誰から産まれたのかが分からないことと同義です。さらに、その歴史が捏造されていたら、自分は一体何者なのかということになります。

 この二つを喪失させることで、日本人からやまとごころを消失させ、日本人が本来持っている精神、思想、信条を都合の良い方向に誘導することで、思惑に沿ったように洗脳出来るようになるのです。

 教育による日本人の精神、思想、信条の改革(破壊)は、歴史教育だけでは有りません。歴史教育で誘導され、やまとごころを忘れさせられた状態では、日本人本来の考え方も出来なくなります。要するに他の科目に於いても、彼らの思惑に沿った考え方を植え付けられます。数学と物理は嘘を付けませんが、経済学、医学、法学などは、根底にある思想、理念に大きく左右されるため、もっとも影響を受けやすいと思われます。そして、それは最高学府を頂点に上に行けば行くほど、彼らの思想、理念が濃くなり、模範解答とはそれを反映したものと言えるのです。結果、彼らグローバリストの思想、理念に深く染まった人たちがエリートとされ、政界や経済界で持て囃され活躍するようになりました。

 だから、今の政府や高官、大企業の経営者からも国家観は感じられず、「今だけ、金だけ、自分だけ」という、日本の国体とはまったく異なる原理で、物事が勧められていると思います。そして、その結果が今の惨状であり、まさに成るべくして成った。としか言いようがありません。
 

 現在の愚策・駄作の数々に共通して言えること。それは国家観が無い。ということです。一見良さげに見える政策も、表に着せられたキレイな衣装の内側に、トンデモナイ亡国や売国政策が隠されています。さらに厄介なことに、これらの亡国・売国政策は、制作過程や施行直後は気が付きにくく、後からまったく異なる分野と思われる、別の政策が一つ二つと重なるうちに、効果が出てくるというモノです。

 これを防ぐためには、政策立案から政策作りの段階から、やまとごころを持って事に当たるということに尽きると思います。日本の行く末を考える時、やまとごころを以て取り組むのと、グローバリストの思惑を以て取り組むのでは、どちらが日本に取って良いかは考えなくても答えは明白でしょう。

 これまで、日本の危機を乗り越えてきた先人達は、当然ながらやまとごころを持つ人達でした。そして、侵略をことごとく跳ね返し、日本を守って来たのです。そのことからも、日本人にとって、やまとごことが如何に大切であるかが伺えます。

 もし、これら危機の時に、日本人がどこかの諸外国に感化され、やまとごころが失われていたなら、その時点で日本は侵攻され消滅していたと思われます。今、日本はまさにそうなりつつ有りますから、これも間違いの無いことだと言えるでしょう。

 教育は国にとって最も重要な要素であり、その中でも国史、皇統という日本の国体に関するモノは最も重要なことです。なんども書きますが、根本となるモノ、国体・やまとごころ、これ無くして日本は日本ではありません。そして、国史・皇統を伝えていくことでしか、国体を守ること、すなわち日本を守ることは出来ないと思います。

 戦後から継続されている日本破壊工作も、時間が経つに連れ綻んで来た感もあります。さらに、グローバル全体主義に対抗する勢力が、世界中で盛り上がってきました。これも普通に考えて当然な事かもしれません。人間はみな自由であり、個人は尊重されるべきです。グローバル全体主義は、少数の金持ちの狂人が、全てを支配し国民を家畜化しようとしているのですから。

 テクノロジーの進歩は、グローバリストの野望に加担しますが、私達にも恩恵を与えてくれます。彼らは様々な形で規制し、統制しようとしていますが、完全に押さえ込むことは出来ていません。ですから、国史や皇統自ら望めば学ぶことが出来ます。まずは大人が実践し、忘れさせられた記憶を取り戻すこと。それを親が子どもへ伝えることで、やまとごころを取り戻すことが可能です。

 国史・皇統を学ぶことは、国体を理解することになり、やまとごころを取り戻すことにより、現在の政策が如何に歪んだ愚策・駄作であるかが見えてきます。それと同時に考え方、物の見方が変わり、グローバリストの洗脳・扇動に騙されなくなります。
 

国史を学び直すことで見えてくるモノ
終戦の日
なぜ日本人は雰囲気で決めてしまうのか?いえ、そんな事はありませんでした。

 


 そして、政治屋の言動や取り組んでいる政策から、その人が誰のために活動しているのかとか、医者や経済の専門家と言われる人たちが、言っていることを冷静に判断することが出来るようになります。もちろん、TVや新聞の扇動に騙されることも無くなります。

 国民がやまとごころを取り戻し、政府の嘘、政策の間違い、等々に気が付き、それを態度で示すことで、政治屋も変わらざるを得なくなります。企業も同様で、消費者が反日企業からモノを買わなくなれば、企業姿勢を改めざるを得なくなるでしょう。食料についても私たちが地産地消を積極的に勧め農薬まみれ、添加物まみれの食材は買わない選択をすることで、状況を変えられると思います。
 

日本の食糧事情。大変な事になっています。

 

 現在行われている亡国・売国政策を是正し、今後の政策を日本の未来に向けた、国民のための政策が行われるように、まずは私たち国民から意識を改める事が肝要だと思います。
 

 

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