ウクライナ問題から世界的な食糧危機が取り沙汰されています。日本ももちろん危惧されるのですが、日本の食糧危機は戦後から始まり、いよいよ絶体絶命ともいうべき状況にあると鈴木氏はおっしゃています。
動画はぜひご覧いただくとして、要点を書き出しておきます。
大東亜戦争時、アメリカは大量の穀物(小麦)を生産していたため、終戦後は大量の余剰作物となり、それを処理するために日本に小麦を食べさせる政策を取りました。
その後アメリカは、日本を自国穀物の最終処分場として位置づけ、余剰食物、危ない食品(農薬まみれ、添加物まみれ、遺伝子操作、等々)の最終処分場にしています。そして、鈴木氏がおっしゃるには、最終段階に入っているとのことです。
現在はクワトロショック
・コロナショック
・異常気象
・中国共産党の食糧の爆買い(日本に食糧が入り辛くなっている)
・ウクライナ問題。でトドメを刺された感じ。
だそうです。
ウクライナ問題が始まってから、エネルギーはじめ様々なものが高騰しています。ウクライナやロシア周辺は、穀物や肥料の原料の産地でもあります。品薄、高騰の状況の中、日本はデフレで給料はあがりません。更に円安です。競争になった場合、中共などに買い負けしてしまい、輸入が出来なくなる状況になってる。
化学肥料の原料、リンやカリウムは100%輸入に頼っているので、これが手に入らなければ、普通の農業は生産できない。
野菜は国産率80%となってはいるが、種の90%は輸入しているので、これも止まってしまうと、自給率は8%に落ちる。
畜産の餌のトウモロコシは100%輸入なので、例えば鶏の卵も自給率96%とはいえ、餌が輸入されなければ、10%くらいまで落ち込む。
食糧は安全保障上もっとも重要なモノ。日本は兵糧攻めにあえば、戦わずして負ける。これで独立国と言えるのか?
アメリカに小麦を強要され、自由貿易を無理強いさせられた事もあるが、日本の政策として、「自動車で儲けてそのお金で食糧を買えば良い。」という事を続けてきた事も、今の危機に繋がっています。 自動車を輸出したいがために、農業を犠牲にし、生贄にすることで自動車の輸出を増やしてきた。
そして、この期に及んでもなお、その方向性は変わらず、経済安全保障だといって、お金を出して変えば良いと言っている。お金を出しても買えない状況なのに、お金で買えることを前提とした政策など、なんの役にも立たない。それなのに多くの経済学者までが、その政策を支持している。とのこと。
そして、気になったことは、ゲノム編集トマトを小学校に配り、子どもをダシに広げようとしていること。戦後、給食にパンと脱脂粉乳が導入されたことと同じ戦略ですが、今回はさらに酷いことだと思います。子どもたちには安心・安全な食べ物で育ってもらいたい。
鈴木氏の話には出てきませんが、今後は遺伝子操作してシャーレーで作る人工肉とか、遺伝子操作した魚や野菜を食べろと世界経済フォーラムでは言っています。このままアメリカの言い成りなら、日本から「食の安全」という言葉は無くなると思われます。
今は、国産の生産能力を上げる事に、人、モノ、金を集中させるべきで、この危機を契機に、農薬まみれの穀物や、遺伝子操作された食材、添加物まみれの食材から、日本で昔から行われてきた農法、畜産に戻し、地産地消の体に良い食材に変えることが望まれますし、そうすべきだと強く思います。
過去記事もご覧ください
*食糧やエネルギー(ガス・石油・等々)が新しい金融価値を生む