本日8月15日は「終戦の日」です。昭和20年のこの日、天皇陛下が国民に対して連合国軍に降伏し戦争の終わりを告げる放送を行いました。そこで私たち日本国民はこの日を「終戦の日」としたようです。

終戦の玉音放送
宮内庁

詔書

 

国際法上の終戦は、米戦艦ミズーリ号で行われた「降伏調印式」の日付である昭和20年9月2日となっています。そして、ポツダム宣言の受諾は8月14日であり、アメリカでは8月14日に日本が降伏することが報道されていたようです。

では、終戦の日は間違っているのでしょうか? 

日本人にとっては、玉音放送の日を「終戦の日」と捉えることは自然であると思います。なぜなら、建国以来万世一系の皇統を中心とした八紘一宇が日本の国体であるからです。


そもそも、大東亜戦争とは如何なる戦争だったのでしょうか。

大東亜戦争が始まった時の宣戦の詔書を読むと、この戦争が日本の自存自衛のため、アジアの平和を維持するための戦争だったことが分かります。

そして、日本はアメリカには敗れましたが、アジアの国々はその後独立を果たしていきます。
 

玉音放送の最後にこのようなことがあります。
「朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚(しんい)シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫(そ)レ情ノ激スル所濫(みだり)ニ事端(じたん)ヲ滋(しげ)クシ或ハ同胞排擠(はいせい)互ニ時局ヲ乱リ為ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜(よろ)シク挙国一家子孫相伝ヘ確(かた)ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念(おも)ヒ総力ヲ将来ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏(かた)クシ誓テ国体ノ精華ヲ発揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克(よ)ク朕カ意ヲ体セヨ」

現代語にすると
「私は、ここに国体を護持して、忠良なあなた方臣民の偽りのない心を信じ、常にあなた方臣民と共にある。もし激情にかられてむやみに事をこじらせ、あるいは同胞同士が排斥し合って国家を混乱に陥らせて国家の方針を誤って世界から信用を失うようなことを私はもっとも戒めたい。

 国を挙げて一つの家族のように、子孫ともどもかたく神国日本の不滅を信じ、道は遠く責任は重大であることを自覚し、総力を将来の建設のために傾け、道義心と志操(主義や主張などを固く守って変えない心)をかたく持ち、日本の栄光を再び輝かせるよう、世界の動きに遅れないように期すべきだ。あなた方臣民は私のそのような意を体してほしい。」



日本の未来のために命を捧げ戦った先人たちの想い。

天皇陛下が私たちに託された想い。

そのことを深く心に受けとめ、今の日本の現状。世界情勢を鑑みたとき、私たちは先人たちに対し、胸を張っていられるのか?と思わざるを得ません。

確かに、戦後のGHQの日本破壊工作により、自虐史観を刷り込まれ、国史・国体を無きものにされてきたことはありますが、戦後77年が経ち、日本が日本で無くなる日が近づいている今、いい加減に戦後の呪縛から抜け出し、未来の子どもたちに日本を残すための努力をしなければ成らない時だと思います。
 

 

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