昨日も佐賀平野の同じクリークでコイを狙ったが、二日前にコイフナが二年ぶりに釣れたスポットから半キロほど下流の、初めて釣るスポットに入ってみた。

 

そして午後に入り、いつもの野釣りグルテンダントツ入りのグルテンマッシュエサの二杯目を使った後半戦に突入したが、その二尾目に釣れた魚が、なんとまたしてもコイフナだった。

 

また釣れたコイフナ。全長約31センチ、背びれ分岐軟条数18。一見するとフナだが、実物を目の前にすると違和感一杯だった。

 

ヒゲを確認すると、二日前の個体よりもはっきりと、しかも短い方のヒゲまで見られた。

 

同個体の俯瞰、腹側および正面

 

同個体のリリースまでの動画はこちらから。

 

この日は他にコイ交雑型1、フナ類18、ヘラブナ2の釣果で、フナ類の一尾はオオキンブナのオスだった。

 

一尾だけ釣れたオオキンブナのオス。鰓蓋と胸びれ上の追星はほとんど目立たなかったが、精液の滲み出しは確認できた。

 

コイフナはもういいので在来型がそろそろ来てくれないかな...

佐賀のクリークの一角でコイのウキ釣りをしていたら、野釣りグルテンダントツ単品での延長戦の最後にようやく1尾掛かり、コイボウズは免れた、と思った。

 

ところが、タモ網の中の魚をまじまじと見ると、違和感ありありだった。

 

正体はコイとフナの交雑種である、コイフナで、九州北部のクリークで釣るのは2年ぶりだった。

 

2年ぶりにクリークから釣れたコイフナ、全長約39センチ、背びれ分岐軟条数17。コイとフナのいずれにしても違和感ありありだ。

 

同個体の痕跡状のヒゲ(赤矢印)。触ると確かに出っ張りを感じた。

 

同個体の俯瞰、腹側、正面

 

ヒゲの確認とリリースまでの動画はこちらから。

 

レアな存在ではない筑後川水系クリークのコイフナだが、とは言えそうそう釣れるものでもないので、コイボウズの穴埋めにはなってくれた。この日はウキゴムが2回も千切れたり、アワセ切れ連発したり、二尺越えのコイに伸されてハリス切られたり、本命の細身のコイはバレたりで散々だったが、最後に救われた。

コイ在来型がいるのかどうかを釣査している二水系目のクリークの末端では、一月下旬の釣行以降、二月の初旬までに9尾のコイを追加したものの、全て導入・交雑型だった。

 

コイ導入・交雑型の一尾

 

その後は例年になく寒い二月だったので、ガソリン代が無駄にならないよう釣行を控えていた。やがて最低気温が氷点下にならず、最高気温も10度以上になったので、満を持して26日に同じスポットに戻ったものの、二日でコイ導入・交雑型が1尾しか釣れなかった。

 

フナもジャミもいないようなので、コイ共々巣離れしたのではと思い、三日目の晩冬最終日はかなり上流の少し浅いポイントへ行ってみた。

 

初めて釣るスポットだったが、開始10数分後に一尾目が上がった。フナ類だった。その後もフナがポツポツ釣れ、4時間半で計5尾が来て春の始動を感じさせた。

 

この日釣れたフナ類5尾のうちの3尾。一番大きくて尺あるかないかだった。

 

また、下顎にスレだったものの、ヘラブナも1尾だけ混ざった。

ヘラブナ(スレ)

 

肝心のコイに関しては、60センチはありそうな一尾を掛けたものの、もう一本のハリが岸近くの護岸固定用のロープに引っ掛かってしまい、姿見ずのままハリス切れでバラした。

 

だが最後の方でもう一尾掛かり、無事に取り込んだ。ただやっぱり導入・交雑型だった。

 

コイ導入・交雑型

 

この他、最後の一尾として、背中にスレでタモロコが釣れた。

 

タモロコ(スレ)

 

さて、いよいよ乗っ込みシーズンに突入なので、しばらくはコイ三昧になりそうだ。