佐賀のクリークの一角でコイのウキ釣りをしていたら、野釣りグルテンダントツ単品での延長戦の最後にようやく1尾掛かり、コイボウズは免れた、と思った。

 

ところが、タモ網の中の魚をまじまじと見ると、違和感ありありだった。

 

正体はコイとフナの交雑種である、コイフナで、九州北部のクリークで釣るのは2年ぶりだった。

 

2年ぶりにクリークから釣れたコイフナ、全長約39センチ、背びれ分岐軟条数17。コイとフナのいずれにしても違和感ありありだ。

 

同個体の痕跡状のヒゲ(赤矢印)。触ると確かに出っ張りを感じた。

 

同個体の俯瞰、腹側、正面

 

ヒゲの確認とリリースまでの動画はこちらから。

 

レアな存在ではない筑後川水系クリークのコイフナだが、とは言えそうそう釣れるものでもないので、コイボウズの穴埋めにはなってくれた。この日はウキゴムが2回も千切れたり、アワセ切れ連発したり、二尺越えのコイに伸されてハリス切られたり、本命の細身のコイはバレたりで散々だったが、最後に救われた。