『デルス・ウザーラ』(1975)①ネタばれなし
TVではじめて観ました。いままで知っていた黒澤監督の映画とはちょっと違った感じ。それは、厳しい大自然のロシアが舞台だったからでしょうか。ウィキペディアよりデルス・ウザーラ(Дерсу Узала, Dersu Uzala)は、1975年の黒澤明監督によるソ連・日本の合作映画である。この映画は1902年から10年のシベリア沿海地方シホテ・アリン地方を舞台にしており、1923年に同タイトル「デルスウ・ウザーラ」で出版されたロシア人探検家ウラディミール・アルセーニエフによる探検記録に基づいている。アルセーニエフ(ユーリ・ソローミン演じる)は当時ロシアにとって地図上の空白地帯だったシホテ・アリン地方の地図製作の命を政府から受け、探検隊を率いることとなった。先住民ナナイ(旧ロシア名:ゴリド)族のデルス・ウザーラがガイドとして彼らに同行することになる。75年アカデミー最優秀外国語映画賞、75年モスクワ映画祭グランプリ受賞。冒頭、たき火のシーンが出てくるのですが、火を見ていると、うとうとといい気持ちがして眠くなってきたりもします。この映画は、自然と共存する尊さというものを強く感じさせてくれました。素朴で純粋な魂を持ったゴリド族のウザーラ。彼から忘れていたたくさんのものを教えてもらった気分です。物があふれて粗末にしがちな現代人に警告してくれているようでも ありました。エコの今の時代にこそ、ぴったりな映画なのかもしれません。映画は総合芸術。大自然の美しさと、物語の面白さ。こんな言葉もぴったりくるような映画だったと思いました。