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冒頭で、ラストは教えないで下さい・・とあります。
これからご覧になる方は、
ちょっとネタばれ気味かもしれませんのでご注意して下さい。m(__)m

 

北イタリアのトリエステにやって来た異国の女イレーナが、金細工の工房を営むアダケル家のメイドに雇われる。それは周到に策を講じて手に入れた念願の職場だった。完璧な仕事ぶりですぐに主人夫妻の信頼を得ると、最初こそ手を焼いていた彼らの4歳になる一人娘テアの心も確実に掴むのだった。しかし、テアを慈しむイレーナの本当の目的を知るものは誰もいない。さらに、忌まわしい過去の黒い影が忍び寄る。gooより

 

ジョゼッペ・トルナトーレ監督の映画。大好きな監督です。
「ニュー・シネマ・パラダイス」で、ラストものすごい感動で涙させてくれたあの監督。
今回は重く、苦しく、切ない、そんな映画を撮りました。でもしっかり希望の光はあります。

 

最初から謎に満ちていた映画でした。
何かが起こるぞというちょっと不気味なような場面から物語は始まります。
地下のような所でビキニ姿の仮面を被った女性たちの中から、男によって一人選ばれます。
それは主人公イレーナの忌まわしい過去のフラッシュバックの一こまだったのです。

 

彼女の不可解な行動が、ヒッチコックの映画を思わせるようなサスペンスタッチで物語は展開していきます。

 

全編に渡って響く名匠モリコーネの音楽がすごかったです。

 

音楽は時には煽りたて、時には不安駆られるような、このサスペンスタッチの展開に音楽の効果が抜群に効いていました。
イレーナが、家政婦先の女の子に歌ってあげる子守唄が、美しく、哀しく、優しく、
映画全てを物語っているようでした。

 

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この女の子がまたかわいい。
最初はなつかなかったイレーナにだんだんなついて行って、
心底信頼を寄せるようになっていきます。

 

イレーナは何かに誰かに復讐しに来ているのか?。

 

だんだん謎が解き明かされていきます。

 

次第に、イレーナの残酷な過去が分かっていきます。

 

若い時のはつらつとして、恋愛を楽しむ彼女が思い出として出てくるのですが、
現在のイレーナとは全くの別人にしか映らない。
今は、顔の表情が陰鬱で、やつれて、観てて違う役者さんかとも思うくらいでした。
後で同一人物と知り、イレーナを演じたクセニア・ラバボルトというロシア出身の女優さんが上手いなぁと思いました。

 

女性のもつ母性愛がどんなに強いものなのか、ということを見せてくれるのですが、

 

それと、過ちを犯した者にも救いは必ずあるということにも、トルナトーレ監督らしい演出で見せてもくれました。

 

いつもこの監督はラストが秀逸です。