前回↓(2022/6/20) LifeBook AH42/G をメモリー追加とSSD換装までやった事の続きです
今回の作業内容は
CPUの交換
そもそも、 Pentium B960 という 2コア 2スレッド 2.2GHz で動くCPUで快適動作は期待できない。Windows UpDate で CPU使用率 100% とかになったら操作不能ですもんね?
(;^_^A
❏CPU交換
6/17ヤフオクにて Core i5-2520M (SandyBridgeモバイル用)を1680 円 でゲットしてました! 送料210円(定形外)
今回は運が良かった!(^▽^)/
Core i5 だと大抵5000円くらいになるからなぁ(⌒∇⌒)
色々忙しかったので、届いた後もしばらく放置
さていつものように裏蓋開けて、
CPUfanの電源コードを爪で挟んで、ぐいっぐい~っとシーソーしながら外します。
あっ、一応説明をば…
前回説明し忘れていたけれど、写真赤丸のネジ6本を外し、黄色部分に指を引っかけて剥がしていきます。この裏蓋には3方にツメが付いています。端っこにツメ!だから中央を膨らませるような感じで開いていきます。(※つまり、閉じる時はちょっと難しめです)
内部写真にある赤丸7本のネジを外し、黄色部分のFAN電源ソケットからクーラー用電源コードを爪で挟んでシーソーしながらゆっくりと外します。
外れました。(↑赤丸部分)
CPUのヒートシンクを指で挟んで少し持ち上げ、FANの付いた熱排出口を引き抜きます。
もしPCを使っていない期間が長ければヒートシンク(黄色いシールの下)とCPUの間のグリスが完全に乾いて強力にくっついている可能性もあるので、いきなり持ち上げずに左右に何度もずらすように力を掛け、ずれるようになったら持ち上げます。
※できれば分解前に数分通電して熱を持たせてCPUグリスが軟らかくなるのを待った方が良いかもです。
外れました!
CPUとヒートシンクに付いている灰色のやつがCPUグリスです。
こいつはちょっと乾き気味でした。 FANには若干ホコリが付いているようですね。白っぽいので。
※注:ヒートシンクの端についている四角い「熱伝導テープ」は触らないように気を付けましょう!剥がしてはいけません。もし剥がしてしまった場合は新しいのを買ってきて、自分でつけなければなりません。剥がしたままだとチップが高熱を排熱しきれずに故障の原因となります。
CPUグリス剥がし
CPUとヒートシンクに付いているグリスを剥がします。
と云っても、CPUは廃棄予定ならそのまま捨てても良いかも
ヒートシンク側の縁の部分は完全に固着していてマイナスドライバーでこそぎ落としました。
グリス剥がしは、私の場合はウエットティッシュタイプのOAクリーナーでぬぐい取ります。
ティシュでそのままふき取っても良いでしょう。その後グリスクリーナー(*)とか無水エタノールを使って完全にぬぐい取ります。
こんな感じ↓でツルツルに!ww
CPUは固定されているので、その部位(黄色線の溝)にマイナスドライバーを当てがって回転させてロックを外します。左に回せばロックが外れ右に回せばロックがかかります。
右側がCPUの裏面。ピンが剣山のようにそびえています。
このピンが曲がっていたりすると、それを直さないと装着できません。
抜く時に失敗するともげることもあるので要注意です。
またCPUソケット(左側)の内部の小さな穴にグリスとかの遺物が入っていると故障の原因です。十分に注意します。 ホコリもない方が良いのでエアーダスターでシュッとしておくのも良いでしょう。
CPUを入れ替えて装着します。CPUソケットの左下に▼マークがあるのを確認して、CPUの▼マークが左下に来るようにして置けば、下の穴にスコッと入ります。
入らないときはピンが曲がっている可能性があります。ピンセット等で調整します。シャープペンシルを使うのがてっとり速いかもですね。
交換が済めばロックを締め(右回し)ます。
グリスを塗ります。 交換したCPUは小さいのでマッチ棒の頭位の量で良かった気がします。グリスはう〇こ盛りしますが、今回は多すぎた感じです。(;^ω^)
グリスは多種ありますが、熱伝導率が高いものであればどれでも良いのでは?
シルバーとか入っている方が冷えそうな感じはしますが、絶縁性も大事なので迷いますね。いつもは「MX-4」を使うのですが、今回は貰い物が余っていたので使ってみました。これって金なの?不明です
※ちなみにシミオシのクマ印のを使った事ありますが、硬くて均等に伸ばせなかった。伸ばせないと空気の隙間ができて熱伝導が損なわれるので注意ですよね
ホコリとか付かない内にヒートシンクを被せます。
まずクーラーを冷却腔(空気吹き出し口)に差し込んでから、ヒートシンクをCPUに被せます。
ヒートシンクのCPUの上(黄色いシールの部分)を指でぐいぐいと押してグリスを均します。
あとは番号順に1番から4番まで(※赤〇の部位。赤□に数字が彫ってある)少しずつ締めるのを繰り返していきます。3回くらいかな?(;^ω^)
[FAN電源]
CPUfanの電源コードを元のように留めます。(向きがあるので注意)
ソケット(土台)の隙間が空いている方に、白いコネクタ(?)の膨らんで(金属が見えて)いる側を合わせて差し込みます。
[蓋閉め]
最初に外した背面カバーを閉じて最後になりますが、ツメの部分を先に差し込む感じで入れていくと真ん中がちょっと膨らんだ感じになります。全部の爪を差し込むことが出来たら、完全に閉まるように押し込んでいきます。きれいに入ったらネジ留めします。
さて、電源ON!
すかさず[F2]を連打しているとBIOS画面に入れます。
[BIOS]
CPUを確認すると、ちゃんとCore i5-2520M と表示されましたので、CPU交換は成功です。
2コアのPentium CPU から4コアの Core i5 CPUに変わった事でだいぶ快適になりました。
Windows11もけっこう快適に動くようになりました。