『「孤独の力」を抱きしめて』落合恵子さんの本も、よかった...。そして年末年始のこと | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。



少し前に図書館でお借りして読んだ本。
すごくよかった。
 



絵本専門店クレヨンハウスのオーナーでもあり
作家でもある落合恵子さん。

お母様を7年間の自宅介護の末に
見送られた経験をお持ちだ。

この本は、ちょっと異色な本というか、
落合恵子さんが周囲の様々な人たちに
《孤独》についてアンケートをとって、
その回答文が けっこうな量を占めているけれど、
落合さん自身の文章もある。

今回も私はノートにいろいろ書き写した。
その中から一部。

『....孤独と親しくなることで、
わたしたちはさらに深い孤独を
味わうかもしれない。
同時に、ひとと柔らかく繋がることの豊かさもまた、わたしたちは 孤独から学ぶことができるはずだ。』

『...生まれてくる時がそうであるように、
死を迎える時も、わたしたちは他の誰かを道連れにはできない。

そうなのだ、もう一度噛みしめよう、
「わたしたちは孤独なのだ」。
それをしっかりと認め、
心に根づかせることから
はじめようではないか。

孤独でない人生はなく、ひとはみな、
多かれ少なかれ孤独だとするなら
(そうだとわたしは考えるが)、
孤独から逃れることを必死に模索するよりは、
「居心地のいい孤独」、「上質な孤独」を
自分の内側に築きあげることのほうが、
生きる上ではるかに有効なのではないだろうか。』

『....それが何度目であろうと、
新しい季節を迎えるたびにわたしは母を想い、喪失の悲しみに しゃがみ込みたくなるだろう。
それでいいのだ、と最近思いはじめている。』

『....愛するひとを失った悲しみから、
無理に「回復」することはない。
喪失の洞(ほら)を
ほかの何かや誰かによって
埋めることはできないし、その必要もない、と。』

『悲しみを克服しようとしても無駄であり、
悲しみもまた、気恥ずかしい言い方になるが、
わたしが出会った この上なく大きな愛のかたちなのだ、と。』

『専門書店のオーナーとして、また書き手として、
わたしは常々こう考えている。
「本はなくともひとは生きられる」と。

本こそすべて、ではない。
本はなくともひとは生きることはできる。
が一方、本の楽しみを知っていたほうが、
人生の風景は 深まるに違いないとも思う。』

『』内 落合恵子『「孤独の力」を抱きしめて』より(小学館)


...私、小道店主自身の思いは、
どうしようもなくつらい時、悲しい時、
苦しい時には、
現実世界での人間づきあいだけでは全然ダメで、
どうしても本の中の言葉が必要だ、と、感じています。

本を読まないタイプの人でも、
誰かを喪失して..
誰にも思いを話せずつらい時には
ぜひ、私が紹介してきたような本に 手を伸ばしてみてほしい、そう思っています。

ブログ記事 テーマ別「本の紹介」から色々
参考にしてほしいです 

今回の本は、つらい喪失体験をした人、
しそうな人だけでなく、
《孤独》というワードに 心が引っかかるすべての人に、読んでみてほしい。


私も、もともと孤独なタイプだったのに
母の他界により、輪をかけていっそう孤独な人になってしまった...。
それは、
他界以前に感じてた孤独とはまったく別物であり、レベルが違い過ぎる。
 
とにかく、
《今回の人生では たぶん、孤独を学びに来たのだな...
体験しに来たのだな..》
そんなふうに感じるようになった。

今回の本の中で、ある女性がこんなふうに書いていた。

『私は孤独は大事なものだと考えています。
どんな感情であっても、私は逃げたくないと思っていますが、
特に向かい合いたいのが孤独です。

むしろ 孤独から、ひとは何を生み出すのかを
追求してみたい思いがあります。』

『「孤独の力」を抱きしめて』より

なんと力強い言葉。

緑の小道の店舗も、皆さんの支えで成り立っている店だけれど(でも今は崖っぷち💦)

ある意味、私の 孤独の産物でもあるのです。
私の孤独から生み出されたものだと。



ちょっと古い写真です




★店舗存続のための募金のお呼びかけをしております。


★年末年始ですが、できる限り開店したいと考えてます。(午後からゆっくりです🙏💦)

※天気や体調と相談します。天気に左右されます。
★12月28日~1月8日の間、
できる限り開店したいと考えてますが、
強風、雨、雪の時などは見合せます。 

ちゃんと決められなくて申し訳ございませんが
ご理解お願いいたします🙇

ご来店・ご用の方は、遠慮なくご連絡下さい🙇
当てずっぽうで来ていただいて会えなかったら
悲しすぎます。




死別に悲しみ苦しみながらがんばっている人に向けても 時々、他の人(ヒーラーさんとか)の
ブログ紹介してます








今年もがんばって、内容の濃い記事をたくさん書いたなぁ─と、自画自賛です😢

最近つながったばかりの人には
どの記事も読んでほしいですけど
普通は新しい記事しか読みませんよね💦😒


 投稿は私にとって、本当に大事なものです。
どんなにつらくとも、
(むしろ、つらいからこそ必要なんでしょう)
いそがしくとも、疲れていても、夜中であっても─💦

まだ年内にいくつか投稿しますので。
大みそかには、例年のように
今年も、あの本からの名言を考えてます。

★1つ、お願いがあるのですが─
(私も、してしまったりするんですが 
年末年始、メッセージやメール
したい人に 全員にはなかなかできなくて
来年にまわしてしまいそうです。
※私は、1人の人に1時間くらいかかってしまうことも多々あるんです。)

できれば、急ぎの件や店への問い合わせでなければ
年が明けてからにしていただけませんでしょうか?
お正月も終わってからゆっくりでもいいです。
.
(または、電話できる人は電話など📞...👌
なるべくお昼以降にお願いします)

母の他界後、メールやメッセージのやり取りが
キャパシティを超えていたけど
がんばってきて─
すごい時間を使ってきました。

でもネットだけのつながりって
いつの間にかフォロー外されていて
けっきょく、ほんの一時的なつながりで終わったり。

もう、そういうさびしさはこれ以上感じたくないのです。

そして、孤独な生活だから
黙って文字を打つ行為より、話す行為が
必要で─。

来年からは、できれば電話(インスタの通話機能も無料だし)を増やしたいと思ってますが
電話って、お互いのタイミングが難しいですよね😣💦

漢字を忘れないように、頭脳のためにも
手紙を書くことも増やしたいけど
最近は、郵便届くのにだいぶ日にちがかかります💦
だからけっきょく、メールやメッセージになってしまうんですけど
それがこのごろ、ちょっとしんどいことがあり─。手と胸がしんどかったり。
すみません。

※でも、記事についてのうれしいご感想や
募金、うれしいお知らせや
うれしいお誘いなどは いつでも歓迎😂!
お願いいたします🙇

一番良いのは、会うこと、そして電話。
そしてあんまりご無沙汰ではなく
ちょこちょこ連絡しあってる場合は、
やり取りがラクで、助かります😌

勝手を言い、すみませんが
よろしくお願いします🙇‍♀️⤵️








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