作曲、ワンパターンから抜け出せない時。理論編 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4653文字です。(読破予想時間:約11分4秒)

 

お待たせしました。

 

作曲ワンポイントアドバイス、第一弾 に続き第二弾です。

 

 

きっと、この第二弾の記事を待ってた人達は、理論派より感覚派の人が多い様に思います。

 

ジャズやクラシックに比べて、ロックやポップスをやろうって人は、圧倒的に感覚派の人間が多いのは事実です。

 

なので、あちこちからこういう類いの書籍も出てますが、『理論を知らなくても出来る○○○』とか感覚派の購買層に訴えかける様なタイトルや内容がとても多いです。

 

前置きが長くなりましたが、そうです。

 

第1弾は感覚派の人達向けの記事でしたので、今度の第2弾は、感覚派のみなさんががっかりするであろう、理論のススメです

 

勿論、絶対にこれが必要って話ではありません。

 

当然、これがなくてはダメだとか、これがある人より劣るって事でもありません。

 

感覚派と一口に言っても、理論が大嫌いだから、感覚派で生きて行くんだってタイプの感覚派もいれば、感覚で今までやってて、何だか問題なくやってこれたから、感覚派でやってるだけで、決して理論とか嫌いじゃないって人もいます。

 

理論なんて大の苦手だって人は、他にいろんな方法があると思いますので、特に無理をする必要はないと思いますが、本能が拒絶を示さない方には、オススメです。

 

 

ただここでは、楽器変更編 と同じく、理論を教えたりはしません。

 

単純に僕の経験をほんの少し話すだけです。

 

僕は、以前別の記事でも書きましたが、得意分野は主に感覚で突き進み、苦手分野は理論で武装する って方法をとります。

 

 

そして、専門分野は出来れば、その両方

 

感覚・理論(知識)の両方揃ってこそのプロだって感じがするのです。

 

実際、両方ってのは、感覚でこなせてる分野ではなかなか時間を割けないもので、ついつい後回しになって結局手つかずになりがちなんですが。

 

僕は人に努力してる姿を見られるのだとか、何かを目指す最中のその裏方とか、作品の制作中の様子とか、そういうものを見られるを極端に嫌います

 

そんな性格のせいで、苦手分野はこそっと陰で勉強したりするのですが、それで身につけた理論や知識がけっこう自分の人生では大きく役立ってきたという実感があります。

 

そして、このおかげで、周りからはけっこういろんな事をこなす器用な奴と思われる事が多い様です。

 

先ほど書いた様に、専門分野である音楽では、早くから音楽を始めていた割に、なかなか理論までは手が回らなかったというか、ついつい後回しにして、理論を覚えたいと思いながらも、数年間そのままにしてたのです。

 

でも、何とか気合いを入れて時間を割いて理論を覚えると、更に幅が広がったのは事実です。

 

学び始めた初期の頃、少し覚えた理屈を使って一曲作った曲は、自分で聴いても自分の曲とは思えない、まるで別人が作った様な今までにないタイプの仕上がりで、出来た時は本当に驚いたのを覚えています。

 

と言っても、個性が消え去ったりはしない ので安心して下さい。

 

 

その時も、他にはない自分らしさは色濃く出てましたので。

 

でも、その曲は、世間に発表する事なく終わりましたが。

 

ちなみに、その時、初めて試したその音楽理論とは『ダイアトニックコードと言うものです。

 

ごく初歩的な理論ではありますが、けっこう奥が深く、物凄い威力を持っています。

 

僕が学んだ本には、ダイアトニックコードに従って曲を作ると変な曲になる事は絶対にないとありましたが、確かに、おかしな事にはなりませんでした。

 

そう頻度は高くないものの、今でも、使う知識ですし、覚えておいて良かったと思う理論です。

 

勿論、覚えて今も使っているのはこれだけではありませんが。

 

 

理論って言ったって、何から学べばいいのか分からないので、何となくとっかかりを逃したとか、以前、チャレンジしたけど、適当に理論書を買って、何の役に立つのかも分からないまま、フェードアウトしたって人いませんか?

 

今、ここで必要なのは、学校の授業で習った延長線上の音楽理論ではなく、作曲理論です。

 

音楽理論も勿論、役に立ちますが、作曲に困った人を直接助けてくれるのは、それよりも間違いなく作曲理論です。

 

一口に作曲理論と言っても、いろんな切り口の書籍があり、作曲法も生涯かけて学んでも時間が足りないくらいたくさんの奥の深い方法があります。

 

僕の実際使った本を紹介出来ればいいのですが、その本は、今現在は、Amazonなどでも扱ってない様です。

 

ざっと見ても、コード理論やコード進行から作曲する手法とか音の跳躍を利用する作曲法だとかいろんな書籍が出てるようです。

 

僕の経験では、ちょっとやって自分に合わない方法は直ぐに分かります。

 

ハズレを引くと無駄な投資をした様に思うかも知れませんが、僕は気にせず、直感でよさそうだと思う書籍をハシゴしました。

 

その頃買った、出だしのページしか読んでない本が今でもたくさん部屋の本棚に並んでますが、実際、最後まで読んで勉強したのはその内2冊だけ です。

 

 

結果、いくつか得意とする理論を身につける事が出来ましたし、煮詰まった時には、本当にその知識が助けてくれるので今でも、学んで良かったと心底思います。

 

全てに煮詰まって八方ふさがりの時、知識は本当に頼りになります

 

状況に関係なく、淡々と前へ進めてくれる力強さの様なものを感じます。

 

ひらめきだけを頼りに曲作りしてると、ほとんど出来てるけど、あと少しが出てこないので、ずっと放置なんて曲がゴロゴロありました。

 

そんな時こそ、理論で残りを力強く埋めて完成させればいい訳です。

 

まさに力技です。

 

 

理論を学ぶと、どうすれば異国情緒を感じる様なメロディーになるのかとか、何故、東洋的な響きに聞こえるのかとか、おしゃれな曲にするにはどうすればいいかとか、目指す雰囲気で次のフレーズへ行きたいのなら、何度跳躍させた音を挟めばいいとか、今まで、感覚だけで聴いて、手探りで音を探して作ってたものが、自分で意識してコントロール出来る様になります

 

例えば、作曲技法の一つにクリシェ という技法があるのですが、このクリシェを使った有名な曲では、レッド・ツェッペリン の『天国への階段』やビートルズ の『ミッシェル』などがあります。

 

◇Led Zeppelin - Stairway To Heaven

 

◇The Beatles - Michelle

 

この技法を知らずに、ツェッペリンの様な曲を作りたいと、理屈も分からず『天国への階段』を参考に曲を作った人間は、何人も見ました。

 

でも、『天国への階段』を知る人がその曲を聴くと、「あ、ツェッペリンだ」って直ぐに分かります。

 

それを聴いた人達は誰も面と向かって貶しはしませんし、むしろ、褒めてくれる場合も多いでしょう。

 

でも所詮、そんな曲はオリジナルと胸を張って呼べる曲ではないですよね。

 

別の記事でも書きましたが、誰々みたいだなんて褒められ方をしている様ではまだ、アーティストと名乗れるレベルではない と僕は思います。

 

 

でも、クリシェをしっかり理解して書いた曲と言うのは、完全に自分のものになります。

 

『天国への階段』と『ミッシェル』が明らかに違う曲である様に、そうして書かれた曲は完全なオリジナルとして世間に認知されます。

 

理論を理解すると言う事はそういう事なのです。

 

スポーツと同じで、理屈も分からずに反射神経だけで野球や卓球の変化球を打ち返そうとしても、相手の思うツボです。

 

思い通りになんて打ち返せません。

 

打ち返し方とその理屈を理解して初めて対処が可能になるのです。

 

スポーツの場合は変化球が打てなければ、選手として使い物にならない訳ですが、音楽の場合は全てのパターンの曲を作り尽くさなければならない訳ではありません。

 

でも、理論と知識で大きく幅が広がるのは確かです。

 

 

リスナーの立場で話すと、正直、理論を学んでない知識のないアーティストって聴いてても短期間で飽きてしまう事も多いです。

 

「昔、よく聴いたなぁ、懐かしいなぁ」ってアーティストも今思えば、完全に感覚のみのアーティストなのが分かるって場合も多いです。

 

そういうアーティストに関しては、だから、今はもう聴かない様になったのでしょう。

 

そういう危うさに気付いてプロとして有名になってから、慌てて学んだアーティストも多い様です。

 

この記事を読んでおられる人の大半は別にプロになろうって訳ではない人達でしょうし、せっかく楽しんでいる所を、嫌だと言う感覚を強烈に持ったまま学んでも意味がないと思いますし、本当に無理強いをするつもりは全くないですけど、嫌な訳ではなく、ただなんとなく学ばずにここまで来たって人は、理論を勉強して知識を身につけるのはホントにオススメです。

 

そんなのクールじゃないとかロックじゃないって言う人もいますが、知識がない、学ぶ気がない人をクール(かっこいい)だと思ってる人っていると思いますか?

 

もしかして、本人がそう思いたいだけって事はないですか?

 

知識はひけらかすと嫌みですが、さりげなく役立ててる人や必要な時にさっと取り出せる人って僕はクール(かっといい)だと思います

 

理論がなくてもやれる様な人はそれでいいですが、単純に、クールじゃないって思ってる人はコソっと隠れて勉強してみてもいいと思いますよ。

 

僕みたいに。(* ̄Oノ ̄*)

 

 

ここまで作曲ワンポイントアドバイスを二回に分けてアップさせて頂きましたけど、そういう方法を駆使して出来上がった僕の曲達が下記プレイヤーより無料でフル試聴できます。

 

是非、お聴き下さい。

 

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