出来れば避けたい鼻歌作曲法、鼻歌作曲法が危険な訳。 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は3773文字です。(読破予想時間:約8分59秒)

 

■はじめに

今回は、代表的な作曲法である鼻歌作曲法についてです。

 

と言っても僕自身の体験から得た僕自身の答えであり、これが絶対に正しいと言う様な話ではありません

 

■鼻歌作曲法について

鼻歌作曲法とは、即興でメロディーを作りながら鼻歌でアウトプットして作曲していく、れっきとした作曲法の一つである。

 

この作曲法はプロの作曲家の間でもよく用いられる方法で、かなりスタンダードな方法でもある。

 

作曲など別世界の事といった方達には、もしかすると、初心者的というか初歩的な作曲法だと言うイメージが湧くかも知れない。

 

しかし、それは正解でもあり不正解でもある。

 

単純な話、初めて曲を作ったのは鼻歌作曲法だと言う人間は多い。

 

僕もその一人であり、作詞や作曲の勉強を本腰を入れてするまでは、鼻歌作曲法でしか作った事がなかった。

 

その頃の僕の場合は、ギターでコードを鳴らしながら、コードに合わせて「♪ふんふふふ〜ん」とかアドリブでメロディーを口ずさみながらメロディーを考えると言うのが一番多いパターンだった。

 

そういう意味では、初歩的な作曲法と言うのは正解であるが、前述の様に、プロの作曲家でも用いる方法であると言う意味においては必ずしも初心者レベルの者だけが用いる方法ではないので、不正解でもある訳だ。

 

■鼻歌作曲法は危険度最高レベルのヤバい作り方

プロでも用いるスタンダードな作曲法である鼻歌作曲法だが、この方法はお手軽な反面、よっぽど慎重に用いないと初心者レベルの人達にとっては、大きなリスクも抱えている作曲法なのである。

 

実は、鼻歌作曲法は物凄く危険な作り方である。

 

曲を作る音楽アーティストがよく、「降りてきた」という台詞を口にするが、そういう台詞を耳にした人は多い筈だ。

 

実はこれがとてもやっかいで、何となく口から出るフレーズと言うものは、いつの間にか自分の中の無意識下に残っていた他人の作った曲のフレーズだったりする事も少なくなく、知らない間に他人の曲や歌詞をパクっていたなんて事になりかねない。

 

それと同じ体験が僕にはある。

 

かつてそれをこのブログで記事にした事があるので、ここでは語るのはやめておくが、その恐怖体験に興味がある方は是非、読んで頂きたい

 

 

■鼻歌作曲法のもう一つの欠点

それと、鼻歌作曲法はマンネリ化に陥りやすい

 

楽器にも手癖がある様に、鼻歌にも当然手癖の様な癖がある。

 

色々な音楽に触れて、その引き出しを増やせば、その手癖のパターンも当然増えていくものだが、曲を作り続けるとその引き出しを増やすペースを曲作りのペースが圧倒的に上回り、そこで、マンネリ化が生まれるのである。

 

曲を作っていて「最近、似たようなフレーズがつい口をついて出てしまうなぁ〜」なんて感じた事がある人は多い筈だ。

 

これが、鼻歌作曲法のもう一つの欠点だ。

 

そんな時、自分の体験からどうすればいいかと言う事を以前このブログに書いてシェアしたので、興味があれば是非どうぞ。

 

 

■鼻歌作曲法を安全に使うには

鼻歌作曲法には、無意識のうちに盗作をしてしまうリスクがある。

 

と言って、では避ければいい、使わない方がいい作曲法なのかと言えば必ずしもそうとは言えない。

 

では、どうすればいいのか。

 

答えは、コード理論やその他の作曲法と組み合わせて使う

 

 

つまりは、理論や作曲法を勉強して作る方が無難と言う訳だ。

 

鼻歌だけで作るのは勿論の事、ギターやピアノで弾くコードに乗せて鼻歌で作る時も危険度にさほどの違いはない。

 

思いつくがままに適当にコードを弾くと、誰しも手癖と言う物があって、鼻歌と同じく、今まで自分がコピーをしてきたコード進行などがどうしても出やすく、そこに聴き覚えのあるメロディーが乗れば、無意識の盗作完了である。

 

しかし、コード理論なりしっかり勉強した上で理屈が分かった上で進行をコントロールする事で、リスク回避は相当進む

 

更には、理論に照らし合わせて音階を意識的にコントロールする事で、「他人と全く同じ曲になりました」なんて事はまずなくなる筈だ。

 

寧ろ、それで他の曲とほとんど同じになったら逆に凄い事とも言える。

 

勿論、かつてこれだけたくさんの曲が作られてきたのだから、どこかしら他の曲に似てしまう事はあるだろう。

 

でも、それは盗作とは違う、れっきとしたオリジナル作品だ。

 

ここまで読んで、3節目あたりで「よっぽど慎重に用いないと初心者レベルの人達にとっては、大きなリスクも抱えている作曲法」と言ったのを覚えている人もいるかと思うが、「初心者レベルの人達にとっては」と言ったのはこう言う意味からである。

 

作曲理論や作曲法や作詞法を知っていれば、無意識下での盗作と言うのは、起こりにくい事故だからである。

 

僕なんかより遥かに経験もレベルも高い作曲家なら、手元に楽器がなく、本当に鼻歌だけでも、自然に食事をするが如く、理論に当てはめて作る事も容易い事だろう。

 

しかし、そこまで出来なくとも、初歩的な理論からじっくりと理論に照らし合わせ曲作りを進めるだけで、盗作リスクもマンネリ化リスクも随分と下がる筈だ。

 

■鼻歌作曲法のメリット

とまあ、ここまで鼻歌作曲法のデメリットばかりを書いたが、鼻歌作曲法は何も欠点ばかりではない

 

以前、その短所・長所を記事にしたことがあるので、宜しければ参考にそちらの記事もどうぞ

 

 

鼻歌作曲法のメリットの一つ目が、楽器ができなくても、或いは、楽器が手元になんくても作曲が出来るお手軽な作曲法であると言う事だ。

 

例えば風呂に入っている時やトイレで用を足している時など、ふと、口をついて出たのがミリオンセラーになんて話もあるくらいだ。

 

僕も、そう言う思いつきの様なものは書き留めておいたり、その場で鼻歌を録音して残しておいたり、昔から長年に渡ってしている。

 

風呂場で思いついた時などは、風呂から上がるまで忘れまいと必死に何度も口ずさむ。

 

ただ、そうやって思いついたフレーズは、たくさん溜まった録音メモを整理していると、実は、何度も同じフレーズが録音されていたりするもので、忘れてもこう言う思いつきはどこかに残っていて、また、何かの拍子に出てくるものなのだろうなと最近は思っている。

 

それに、やはり思いつきのメモのフレーズは盗作の恐怖があってなかなか使う勇気が湧かないのも事実だ。

 

 

鼻歌作曲法のメリットの2つ目は、僕が感じる所では、最も自分らしいメロディーが出来ると言う所だ。

 

これも手癖だからと言う事であり、言い方を変えれば新鮮味にかけるとも言えるが、鼻歌で作った曲は、僕をよく知るミュージシャン仲間に聴かせても「お前らしいな」と言われる様な曲になる。

 

 

そして3つ目のメリット。

 

それは、歌詞と同時進行で作る事が出来ると言う事だ。

 

鼻歌作曲法でなくとも可能といえば可能であるが、鼻歌作曲法の場合、初心者でも同時進行が比較的容易に出来るのである。

 

鼻歌で曲を作るとそのメロディーに乗って歌詞も同時に出てくる事がよくある。

 

これも盗作の恐怖がよぎって、そう言う経緯で出来た曲を、公表するのはとても勇気がいる事ではあるが。

 

ただ、メロディーと同時に出てきた歌詞は、曲に詞が拒絶される事なく曲に歌詞が自然と乗っている

 

 

■最後に

ここまで読んで頂いた方には伝わっていると思いますが、僕は鼻歌作曲法を否定している訳ではありません

 

使い方によっては危険だと言う話をしたかっただけです。

 

ま、言うなれば自分の体験からくる四方山話や雑談の様なものです。

 

まえがきにも書きましたが、特に、上から物を言ってるつもりもありませんし、自分の体験から出した自分の答えが全てだとも、絶対的正解だとも思っていません

 

中には、自分には合わないだとか、ちょっと自分の答えとは違うとか言う方もいらっしゃるでしょうし、きっと、いろんな体験と答えが世の中には存在しているのでしょう。

 

この話を楽しんでくれるだけでも嬉しいし、役に立ったと言う人がいてくれれば尚の事嬉しい事です。

 

ただそれだけの話です。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

 

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