takakoの読書日記(*˘︶˘*).。.:*♡
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takakoのアラカン日記
日々のこと、愛猫のこと、孫のこと、マラソンのこと、乳がんのこと等など、アラカンの日記です('-^*)/






  • 27Mar
    • 【最高のオバハン】林真理子

      読書日記34 林真理子〘著〙『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』[文春文庫2017年10月発行]中島ハルコ、52歳。 本音で生きる会社経営者。 金持ちなのにドケチで、口の悪さは天下一品。 嫌われても仕方がないほど自分勝手な性格なのに、なぜか悩み事を抱えた人間が寄ってくる。高学歴ゆえに結婚できない、不倫相手がお金を返してくれないといった相談を、歯に衣着せぬ物言いで鮮やかに解決していく痛快エンタテインメント!      林真理子さんの前回読んだ本が不評だったので、重くない笑えるのを読んでみたくなって借りたが…。まぁ〜、金持ちで言いたい事を言う嫌味なオバハン。だけど、あまり嫌な感じは受けなくて、アハハ…いいんじゃないの!って感じねハルコさんがオムニバス形式で、登場する人の悩みをバッサバッサ斬っていく。大体が自分本位な非常識な答えなんだけど、ちょっとウンウンと頷けるのよねぇ(^o^;これって林さん自身の恋愛観?ハルコさんと真理子さんが、ちょっと被って見えた気がしたわ(´∀`*)ウフフ続編もあるけど、もうお腹いっぱいです⁉ ご馳走様でした!お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

  • 25Mar
    • 【展望台のラプンツェル】宇佐美まこと

      読書日記33 宇佐美まこと〘著〙『展望台のラプンツェル』[光文社2019年9月発行]多摩川市は労働者相手の娯楽の街として栄え、貧困、暴力、行きつく先は家庭崩壊など、児童相談所は休む暇もない。児相に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問する。 石井家の次男壮太が虐待されていると通報が入るが、どうやら五歳児の彼は、家を出てふらふらと徘徊しているらしい。この荒んだ地域に寄り添って暮らす、フィリピン人の息子カイと崩壊した家庭から逃げてきたナギサは、街をふらつく幼児にハレと名付け、面倒を見ることにする。居場所も逃げ場もない子供たち。彼らの幸せはいったいどこにあるのだろうか―。      初読みの作家さんだと思う。貧困・非行・ネグレクト・性暴力・不妊治療・差別など、色んな辛い要素が詰まっていた…。この手の話は嫌いではなく興味を唆られる私だけど、残虐さは苦手かな(¯―¯٥)ずっと違和感なく話が続いていると思いきや、最後で時系列破壊⁉なるほど!そういうことか…上手いのかどうかは分からないけど、誰も幸せにならないと思ったのが、収まり良く収めたので読了感は悪くなかった(^^)/家族とはなんだろう?血縁ってなんだろう?負の連鎖は断ち切れないんだろうか?他の本も読んでみたい作家さんでした。お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

  • 23Mar
    • 【ノースライト】横山秀夫

      読書日記32 横山秀夫〘著〙『ノースライト』 [新潮社2019年2月発行]一家はどこへ消えたのか?空虚な家になぜ一脚の椅子だけが残されていたのか?『64』から六年。待望の長編ミステリー。一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。 施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに……。Y邸は無人だった。 そこに越してきたはずの家族の姿はなく、電話機以外に家具もない。 ただ一つ、浅間山を望むように置かれた古ぼけた「タウトの椅子」を除けば……。このY邸でいったい何が起きたのか?      まず思ったのが、文章の上手い作家さんだなぁ〜と。しかし…建築家タウトありきで、その世界を描きたいために作り出した物語かな?ダウトの生涯から、自分の魂を残せる建物を創るには…を絡めたのかとは思うけど、その割に中途半端で必要だったのかな?と思うのは、私が建築に関して未熟なためかな(ーー゛?)最後に向けて数々の出来事が散りばめられているけど、ついて行くのが大変書き手の早い進め方に、読み手が置き去りにされるような展開も多々あり、主人公の思わせぶりな閃きに何回も「だからそれは何なのよ」と言いたくなった(;^ω^)ありがとうございましたm(_ _)m

  • 20Mar
    • 【ザ・ロイヤルファミリー】早見和真

      読書日記31 早見和真【著】『ザ・ロイヤルファミリー』[新潮社2019年10月発行]継承される血と野望。 届かなかった夢のため――子は、親をこえられるのか?成り上がった男が最後に求めたのは、馬主としての栄光。 だが絶対王者が、望みを打ち砕く。 誰もが言った。もう無理だ、と。しかし、夢は血とともに子へ継承される。 馬主として、あの親の子として。 誇りを力に変えるため。諦めることは、もう忘れた――。圧倒的なリアリティと驚異のリーダビリティ。 誰もが待ち望んだエンタメ巨編、誕生。      父を亡くし、心に穴があいた…といきなりの転職。我が道を行くワンマン社長、馬主でもある社長の秘書になる。これが、冒頭から突然に簡単に進んで、ん?ん?ですます調の文体にも何となく乗れずに、いつリタイアしようか…と思いつつ読み進めてたのに、いつの間にかハマっていた!そして…感動していた!話の中心は『競馬』馬主としての栄光を求める人々。私には創造もつかない世界。競馬も馬のこともよく知らないけど…サラブレッドって、生まれながらに『期待』と『宿命』を背負っているんだなぁ。 そして何より血統が重視されるとか。人間も偉大な父親から生れた息子に『期待』と『宿命』があり、親という壁に悩まされるものなんだろう⁉その辺りを物語に絡めて、親子の立ち位置が考えさせられる場面が多々あった。最高峰レースG1を取ること=人生の象徴のようになってて、何度も何度もレースがあって、その度に読みながらワクワクハラハラ。しかし、中々勝てない…勝たせないところがまたミソなんだろうなぁ(´∀`*)ウフフありがとうございましたm(_ _)m

  • 18Mar
    • 【みちづれの猫】唯川恵

      読書日記30 唯川恵《著》『みちづれの猫』[集英社2019年11月発行]ふり返れば、いつもかたわらに猫がいた――。離婚して心身ともに打ちひしがれたとき、大切な家族を亡くしたとき、家庭のある男を愛したとき……人生の様々な場面で、猫に寄り添われ救われてきた女性たちを描く、心ふるえる全七編の短編集。猫と一緒の人生は、せつなくて、愛しい。      猫好きには、のめり込めるお話ばかりです!短編1作目からヤラれた…一緒に暮らした猫との最後のお別れシーンには涙が止まらない(´;ω;`)ウッ… そしてラストの短編、歴代の飼い猫達がお迎えに来てくれて…これにもヤラれちゃいました(´;ω;`)ブワッどのお話も、猫を絡めて女性の生き方を描いていて、文体や文章が優しいから惹きつけられたのかもしれないなぁ〜⁉何故こんなにも猫ってドラマになるんだろう〜。本文より『猫好きは、すべての猫を好きになる。 美しかろうが薄汚れていようが、雑種であろうが血統書付きであろうが、他人の猫であろうが、決して懐いてくれない猫であろうが、関係ない。 すべてが愛おしく、すべてに心躍る』その通りです(^^♪♪ありがとうございましたm(_ _)m

  • 16Mar
    • 【百花】川村元気

      読書日記29 川村元気《著》『百花』[文藝春秋2019年5月発行]「あなたは誰?」息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。ふたりには忘れることのできない“事件”があったーー。大晦日、実家に帰ると母がいなかった。息子の泉は、夜の公園でブランコに乗った母・百合子を見つける。それは母が息子を忘れていく日々の始まりだった。認知症と診断され、徐々に息子を忘れていく母を介護しながら、泉は母との思い出を蘇らせていく。現代において、失われていくもの、残り続けるものとは何か。すべてを忘れていく母が、思い出させてくれたこととは何か。      認知症で徐々に壊れていく母親と息子との愛と葛藤。シングルマザーとして子供を産み、2人だけで生きてきた歴史…悲しく辛い話しなんだけど、何故か?あまり悲壮さを感じなかったのは…(¯―¯٥)ウ~ンその歴史に、母の女の部分があったからかな?母自身の記憶がなくなってから、その部分を日記で知る息子の心情が、本来ならば激しく乱れるだろうに、淡々としているようなのも何か…解せないかも⁉父親がいないから、自分が父親になることに戸惑う、その辺りの葛藤は随所に見られたかな。仕事と妊婦の妻を抱えて、これから怒涛の日々と想像したが、早くに理想的な施設に入れて、思わず「あれっ?」現実は厳しいぞ!それでも、美しい情景で描きつつ、人の心のひだに触れる文章は、読みやすくて一気でした!ありがとうございましたm(_ _)m

  • 13Mar
    • 【そして、バトンは渡された】瀬尾まいこ

      読書日記28 瀬尾まいこ《著》『そして、バトンは渡された』[文藝春秋2018年2月発行]血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。 だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」      昨年の本屋大賞作品。流石に人気本、回ってくるのにかなり時間がかかりました^^;そして、本屋大賞を取ったのが分かる…。内容はハードだけど、文章が優しくて嫌味がない。 読書が好きな人には受けそうな気がする⁉一般論として、血の繋がらない子供を育てるイヤ育てたいなんて…かなり奇特なこと。ましてや、どの親も愛情深い!だから、これはファンタジー要素も多々あり、読み手も変に勘ぐらずに真っ直ぐに読めばハナマル(^^)v所々に優子ちゃんの心の奥底にある影も見えるけど、脇道にそれることもなく、人生を受け入れている日々に好感が持てた!ただ…実父がどんなに望んでも会えない、義母が阻止する、実父が知らない所で、義父が次々と変わるとは…これはあまりにも現実的ではないなありがとうございましたm(_ _)m

  • 11Mar
    • 〘検察側の罪人〙雫井脩介

      読書日記27 雫井脩介【著】『検察側の罪人』 [文藝春秋2013年9月発行]検事は何を信じ、何を間違えたのか。東京地検のベテラン検事・最上毅と同じ刑事部に、教官時代の教え子、沖野啓一郎が配属されてきた。ある日、大田区で老夫婦刺殺事件が起きる。 捜査に立ち会った最上は、一人の容疑者の名前に気づいた。 すでに時効となった殺人事件の重要参考人と当時目されていた人物だった。 男が今回の事件の犯人であるならば、最上は今度こそ法の裁きを受けさせると決意するが、沖野が捜査に疑問を持ちはじめる――。正義とはこんなにいびつで、こんなに訳の分からないものなのか。      完璧と思われる冷徹な検事にも、人間の感情には勝てなかった…逆にそれが人間らしくって…と言うと語弊があるけど、中々面白いストーリーで、あり得ないはずなのに、もしかして…と思わせる緊張感もあった。警察や検察のやり方は、きっとこういうことなんだろうと納得しながらも、それは違うよ違う!と途中で叫びたくなる場面もあった。昨年夏、木村拓哉と二宮和也で映画化されましたね。本作を先に読んでいたら、絶対に観たかった!キムタクが最上検事をどう演じたかが最大の関心ありです。キムタクが今年初めに、ドラマ「教場」で演じた風間教官。この演技で、初めて彼は役者だと認めた。(私の勝手ですが^^;)映画は観てないけど、最上検事役があったからの流れで演じられたのかなと思った。映画を観られた方、どうでしょうか?ありがとうございましたm(_ _)m

  • 09Mar
    • 〘摘出〙霧村悠康

      読書日記26 霧村悠康【著】『摘出--つくられた癌--』[新風舎2005年10月発行]もみ消される数々の医療ミス。 命の重みを忘れた大学病院の内情を現役外科医が告発する衝撃度No.1の医療サスペンス。平成の『白い巨塔』最終決定版!癌の分野で国際的に有名な国立O大学の高木教授の医局に入った二年目の研修医本木は、あろうことか、手術中に右の乳癌を左と取り違える重大なミスを犯してしまった。 仕方なく、執刀医の高木教授は両方の乳房を切り、ミスが外部に漏れることがないよう左の乳房にも癌があったことにし、箝口令を敷く。「すまないことをした、正直に謝ろう」 二週間後、自らの過ちに激しく煩悶する本木のもとに病理診断の結果が届く…。もみ消される数々の医療ミス。      他の方のブログで拝見して、興味をもちました。というのも、私も乳癌経験者なので…。冒頭から乳房摘出手術の場面で、左右を間違うというのが出てきて、もう〜怒り心頭あり得ない!!病院って、こういう医療ミスがあっても保身に回るのは当たり前?確かに…医者も人間、間違うこともあるかもしれない。 しかし、そのミスが決定的になることもあり、患者側からは到底許せない。そういう想いがフツフツと湧きながら読んだ1冊でした。著者は現役の医者⁉この話はフィクションなのかな?いや〜現実的なことなのかもしれないぞ!新薬の治験の話なんて、絶対に実話じゃないかな⁉もう15年程前の本、この15年で乳癌治療も進歩したと思うけど、基本的には『手術+ホルモン剤+放射線+抗がん剤』これは変わらないんだなぁと再建の方法や技術は格段に進んでいるとは思いますが。医者と患者、なによりも大事だと思うのは信頼関係です!ありがとうございましたm(_ _)m

  • 06Mar
    • 〘老警〙古野まほろ

      読書日記25 古野まほろ【著】『老警lao jing』[角川書店2019年11月発行]私は、愛する我が子と、警察組織を壊した……。日本全国を震撼させた〈五日市小学校通り魔事件〉。33歳の男が運動会中の児童の列を襲い、教師・保護者を含む19人を殺傷したのだ。男は犯行後に自殺。 被疑者死亡のために事件の全容解明が困難を極める中、犯人が引きこもりであったこと、父親がA県警察本部の管理職警察官であることなどが次第に明らかになる。 男の父も事件直後に遺書を残して自死。警務部長の由香里は、独自捜査を始め、やがてこの無差別通り魔事件に些細ながらも数々の矛盾があることに気づく。 果たして男の動機とは? そして、数多の矛盾の裏に隠された驚くべき陰謀とは?      初読みの作家さんです。表現が『まどろっこしい』と、ブロ友さんが言ってたけど、まさにその通りね(^O^;)逆に言えば、説明が丁寧で詳しい表現かな⁉確かに警察組織の内情ややり方など知らない者には解りやすい。しかし、何回も同じ話を繰り返すのは必要か?著者の経歴をみれば、高学歴の元警察官、大学教授、お年は不明だけど頭が切れるお方と推定⁉それでも、ストーリーの展開は面白かった。凄惨な事件に面白かったは場違いかもしれないけど、成人引きこもりの生々しさ、事件の凄惨さ、そして謎解き…最後まで飽きさせないが、オチはそれでいいのか?警察不審になるぞ!親の懺悔シーンは、私も息子を持つ身として身につまされた…『子供が生まれた時、子供が私似と分かった時、幼稚園小学校…どれだけ嬉しかったか!どれだけ可愛かったか!だから、その幸せを願って出来ることは何でもしてやりたい!』親ならば誰でもそうです。 愛情に変わりないけど、ただやり方が少しズレただけなのかもな…。ありがとうございましたm(_ _)m

  • 04Mar
    • 《巡礼の家》天童荒太

      読書日記24 天童荒太【著】『巡礼の家』[文藝春秋2019年10月発行]「お遍路さん」を迎える場所として道後温泉にある架空の宿「さぎのや」。行く場所も帰る場所も失った15歳の少女は、この宿の美人女将からこう声をかけられる。「あなたには、、帰る場所がありますか」女将や地元の人々との交流を通じて、少女は、自らの生き方と幸せを見つけられるか。「他者に対して不寛容になっていく時代だからこそ、手を差し伸べあって、希望と悲しみを分かち合う理想郷が必要である」と語る天童さんが紡いだのは、「本当の幸せ」をみつけるための物語      初読みの作家さんです。で、久々に「これだ!」と思える本に出会えたと感動そこには私の個人的趣味も多分に含まれているからだと思いますがね^^;ただ堅苦しくなく読めるのは、主人公の雛歩のオトボケぶり(もの知らず?)が絶妙なんだと思うな私は『お遍路』四国八十八ヶ所を巡るのが大好きです!3年前までの12年間、年に数回四国を訪れ巡礼をしていました。歩き遍路1回、車遍路5回で6巡色んなお宿にお世話になりました。(主に遍路宿)この物語の宿は、お金を取らない「善行宿」、実際にもあります。そして、沢山のお接待もいただきました。何かを得たとか、自分自身がどう変わったとかは分からないけど、自分の人生の大きな割合を担ったように思います。本文より抜粋…『巡礼者って言葉があるけど、命って巡るんだ、人の想いも巡る…』『縁もゆかりも無うても、困っとる人のために、汗をかける自分でおられるかどうかよ』お接待=共に悲しみ、共に苦しむ心。共に生きる者への思いやり遍路をされる方にはそれぞれ色々な理由があります。身近な方の供養、重いものを背負っている方、自分自身を見つめるため等など暗黙の了解で、ご自分から言わない事を根掘り葉掘り聞き出す事はしない!なので、本文の中で辛い話をしたいけど「誰も聞いてくれないので、自分から話せない」はう〜ん(¯―¯٥)チガウナ長々になりましたが…自分で自分を責める苦悩から開放された経験のある方ない方も、心が開放される喜びに共感し、癒やされる場面に出会えると思いますよ(^_-)-☆ありがとうございましたm(_ _)m

  • 02Mar
    • 《これは経費で落ちません5》青木祐子

      読書日記23 青木祐子【著】『これは経費で落ちません!5 (落としてください森若さん)』(集英社オレンジ文庫2019年2月発行)天天コーポレーション社員の悲喜交々の日常。経理部の佐々木真夕、営業部の山崎柊一、総務部の平松由香利……森若さんを取り巻く、一癖も二癖もある彼らの物語。<収録作>「佐々木真夕 初恋アレッサンドロ」「山崎柊一 カラークリスタル」「平松由香利 ゾンビと嘘と魔法の笛」「中島希梨香 それでもあたしは男っぽい女」「田倉勇太郎 三十八歳の地図」      シリーズの脇のキャラクターたちの短編で、今までの出来事を、森若さんの周りの人達の視点で書かれたスピンオフ作品でした。視点を変えるだけで、同じ出来事の側面を見たような感じになりますね。 希梨香さんのキャラは、何とも苛つくけど愛おしく感じたり…不器用な勇さんの振る舞いにも苛つくけど親しみをもてたり…中々の強者共が揃ってますね(^_-)-☆特に"おぉー"という展開もないけど、森若さんのキャラも本編とはまた違い、淡々とした感じと知的な雰囲気が際立ってる…⁉次巻も楽しみです!ありがとうございましたm(_ _)m

  • 29Feb
    • 《しなくていいがまん》小林麻耶

      読書日記22 小林麻耶【著】『しなくていいがまん』[サンマーク出版2018年11月]――「がまん」というのは、明日がぜったいに来るって思うから、できてしまうんです。人生には思いもよらない事態が起こるものです。ではそんなときに、「もっと、ああしておけばよかった」と後悔しないため、私たちが今この瞬間からできることとはなんでしょうか。……それは“しなくていいがまん"をやめて、自分の気持ちに正直に生きることです。フリーアナウンサーへの転身、体調不良による強制終了、最愛の妹との別れ、そして運命の出会いを経て結婚――。激動の時期をすごした小林麻耶さんが、今だからこそ伝えられる「自分らしく生きること」の本当の意味。      私は、妹の麻央さんが病気を公表されてから、麻央さん海老蔵さん麻耶さんのAmebaブログのフォロワーでした。(今は違うけど)なぜならば、私が乳癌の手術をした3日後、やっと起きられた時に海老蔵さんの会見で麻央さんの病気を知り、勝手ながら身近な存在になったんです。まだ海老蔵さんと結婚する前に、姉妹で出演した番組で、麻耶さんは「妹が好きで心配で仕方ない!」と言われてた。麻央さんが病気になられた時にそれを思い出したっけ…。私もショックだったけど、お身内は言葉にも表せない程の苦悩だったでしょう。この本を読んだ感想は…う〜ん(¯―¯٥) 当たり前の言葉が連なった自己啓発本?かと思えた(^o^;)麻耶さん自身は、本当に素直に自分をさらけ出しているんだろうけど、ブログにしても本にしても本当に本音なの?と思える程に"いい子"ちゃんなんだよなぁ(-_-;)でも素直に読めば、誰の心にも響く素敵な言葉が沢山あります。なので、素直に『幸せになって下さい!』(^^♪ありがとうございましたm(_ _)m

  • 27Feb
    • 《蒼色の大地》薬丸岳

      読書日記21 薬丸岳【著】『蒼色の大地』[中央公論新社2019年5月発行]一九世紀末。 かつて幼なじみであった新太郎、灯、鈴の三人は成長し、それぞれの道を歩んでいた。新太郎は呉鎮守府の軍人に、灯は瀬戸内海を根城にする海賊に、そして鈴は思いを寄せる灯を探し、謎の孤島・鬼仙島にたどり着く。「海」と「山」。決して交わることのない二つの血に翻弄され、彼らはやがてこの国を揺るがす争いに巻き込まれていく。友情、恋慕、嫉妬、裏切り――戦争が生む狂気の渦の中で、三人の運命が交錯する。      過去の薬丸作品からはかけ離れた作品なので、読み始めて戸惑った…『螺旋プロジェクト』という8組の作家によって紡がれる中の1冊だそうです。あるルールのもと、古代から未来までの日本が舞台に、ふたつの一族が対立する歴史を描いた競作企画全く知らずに読み始めて、時代や歴史物は読まない派なので、探りつつ読んでいると…同じ村に住んでいた幼馴染が、それぞれ海族と山族に分かれ対立せざるを得ないという設定は、オーソドックスながらも冒険小説と見れば展開が気になった。しかし…最後の展開を期待した分、呆気なくてもう少し絡めて練って欲しかったかな⁉人間の性と平和への祈り、心に響く表現が多々ありました!『螺旋プロジェクト』シリーズ9作品、明治以降の分は読んでみたいと思います(^^)/ありがとうございましたm(_ _)m

  • 25Feb
    • 《風は西から》村山由佳

      読書日記20 村山由佳【著】『風は西から』(幻冬舎2018年3月発行)過労自死———。決して、彼が弱かったのではない。では、なぜ、彼は死ななければならなかったのか?答えを探して、大企業を相手にした戦いが始まる。 大手居酒屋チェーン「山背」に就職し、繁盛店の店長となり、張り切って働いていた健介が、突然自ら命を絶ってしまった。恋人の千秋は、自分を責めた――なぜ、彼の辛さを分かってあげられなかったのか。 悲しみにくれながらも、健介の自殺は「労災」ではないのか、その真相を突き止めることが健介のために、自分ができることではないか、と千秋は気づく。そして、やはり、息子の死の真相を知りたいと願う健介の両親と共に、大企業を相手に戦うことを誓う。      読みながら悔しくて仕方なかった…。健介に「死ぬなよ、死ぬなよ」と心で願っている自分がいた…。現実にあった話を元に書かれているのは、参考文献を見ずにも解った。フィクションでありフィクションでない!「死ぬくらいなら会社を辞めたらいい」正直、私もそう思ってました。しかし、人間は疲れ果てた末には普通の判断すらも出来なくなる·····精神的にその余裕すらなくなるものなんですね辞めることは逃げるとは違うんだよ!自分を高めるためのステップなんだよ!と追い詰められている人に言いたい!!働き方改革が声高かに唱えられているけど、問題は企業トップの経営改革、経営資質が変わらないとどうしようもない!というのが真に伝わりました。多くの人にそれが伝わればと願います!ありがとうございましたm(_ _)m

  • 21Feb
    • 《生命式》村田沙耶香

      読書日記19 村田沙耶香【著】『生命式』 (河出書房新社2019年10月)死んだ人間を食べる新たな葬式を描く表題作のほか、著者自身がセレクトした脳そのものを揺さぶる12篇。文学史上、最も危険な短編集「正常は発狂の一種」。何度でも口ずさみたくなる、美しい言葉。――岸本佐知子(翻訳家)自分の体と心を完全に解体することは出来ないけれど、この作品を読むことは、限りなくそれに近い行為だと思う。――西加奈子(作家)常識の外に連れ出されて、本質を突きつけられました。最高です。──若林正恭(オードリー)      芥川賞の『コンビニ人間』も理解しにくい部分もあったが、それなりに感慨深い話だったが、この本はかなりのマニアック?う〜ん、う〜ん、う〜ん何なんだろう?…いきなり死後の人間を食べる「生命式」が登場し、まずこれに付いていくのが精一杯次は、死後の人体を利用した家具や洋服、装飾品…???これは、普通を逸脱しないと理解できないのか?それとも理解する必要はなく、「常識とは何か?普通とは何か?」を問いかけられているのだろうか?多分私には無理な世界観だと思いました。ありがとうございましたm(_ _)m

  • 19Feb
    • 《炎罪》鏑木蓮

      読書日記18 鏑木蓮【著】『炎罪』(講談社2016年5月)京都市内にある自傷患者専門クリニック兼自宅が全焼。精神科医・山之内一蔵が焼死体として発見され、妻・和代とは連絡がとれないままである。警察はクリニックの患者で山之内医師とトラブルのあった連続放火犯・長門に疑いの目を向けるも決め手に欠け、さらには自殺説、行方不明の妻犯人説など様々な推理が飛び交い捜査が難航した。混乱の中、下京署の片岡真子は山之内医師周辺のある事故に目を向け、思わぬ推理を展開するが……。「お嬢」と呼ばれた京言葉の女性刑事が情熱で事件に挑む警察ミステリー!デビュー10周年・乱歩賞作家・鏑木蓮が放つ渾身作!!      鏑木さんの本は、過去に何冊かは読んでて、面白い作家さんだとは思ってました。この本はシリーズ第二弾のようで、かなり手の混んだ犯罪を繰り広げている。(前作も読みた〜い)「精神科医」··· これが正解という治療があってないようなものかな?薬だけでは対処出来ないからカウンセリングが大事…。しかし、こんなことが出来るとは恐ろしいそれがこの本ではミソなんだよなぁ〜ネタバレになるけど、これは凄いぞ!犯人の勝ちだな!と思うと…最後には余りにも簡単にケリがついて、う〜んちょっと拍子抜けかも⁉京都言葉がお好きなお方はんは、そちらでも楽しめはるかもしれまへんでありがとうございましたm(_ _)m

  • 17Feb
    • 《百の夜は跳ねて》古市憲寿

      読書日記17 古市憲寿【著】『百の夜は跳ねて』(新潮社2019年6月)「格差ってのは上と下にだけあるんじゃない。同じ高さにもあるんだ」。 僕は今日も、高層ビルの窓をかっぱいでいる。 頭の中に響く声を聞きながら。 そんな時、ふとガラスの向こうの老婆と目が合い……。現代の境界を越えた出逢いは何をもたらすのか。 無機質な都市に光を灯す「生」の姿を切々と描ききった、比類なき現代小説。この小説は、決定的に新しい。「令和」時代の文学の扉を開く、渾身の長編小説。      最近は、テレビのコメンテーターとして目立っている著者。なので、小説家としてはNoマークだった。「決定的に新しい」とは?きっとそうなんだろうが、アラカン世代には付いていくのに精一杯で、読み終わるまで深い所にまで到達できなかった…(^.^;高層ビルの窓拭き清掃員の仕事を通じて、なんとなく…現代の縮図を感じさせる展開の物語。その中で、もがき苦しむ青年の姿や違う意味でもがき苦しむ老婆の生活。コメンテーターの古市さんには、あまりいい印象を持っていなかったが、本を読んでいて自分を投影しているのかな?と思えたら、なんかわざと突っ張っている兄ちゃんに思えてきた。(´∀`*)ウフフありがとうございましたm(_ _)m

  • 14Feb
    • 《たぶらかし》安田依央

      読書日記16 安田依央【著】『たぶらかし』 (集英社2011年2月)39歳のマキは、誰かの「代役」を演ずる役者。ワケあり葬儀での死体役、多忙なセレブ社長の子息の母親役、夫の親戚との付き合いを厭う新妻役など、役柄は多岐にわたる。依頼人たちの身勝手さに苛立ちながらも、プロとして淡々と仕事をこなす日々。 ある日、ニセの依頼をしてきた謎の男・モンゾウに、無理やり弟子入りされて…。第23回小説すばる新人賞受賞作。      安田作品2作目。前作が苛つきながらもテンポ良く進み、今回も…と思うも、何故か進みづらかった多分、自分とは接点がない部分が多くて、気持ちが入りにくかったのかな?ただ着想が面白くて、話の広げ方も上手い! つい深く考えてしまう部分も多々あり、人間の業を見たような気もした。ドラマ化もされたようですね。どういうふうに描かれたんだろう〜と興味深い(^o^)ありがとうございましたm(_ _)m

  • 11Feb
    • 《翼がなくても》中山七里

      読書日記15 中山七里【著】『翼がなくても』(双葉社2017年1月)陸上200m走でオリンピックを狙うアスリート・市ノ瀬沙良を悲劇が襲った。 交通事故に巻きこまれ左足を切断したのだ。加害者である相楽泰輔は幼馴染みであり、沙良は憎悪とやりきれなさでもがき苦しむ。 ところが、泰輔は何者かに殺害され、5000万円もの保険金が支払われた。 動機を持つ沙良には犯行が不可能であり、捜査にあたる警視庁の犬養刑事は頭を抱える。 事件の陰には悪名高い御子柴弁護士の姿がちらつくが―。左足を奪われた女性アスリートはふたたび羽ばたけるのか!? どんでん返しの先に涙のラストが待つ切なさあふれる傑作長編ミステリー。      中山七里さんの本は割と読んでいる方で、御子柴弁護士&犬養刑事の登場に「おっ!」ひとりの女性(沙良)の運命の変化と殺人事件⁉交通事故・障害者スポーツなどを取り巻く社会的問題もサラリと流し、主には沙良のスプリンターの成長に重点をおいていたので、ミステリー感が薄かったかな。読み終わってみて…御子柴弁護士の「翼がなくても沙良は無理にでも飛び立とうとしただろう」のひと言に集約された本だったような気がする!割合とスラスラと読み進めた1冊でした(^^)/ありがとうございましたm(_ _)m