読書日記2024-67
希望が死んだ夜に
天祢涼(著)
[文藝春秋2017年9月発行]
あらすじ
神奈川県川崎市で、14歳の女子中学生の冬野ネガが、同級生の春日井のぞみを殺害した容疑で逮捕された。 少女は犯行を認めたものの、「あんたたちにはわかんない」と動機は全く語らない。 なぜ、美少女ののぞみは殺されたのか。 二人の刑事が捜査を開始すると、意外な事実が浮かび上がってくる。 まわりに頼れる大人や友人がいないネガだったが、あるとき、運命的な出会いをした……。
感想
ブロ友さんに教えて貰ったシリーズの1作目。
子供の貧困をテーマにした社会派ミステリー。
最後の最後で怒涛の展開にびっくりでした。
辛い、哀しい、苦しい…
中学生がそんな中で生きていた。
誰が悪いのか?
親か?家族か?教師か?世間か?社会か?
直接は親なんだろうけど、その親も苦しい生育から大人になりきれなかったり、ギリギリのプライドを捨てられなかったり…
希望が死んだ…
それは絶望…そして死に繋がって
希望ってそれほど生きるためには必要なことなのよね!
「仲田蛍シリーズ」になるのかな?
追いかけたいです!
ありがとうございましたm(_ _)m