読書日記2024-71

見つけたいのは、光。

飛鳥井千紗(著)

[幻冬舎2022年7月発行]


見つけたいのは、光。 [ 飛鳥井 千砂 ]

 

  あらすじ

亜希と茗子の唯一の共通点は育児ブログを覗くこと。 一人は、親しみを持って。 一人は、憎しみを抱えて。 ある日、ブログ執筆者が失踪したことをきっかけに、二人の人生は交わり、思いがけない地平へと向かう。
亜希(35) 妊娠を告げた派遣先で雇い止めにあい、現在育休中で求職中。 一歳の息子の保育園を探しているが、無職のためハードルは高い。 茗子(37) 過去、後輩にマタハラで訴えられてから「若い女子」が苦手。 妊娠した同僚の仕事のフォローが辛い。


  感想

先日読んだ『冠婚葬祭アンソロジー』で出会い、読んでみたいと思った作家さん。なので、ほぼ初読み?!


ワンオペ育児で精神的に追い込まれる専業主婦と、職場で育休職員のフォローに疲れ切る女性。

共に閲覧するあるブログからの展開…


共に30代、それぞれの現状にいっぱいいっぱいになっている姿は、かつて私も通り過ぎた道…


それぞれの立場の言い分もよく分かるし、それぞれが相手に思う感情も分かるのは、私が今は関わってない境遇だからだろうなぁ〜


しかし、ブログからのイメージってかなりいい加減なのかしら笑

本書の中でファンがそのブロガーさんに会った時の戸惑い…

もう笑えてしまったな!

そんなものよね〜グラサン


確かに私も会ったこともないブロ友さんのイメージを勝手に作っているけどねてへぺろ

ん?私のイメージはどんなんだろう?と、ちょっと心配&興味ありだわ笑


390頁の長編だけどサクサクと読めました!

育児や仕事に迷っている方、光が見えますようにキラキラキラキラスター


ありがとうございましたm(_ _)m