貝だしラーメン 黒船 SECOND @大船渡市 ~「貝だしラーメン 塩+味玉」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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貝だしラーメン 黒船 SECOND

大船渡市(大船渡)
 
【注文】貝だしラーメン 塩+味玉
【価格】 750円+100円
 
[訪問時期] 2017年10月下旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏+貝出汁/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中細麺(140g位)
[具] チャーシュー、アワビ、穂先メンマ、味玉、刻み葱2種
 
 
大船渡にワープして、当市に根を張る「黒船」が今年オープンさせた貝出汁の店を訪問。
今はBRT(バス)駅となった大船渡駅からほど近い、フードビレッジの「目利きの銀次」の奥に立地する。
 
 
 
到着は11時オープン直後で、ちょうど暖簾が掛かり、先客2名が店内に吸い込まれていくところ。
その暖簾は、東京を中心とした有名店主たちからの贈呈だ。
 
 
表題の食券をポチポチしてカウンターに陣取ると、ポツポツと5~6名の後客が入ってくる。
おそらくピークタイムには満席必至のお店なのだろう。
 


10分ほど待ってのご対麺。
 
 

スープ
ふくよかな鶏の旨味を掻き分けるように、貝出汁がジンジンと湧き起こり、両者が拮抗したまま余韻へと続く。
薀蓄によれば、あさり、しじみ中心の多種の貝出汁スープと、南部どりのスープを合わせたWスープ仕様とのこと。
どちらの主張も十分に感じさせつつ、調和も取れたバランスの良さが光り、それを演出する塩ダレもジャストな塩梅。
厚みといいコク深さといい、関東の貝の名店と比べても遜色ない絶品スープである。
 
 
 

本店製、全粒粉入りの平打ち中細ストレート。
ツルッとした口当たりから強めのコシを楽しむ内に、小麦の風味がこぼれ出る。
モッチリとしながらの喉越しも良い。
想像以上にキャラの濃い麺で、この麺と渡り合うスープの濃密さも再認識させてくれる。
 
 
 

チャーシュー、アワビ、穂先メンマ、味玉、刻み葱2種。
 
 
卓上に届けられた刻み玉ねぎも、後半少量使ってみた。
 
 
 
縁に添えられた2枚の肩ロースのレアチャーシュー
その意図を汲み取り、1枚はそのままナチュラルな肉の旨味を楽しむ。
他方はスープに少し浸してみるが、トロンと馴染んだ頃合いも甲乙つけ難い美味しさ。
 
 
 
貝は軟らかい身に旨味タップリで、稚貝まで付いている。
サイズ的にトコブシかと思っていたが、後刻これが地元名産の吉浜(キッピン)アワビと知り、後から有難さが込み上げてきた。
穂先メンマは先行レポにある通り、もう少しコリッとしたアクセントがあるとベターだろうか。
 
 
 
■ 感想など
スープ、麺、具と3拍子揃った逸品。
特に、
貝と鶏が拮抗するようなバランスのスープは、幅広く支持されるだろう。
一方で、個人的にはもう少し貝が強めなら、大台スコアを献上していたかも知れないとも思う。
名物アワビまで載って750円のデフォ価格のコスパも素晴らしい。
機会があればまた来てみたい名店である。
 
ご馳走さまでした