2024年3月、「SL人吉号」として最後まで活躍した蒸気機関車“8600形(ハチロク)58654号機”が引退しました。
お疲れさまでした !!
1922年に製造された“ハチロク(58654号機)”は、1975年に引退して矢岳駅(肥薩線)前の人吉市SL展示館で静態保存されていました。
1988年、発足直後のJR九州が復元し、それ以来30年以上、豊肥本線で「SLあそBOY(熊本―宮地)」として、肥薩線で「SL人吉号(熊本―人吉)」として活躍してきました。
ところが、2020年7月の豪雨で肥薩線は不通となり、「SL人吉号」の運行は行われていません。
「SL人吉号」については、2013年、2214年と2019年の記録を本ブログでリポートしています。
また、youtube で2つの動画も公開しています。
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●SL 人吉号(8620形)は、肥薩線が似合う !!
●人吉駅(熊本)到着から出発まで
“ハチロク”と言えば ・・・
故郷(福井県大野市)でも、走っていました。
1968年10月に開催された福井国体の際、福井と越前大野の間で運転されたお召し列車を牽引(28651号機)しました。
当時、“鉄分不足”の高校1年生男子は、友人と国体の相撲会場で“Coca Cola”販売のアルバイトをしていました。
その頃暮らしていた自宅の横に越美北線の線路があり、単機の“ハチロク”が、勝原駅の転車台で方向転換するために往復していました。
その姿をもっと記録くしておけばよかった・・・と後悔しています(その頃は、スマートフォンはなかったしね)。
また、youtube で動画(写真の編集)も公開しています。
●あの頃、蒸気機関車が、越美北線を走っていた ・・・
同機は長く福井機関区に在籍して走り続け、引退後は終着の九頭竜湖駅近くに静態保存されています。
この“ハチロク”は、現存する国鉄の本線用蒸機として最古の機関車です(“9600形(キューロク)”は、貨物用蒸気機関車)。
幸い、熊本と人吉間の復旧が決まったとのことです。電化されていない「肥薩線」は、蒸気機関車がとても似合います。
開通時には、九州内に保存されている蒸気機関車を復元してほしいなぁ・・・
そうだ !!
タイ国鉄から機関車を譲り受けるという方法もありますよ。