「SL人吉号」が走る肥薩線は,電化されていないので,蒸気機関車が走るには,ぴったりです.
沿線の駅も,なかなか魅力的です.
特に,「一勝地駅」は,その縁起の良い名前から,「必勝お守り記念入場券」も販売されています.
明治時代の肥薩線開業当初のままの「白石駅」駅舎も,停車時間に見ることができます.白石駅のある場所は緑も多く,蒸気機関車がぴったりなじみます.
白石駅を出ると,球磨川に沿って走ります.対岸の道路からは,いい写真が撮れると思います.
途中,瀬戸石駅と鎌瀬駅間の有名な球磨川橋梁も渡ります.ここで撮影された「SL人吉号」は,何度も見たことがあります.乗車しているので,車両の写真を撮ることができないのが残念です.
肥薩線は八代駅までですが,「SL人吉号」は,さらに,鹿児島本線で熊本駅まで向かいます.
SL人吉号が通過すると,沿線から,列車に向かって手を振ってくれます.これは,「手を振レール運動」と呼ばれています.
訪れる観光客を楽しませようと,沿線住民の皆さんが率先して始めたものとか.もちろん,こちらからも,手を振り返します.とても,いい感じ.
熊本駅に近づいたところで,豊肥本線から来た「特急 あそぼーい !」と合流,
乗客は,手渡されたカードをお互いに見せ合い,並走です.JR九州らしい演出.感心します.
そういえば,2005年8月28日までは,「SL人吉号」ことハチロク58654機は,「SLあそBOY」だったのですね.
熊本駅に到着すると,乗客の皆さんは,乗り換え予定のホームに向かいます.ここでホームにとどまるのが,"撮り鉄"の掟.
予想通り,「SL人吉号」を牽引するディーゼル機関車が接近.
なんと,黒色塗装のDE10 1753機ではありませんか.
●黒色塗装のDE10 1753が接近 熊本駅 2013年6月30日
●DE10 1753に牽引され機関庫へ 熊本駅 2013年6月30日
ビデオカメラの方も用意しましたが,電池切れ寸前.大誤算 !!
残念ながら,今回は写真だけとなりました.
到着後の30分間,次回の楽しみ・・・です.