ピーッと,発車の笛がホームに響きました.
それを合図に,勢いよく白い蒸気を上に吹き出すと,
煙突から黒い煙がモクモクと吐き出されます.
●1908年開業の肥薩線「白石駅」 駅舎 2014年7月6日
●「白石駅」に接近中のSL人吉号 2014年7月6日
●「白石駅」に停車中のSL人吉号 2014年7月6日
そして,車輪の間から,白い蒸気がシューシューと出ると,
黑色の機関車は,ゆっくりと動き始め.
レンズの中を通り過ぎていきます.
●発車の笛で,黒煙が吹き上がる 2014年7月6日
●黒煙を上げ,機関車は動き始める 2014年7月6日
"ハチロク"と呼ばれる8620形は,初の国産機関車.
1号機は1914年に製造.ちょうど100年前です.
SL人吉号の車体番号は「58654」.
1922年の製造なので,今年92歳という高齢.
●レンズ中を通り過ぎる 2014年7月6日
●一勝地駅に向かう 2014年7月6日
今回,SL人吉号を待ちかまえたのは,肥薩線「白石駅」.
1908年開業の木造駅舎は,今年(2014年)で106歳.
●肥薩線「一勝地駅」駅舎 2014年7月6日
●黒煙を上げ,機関車は動き始める 2014年7月6日
●人吉駅に向かう 2014年7月6日
SL人吉号が停車中の白石駅ホームの風景は,
昭和にタイムスリップした感じ.
★動画もお楽しみください。
SL人吉号を待つ間,
白石駅前を清掃されていた高齢の男性から声をかけられました.
「これは,マレーシア産の石炭.磨くと黒く光るよ」と,
持っていたバケツから黒い塊を手渡してくれました.
●人吉駅で客車から切り離された機関車は格納庫に移動 2014年7月6日
●人吉駅で客車から切り離された機関車は格納庫に移動 2014年7月6日
清掃後は,駅員の制服を脱ぎ,私服に着替えると,
待合室の椅子に座り,色々と話をしてくれました.
●格納庫で休憩中の機関車 2014年7月6日
●格納庫で点検確認中の機関車 2014年7月6日
旧国鉄,JRと勤め上げてきたという,その男性,
「今は,第3セクターじゃ」と笑っていたのが印象的でした.
●激しい雨の中,転車台に向かう機関車(人吉駅) 2014年7月6日
★SL人吉号については,こちら(part 1~part 4)も,併せてご覧ください.