李相日監督の「怒り」を観た! | とんとん・にっき

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李相日監督の「怒り」を観てきました。


李相日監督というと、思い浮かぶのは「フラガール」ですね。

第30回日本アカデミー賞 最優秀作品賞・監督賞・脚本賞を受賞しています。

映画「フラガール」を観た!


そして、監督として不動の地位を獲得したのが「悪人」でした。

第34回日本アカデミー賞優秀作品賞・監督賞・脚本賞を受賞を受賞しています。

妻夫木聡、深津絵里主演の「悪人」を観た!


吉田修一の「怒り」は、もちろん上下巻とも読みました。

吉田修一の「怒り」(上・下)を読んだ!


映画「怒り」予告


吉田修一「怒り」上下

[上]2011年8月。八王子郊外で尾木幸則・里佳子夫妻が惨殺された。血まみれの廊下には、犯人・山神一也が書いた血文字「怒」が残されていた--。事件から1年後の夏、物語は始まる。整形をし、逃亡を続ける山神はどこにいるのか? 房総半島で漁師をする槙洋平・愛子親子の前には田代と名乗る男が、東京で広告代理店に勤めるゲイの藤田優馬の前にはサウナで出会った直人が、母とともに沖縄の離島へ引っ越した小宮山泉の前には田中という男が現れる。それぞれに前歴不詳の3人の男。
[下]山神を追う刑事の北見壮介、彼の捜査でわかってきた山神の不思議な生い立ちや80年前に山神の生地で起こった凄惨な事件なども織り込まれ、衝撃のラストまでページをめくる手が止まらない。「悪人」から7年、吉田修一の新たなる代表作。


李相日監督の「怒り」は、三つの物語が交わることなく、並行して描かれます。「もしかして目の前の男は逃亡中の殺人犯かもしれない」。真夏の東京で起きた夫婦殺人事件。「怒」という血文字を残し、犯人は整形して逃亡を続けていた。一方、千葉、東京、沖縄にそれぞれ過去を明かさない謎の男が現れ、周囲は戸惑いや不信感などで揺れ動きます。原作は吉田修一の新聞連載小説です。


歌舞伎町で働いていた宮崎あおいを、父親の渡辺謙が千葉の漁村に連れ戻すところから、物語は始まります。この親娘が物語の中心です。渡辺謙、控えめな演技で、いい味出しています。そこに前歴不詳の松山ケンイチが現れます。ゲイのカップルの妻夫木聡と綾野剛、これには意表を突かれます。この二人、濃厚なベッドシーンもあります。沖縄の無人島で一人暮らす男は森山未來。米兵に強姦される女子高生役を広瀬すずが演じます。それぞれが社会に受け入れられず、心に傷を負って生きている人たちです。全編「やりきれなさ」が漂います。

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以下、「シネマトウデイ」より引用

チェック:『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一のミステリー小説を、『悪人』でタッグを組んだ李相日監督が映画化。現場に「怒」という血文字が残った未解決殺人事件から1年後の千葉、東京、沖縄を舞台に三つのストーリーが紡がれる群像劇で、前歴不詳の3人の男と出会った人々がその正体をめぐり、疑念と信頼のはざまで揺れる様子を描く。出演には渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡など日本映画界を代表する豪華キャストが集結。


ストーリー:八王子で起きた凄惨(せいさん)な殺人事件の現場には「怒」の血文字が残され、事件から1年が経過しても未解決のままだった。洋平(渡辺謙)と娘の愛子(宮崎あおい)が暮らす千葉の漁港で田代(松山ケンイチ)と名乗る青年が働き始め、やがて彼は愛子と恋仲になる。洋平は娘の幸せを願うも前歴不詳の田代の素性に不安を抱いていた折り、ニュースで報じられる八王子の殺人事件の続報に目が留まり……。


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「怒り」公式サイト

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