「さとりをひらいた犬/ほんとうの自分に出会う物語」無料公開です。
【動画・英語版(各回約10分)】
最新動画
最新エピソード4
(予告編/1分半)
(エピソード1)
(エピソード2)
(エピソード3)
(本篇)
第1章「旅の始まり」
第2章「三つの存在」
第3章「恐れ」
第4章「エゴ」
第5章レグードゥの森
第6章女神シャーレーン
本で読みたい方は。
もう読んだ方も、そうでない方も、お楽しみいただければ嬉しいです。
最初からお読みになりたい方は、こちらからお読みくださいね。
前回はゲトリクスが最期を迎えるシーンでしたね。
さて、その後はどうなるのでしょう?
(51)
人間はシーザーに振り向いて言った。
「シーザー、今回はお前らしくなかったな。
多くの犬を失った。
これじゃ次の狩りが出来んじゃないか。
ひどい怪我を負ったやつは面倒だから、明日の朝に処分する」
人間はきびすを返して、キャンプに向かって去って行った。
シーザーは、人間の言った言葉の意味を即座に理解した。
シーザーのご主人様は、昨日まで仲間だった犬たちを面倒だから撃ち殺すというのだ。
こういうことは以前にもごくまれにあったが、今回はかなりの数がその対象になる。
シーザーは、混乱した。
我々と人間は、対等のパートナーではなかったのか?
我々は、人間の手を借りず、いままでさんざん多くの強敵を倒してきたではないか?
我々だけであれだけの獲物を狩り、戦果をあげてきたではないか…
人間たちは何もせずに、我々の戦果を享受していただけではないか…
すべて、我々が成し遂げた戦果、勲章、証ではないのか…?
なのに…
なのに…
我々は、こんなにも簡単に捨てられ、殺される程度の存在だったのか…
我々とは…
いったい、何なんだ?
こんなに小さき存在だったのか?
これでは、我々が狩ってきた獲物と同じ…ではないか…
うそだ…
こんなことはありえない。
ゲトリクスの顔が浮かんだ。
「お前は、人間たちにコキ使われ、狩りをするという役割に、しがみついている」
コキ使われている…だと?
しがみついている…だと?
私が?
「お前は逃げているんだ。《自分自身》から逃げている…」
逃げている…だと?
私が?
シーザーは、光を失って虚空を見つめるゲトリクスの赤い眼を見つめた。
そしてふと、ジョンの言葉を思い出した。
「僕達の本質は自由だ。
僕達は人間に飼われ、人間に尽くすために生まれてきたわけじゃない…」
本質は、自由…
シーザーは、その言葉を振り払うように頭をブルブルッと振って、すっくと立ち上がると、
重症者が集められている場所に向かって歩き始めた。
(52)へつづく
(お知らせ)
「さとりをひらいた犬」が Audible になりました。
予約販売が開始されました。
ジョンやゾバック、クーヨやシャーレーンなどのキャラクターたちが、音声になって飛び出してくるということを想像するだけで、言葉にできない思いが湧き上がってきます。
●無料ZOOMお話会
今週土曜日(30日)、ブチさんと無料ZOOMお話会行います。
今回が最終回です。
よろしければお越しくださいね(^-^)
●3月の脳の【開頭手術レポート】はこちら
②開頭手術
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ブログやFacebookを超える関りです。
ガンの方を中心に、みんなで支え合いながら前に進んでいます。
ガン等や人生についてお悩みの方、僕たち仲間と一緒に支え合って前に歩いていきましょう。やはり仲間は『力』です(^-^)
入会・退会自由です(1か月のしばりはありますが)
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(シンプリーライフさんのみ)
ご紹介頂き、光栄と喜びの極みです(^-^)
★僕は、死なない。シンプリーライフさん
●オススメのお水やお茶など
よくご質問いただくので、以前書いた記事をリンクしておきます。
オススメの本①(読むと元気になる)
おススメの本②(劇的寛解事例)
おススメ本③(生還者たちの体験記)
おススメ本④(食事関連)
●YouTube(トネちゃんねる)
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