「さとりをひらいた」は毎週月曜日に更新しますので、引き続きお楽しみに。

 

本日は「開頭手術レポート」の続きです。

 

前回は2017年6月に肺がんからの脳転移に対しての放射線治療を行い、

その治療で脳腫瘍は活動停止したのものの、

その2年後に壊死した元ガン細胞の周りが腫れはじめ、

ついに薬剤のステロイドでは抑えきれなくなり、

手術が必要になってきた、という経緯を書きました。

 

 

 

今回は、その続きです。

 

 

3月8日に開頭手術のために入院しました。

 

 

当日はCTやMRIの撮影があり、

まず、僕の脳が現状どうなっているのか、調べることになりました。

 

 

脳の状態については前回の検査入院の調べていましたが、

今回はそこから約2週間経っていたので、さらに脳の状態がいま、

どうなっているのかということを調べました。

 

 

そして日本に2台しかないと言われているステルス なんちゃらという特殊な装置を使って、

 

僕の脳の中にコンピュータで座標を作り、

 

その座標を目印として手術を行うという説明を受けました。

 

 

写真のCG画像では

 

僕の脳の切り取る部分に関しては紫色に色付けされていますが、

 

実際に手術する時は脳に色はついていないわけで、

どの部分からどの部分が活動停止していて壊死している癌細胞なのか、

どこからどこまで切るのか、ということが、

目では確認することができないのです。

 

 

 

 

僕のリアル💀

 

ですので、特殊な座標点を脳につけて、

コンピュータに示されるその脳の座標と、

 

実際に壊死している脳の部分を注意深く見分けながら手術を行う、

という最先端の手術をしていただきました。

 

 

日本 2台しかない機械がたまたま僕が通っていた東大病院にあったということ、

それを使える先生が僕の執刀医であったということ、

 

そのあたりが 僕が運のいいというか、天に守られているというか

導かれているというか、そういう部分ではないかなぁ、と、自分では思っています。

 

 

後で知ったことですが、今回執刀してくれた ドクターは、

僕の肺がんを診てくれた呼吸器内科のドクターの大学の同級生で、とても仲の良い友人だそうです。

 

この呼吸器の先生は転院されてしまいましたが、人柄も含めて、とてもいい先生でした。

 

 

僕の本にも登場する井上先生(仮名)です。

二人が同級生だったとは…

 

これもまた、不思議なご縁ですね~。

 

 

 

そして麻酔医からの手術に関しての注意や説明の後、

 

翌日3月9日朝8時に手術を迎えることになりました。

 

 

手術前にドクターと談笑していたら、

 

「こんなに緊張していない患者さんは初めてです」

 

と言われてしまいました(笑)

 

 

逆に僕からすると

 

なぜ緊張するのか?

 

と思いましたけど。

 

 

僕は、ひたすらワクワクしていたわけです。

 

 

病室からストレッチャーに乗せられて手術室に運ばれる時も、

 

ゴロゴロと音を立てて流れていく天井を見ながら、

 

ここは一体どこを歩いてんだろうなどとワクワクしていました。

 

 

 

手術室に入る前に、妻に

 

「じゃあ行ってくるね、大丈夫だから待っててね」

 

と挨拶をしたことはよく覚えています。

 

 

手術室に入ると

 

まるで テレビドラマや映画のセットのように天井にキラキラとした大きな鏡が輝いていました。

 

手術台のライトが眩しくこうこうと光り輝いていました。

 

 

「おう すごい! まるで映画のセットみたいですね!」

 

 

思わず、そう言ったことを覚えています。

 

 

「はい、では、今から麻酔を始めます」

 

だったかな、

麻酔医の言葉で、口にはめた酸素マスクから大きく深呼吸をして息を吸い込むと、意識が急速に薄れてきて、

 

そのままおそらく麻酔に入ったのではないかと思います。

 

 

意識がなくなりました。

 

 

 

妻の話によりますと、手術はその後約6時間以上、 前後処置を合わせると、約8時間近い手術だったそうです。

 

そういう意味では、結構大変な大手術だったわけです。

 

僕はすっかり寝ていて何も気がつきませんでしたが(笑)。

 

 

麻酔から目が覚めると、僕は集中治療室のベッドに寝ていました。

 

 

目が覚めてドクターと目が合った瞬間

 

 

「ありがとうございました」

 

 

と僕がお礼を言ったそうで(うる覚えですが)、

 

 

ドクターはそんなことをいきなり言われたの初めてだったらしく

 

 

 

「びっくりした」

 

と、後で妻に言っていたそうです(笑)

 

 

そして

 

「ご安心ください 手術は無事終わりました。

 

脳の中にあった 壊死した部分も全て綺麗に取れました。

 

手術は成功です」

 

 

と手術の結果をご報告いただきました。

 

 

 

ずっと控室で1日中待っていた妻に

 

「今日はお疲れ様。ありがとうね。今日は疲れたでしょ。大丈夫だから安心して帰っていいよ」

 

 

とかなんとか、お礼の言葉を言ったことを覚えています。

 

 

 

こうやって、僕の手術は終わりました。

 

 

そして、その後、手術の夜の眠れない長い夜を迎えたわけです。

 

 

それがまた、面白かった。

 

 

この長い夜のこと、また 次のレポートに書きますね。

 

 

ではでは、今日も長くなったので、この辺で。

 

 

レポート③「集中治療室の夜」へ続く

 

肺ガンステージ4からの生還体験記はこちら

 

 

 

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