「ストロークとディスカウント」

 

 

エゴをサレンダーして客観視しましょう、と言っても、なかなか難しい。

 

僕たちは毎日、人間関係の中で生きています。

 

 

頭の中で「エゴ」というお猿さんが、ペラペラと喋りまくってしまうのです。

 

エゴなしに生きていくことは、この3次元世界ではとても難しいことだと思います。

 

 

人間関係の悩み、コミュニケーショントラブルなどはエゴを客観視するという視点もとても大切ですが、

 

もう一つの道筋として、エゴ自体の特性や働きを知り、それを上手に使っていくという道もあります。

 

 

そのために、心理学という学問があります。

 

 

心理学という学問は、エゴを徹底的に見つめ、分析して上手に使っていくためのツール(道具)です。

 

 

僕が学んでいる交流分析/TA (Transactional Analysis)という 臨床心理学では、 コミュニケーションのやり取りを、言葉の交換という概念を超えて、「エネルギーの交換」と捉えます。

 

 

一緒にいると何かリラックスするとか、気持ちよくなるとか、前向きになるとか、そういう人っていませんか?

 

 

TAでは、このエネルギーを「ストローク」 と呼んでいます。

 

 

単純に翻訳すると「承認する」という意味です。

 

 

そういう人は「ストロークというエネルギーを周りに放射してる」ということなんですね。

 

 

ストロークのエネルギーを浴びると人はみんな元気になります。

 

 

ストロークは人を元気にし、本来のその人の持っている力を引き出す関わり方なのです。

 

 

一方、ストロークの反対のエネルギー、 これを「 ディスカウント」と呼んでいます。

 

これは皆さんも聞いたことがあると思いますが「値引きをする」という意味です。

 

本来のその人の能力や可能性を認めずに、小さく扱うこと、馬鹿にしたり、からかったり、あるいはハラスメントを行ったり、そういう関わりのことです。

 

人はディスカウントをされると自分の能力を発揮することができなくなります。

 

 

自分自身を信じることができなくなるからです。

 

 

そうやって人はどんどん自分を責め、自己評価を落とし、本来の能力を発揮せず、殻に閉じこもってしまうのです。

 

 

 

 

人を癒し、育てていく関わりが ストローク。

 

人を傷つけ、その可能性を奪っていく関わりが ディスカウント。

 

 

恐ろしいところは、僕たちは子供の頃、親か親に代わる人たちからされたことを、そのまま無意識に繰り返してしまいます。

 

 

つまり、ストロークをたくさんもらって育った人は、無意識に周囲の人にも ストロークを与えるようになり、

 

ディスカウントをたくさんもらって育ってきた人は、無意識に周りの人にディスカウントをしてしまう人になるということです。

 

 

 

これは本当に、無意識の世界。

 

 

 

自分のエゴというプログラムにインストールされた、無意識のプログラムなのです。

 

 

大切なのは、気づくこと、理解すること、知ることです。

 

自分が周囲の人と関わる時に、どんな癖を持ってるのか、無意識にどんな言葉や行動をしてしまっているのか。

 

 

あるいは頭や身体の中にどんなエネルギーが、どんな言葉が走っているのか。

 

 

それを知り、それに巻き込まれないようにする。

 

 

ディスカウントの方向性だったものをやめて、ストロークの方向性に変えていく。

 

 

この1点を意識するだけで、コミュニケーションの質が変わります。

 

 

人間関係が楽になったり、 うまく回っていく可能性が高まります。

 

 

そういう意味でも「 心理学」というものはとても役に立つものなのです。

 

 

僕はこの心理学、交流分析/TA (Transactional Analysis)を学んで本当に良かったと思っています。

 

 

 

この心理学の素晴らしさを、ぜひ皆さんにも知っていただきたいと思っています。

 

8月18日に僕の仲間がTAのセミナーを行います。

 

内容はまさにストロークとディスカウントです。

 

理論だけではなく、教材を使ったゲームで体験的に理解できるようになっています。

 

やっぱり頭の理屈だけでは、腑に落ちないんですよね。

 

体験が必要です。

 

ご興味のある方は、ぜひぜひいらしてください。

 

講師の方は約20年来の僕の友人、素晴らしい方です。

 

ストロークのシャワーをいっぱい浴びて、元気になってお帰りください。

 

もちろん、僕も行きます!

 

リアルでお会いできることも楽しみの一つですね。

 

 

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日時: 8月19日(土)13時30分から16時

場所: 神田サニー会議室

   東京都千代田区内神田3-4-11サニー南神田ビル

受講料: お一人3000円

詳細、お申し込み等は添付のファイルご覧ください。

(QRコードご参照)

 

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(お知らせ)

「さとりをひらいた犬」が Audible になりました。

予約販売が開始されました。

ジョンやゾバック、クーヨやシャーレーンなどのキャラクターたちが、音声になって飛び出してくるということを想像するだけで、言葉にできない思いが湧き上がってきます。

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★3月の脳の【開頭手術レポート】はこちら

手術に至る経緯

開頭手術

集中治療室の素晴らしい夜と気づき

病室から「さとりの窓」へ

⑤異次元へ、ぐう~ぽん!!

リハビリから退院へ

 

もう読んだ方も、そうでない方も、お楽しみいただければ嬉しいです。

 

「さとりをひらいた犬」を最初からお読みになりたい方は、こちらからお読みくださいね。

本で読みたい方は。

 

「さとりをひらいた犬」はこちらから

第1章「旅の始まり」

第2章「三つの存在」

第3章「恐れ」

第4章「エゴ」

第5章レグードゥの森

第6章女神シャーレーン

 

本で読みたい方は。

 

 

 

【自分を知るセミナーやります】

心理学講座9月からスタートです。

自分のエゴを知って、エゴを客観視し、 手放していく講座です。

 

「自分のことは自分が一番よくわかっている」

 

確かにその通り、では、どこまでその自分をちゃんと理解しているのか。

 

気がつくとその「自分」 に振り回されてしまって、頭のや気持ちが中がぐしゃぐしゃになってしまったりしていませんか。

 

頭の中に自動的に湧いてくる こういった おしゃべりは、仏教では「猿」と呼ばれています。

 

僕たちは気がつかぬうちに、頭の中の「猿の声」に 占領され、振り回されてしまっているのです。

 

この猿は、過去にインプットされたプログラムなのです。

 

実は「自分」だと思い込んでいた頭の中の「言葉」や「想い」や「反応」が、ただ単に過去にインプットされた「プログラム」にすぎなかったとしたら?

 

これ、気づいたらかなりショックですけど、ほんとうの自分はここからがスタートになるのです。

 

この猿の声に気づき、そこから抜けだすには、その「猿」を客観的に理解することが大切です。

 

それを心理学的に実施するのが この「 心理学講座/交流分析/TA」です。

 

ご興味がある方は下記㈳ストローク フルライフ協会の ホームページをご覧くださいね。

 

自分の猿(エゴ)のプログラムを知ると、猿(エゴ)に振り回されなくなり、本当に楽になります。

https://strokefullife.org/

 

 

⑦オススメのお水やお茶など

よくご質問いただくので、以前書いた記事をリンクしておきます。

おすすめのお茶や飲み物など

サプリなど

オススメの本①(読むと元気になる)

おススメの本②(劇的寛解事例)

おススメ本③(生還者たちの体験記)

おススメ本④(食事関連)

 

 

 

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