「さとりをひらいた犬/ほんとうの自分に出会う物語」無料公開です。

 

(お知らせ)

「さとりをひらいた犬」が Audible になりました。

予約販売が開始されました。

ジョンやゾバック、クーヨやシャーレーンなどのキャラクターたちが、音声になって飛び出してくるということを想像するだけで、言葉にできない思いが湧き上がってきます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0C14MS2HY?fbclid=IwAR3tEScdMPLC8bdwxuL06a3lIxd4HT_gJ_Au7M9kXeFKn2s9Jm6c6N3k-8A

 

 

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もう読んだ方も、そうでない方も、お楽しみいただければ嬉しいです。

 

最初からお読みになりたい方は、こちらからお読みくださいね。

本で読みたい方は。

 

「さとりをひらいた犬」はこちらから

第1章「旅の始まり」

第2章「三つの存在」

第3章「恐れ」

第4章「エゴ」

第5章レグードゥの森

第6章女神シャーレーン

 

本で読みたい方は。

 

 

前回㊸は…

 

㊹覚悟

 

それから数日たったある日のこと、あの時と同じようにおもむろにシャーレンが顔を上げた。

 

 「私は、行かなくては」

 

 

 

ヴェルキンがあの時と同じように応える。

 

「ちょっと待ってください、様子を確認します」

 

鷹を呼び寄せ、様子を見に行くように指示をした。

 

しばらくすると鷹が舞い戻ってきた。

 

 

「メスの鹿が一匹、人間に撃たれて怪我をしているようだ。

 

近くに人間の姿は見えないが、何かおかしい。

 

変な感じがする。言葉では言えないが…」

 

「どんなふうに、変な感じだ?」

 

「人間に撃たれているのに、人間や犬の気配が感じられないんだ。撃った奴らはどこにいるんだ?」

 

「……」

 

 

 

 

ヴェルキンは空を見上げ、しばらく考えてから慎重に言った。

 

「シャーレンさま、今回は行かぬほうが良いかと思います。人間たちのワナかもしれません」

 

そして僕を見て、聞いた。

 

「ジョン、どう思う?」

 

「僕も行かないほうがいいと思います。おそらく、ワナです」

 

 

 

ゲトリクスがそれを聞いて答えた。

 

「ヴェルキンよ。たとえワナだとしても、奴らに何が出来るっていうんだ。

 

俺が蹴散らしてやる」

 

 

「ゲトリクス、人間を侮ってはいけない。

 

奴らの武器は一瞬で我らの命を奪うことが出来るのだ」

 

ヴェルキンはそう言うと、再びシャーレーンに向かって言った。

 

「今回は残念ですが…」

 

その言葉を途中でさえぎって、シャーレーンが言った。

 

 

 

 

「私は、行かねばならぬのです」

 

 

 

 

「しかし…」

 

ヴェルキンが言う言葉を、シャーレーンはまたもさえぎり、強く言った。

 

 

 

「その鹿が、私のためにワナのおとりになったとしたら、なおさら私は行かねばならぬのです」

 

「しかし、それでシャーレーンさまに万一のことがあったら…」

 

 

シャーレーンは、毅然と答えた。

 

 

「もしそうなるのであれば…

 

私はそれを受け入れます。

 

大いなる存在が、私にそのような運命を用意するのであれば、私は喜んで、それを受け入れます」

 

 

「シャーレーンさま、ご安心ください。

 

そうはさせませんぜ。

 

俺が命に代えてもお守りします」

 

ゲトリクスが赤く光る眼をランランと輝かせながら、立ち上がった。

 

 

 

 

ヴェルキンはシャーレーンの言葉を聞いて、覚悟を決めた。

 

「では、参りましょう。

 

それがしも命に代えてお守りいたします。

 

ジョン、君はどうする? 

 

今回は命がけだぞ」

 

 

 

「もちろん行きます。行くに決まってるじゃないですか」

 

 

㊺へつづく

 

 

【自分を知るセミナーやります】

心理学講座9月からスタートです。

自分のエゴを知って、エゴを客観視し、 手放していく講座です。

 

「自分のことは自分が一番よくわかっている」

 

確かにその通り、では、どこまでその自分をちゃんと理解しているのか。

 

気がつくとその「自分」 に振り回されてしまって、頭のや気持ちが中がぐしゃぐしゃになってしまったりしていませんか。

 

頭の中に自動的に湧いてくる こういった おしゃべりは、仏教では「猿」と呼ばれています。

 

僕たちは気がつかぬうちに、頭の中の「猿の声」に 占領され、振り回されてしまっているのです。

 

この猿は、過去にインプットされたプログラムなのです。

 

実は「自分」だと思い込んでいた頭の中の「言葉」や「想い」や「反応」が、ただ単に過去にインプットされた「プログラム」にすぎなかったとしたら?

 

これ、気づいたらかなりショックですけど、ほんとうの自分はここからがスタートになるのです。

 

この猿の声に気づき、そこから抜けだすには、その「猿」を客観的に理解することが大切です。

 

それを心理学的に実施するのが この「 心理学講座/交流分析/TA」です。

 

ご興味がある方は下記㈳ストローク フルライフ協会の ホームページをご覧くださいね。

 

自分の猿(エゴ)のプログラムを知ると、猿(エゴ)に振り回されなくなり、本当に楽になります。

https://strokefullife.org/

 

 

(お知らせ)

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仲間たちと一緒に、毎日楽しく、周波数を上げていきたい方はお越しください。

ブログやFacebookを超える関りです。

入会・退会自由です(1か月のしばりはありますが)

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②ご紹介頂いたYouTube

こんなにたくさんご紹介頂き、光栄と喜びの極みです(^-^)

 

★シンプリーライフさん

 

 

 

★学識サロンさん

 

★本要約チャンネルさん

 

★プロ読書家・しもん塾さん

 

 

 

★僕は、死なない。シンプリーライフさん

 

 

 

⑦オススメのお水やお茶など

よくご質問いただくので、以前書いた記事をリンクしておきます。

おすすめのお茶や飲み物など

サプリなど

オススメの本①(読むと元気になる)

おススメの本②(劇的寛解事例)

おススメ本③(生還者たちの体験記)

おススメ本④(食事関連)

 

⑧YouTube(トネちゃんねる)

 

 

 

 

 

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