「さとりをひらいた犬/ほんとうの自分に出会う物語」無料公開です。
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「さとりをひらいた犬」が Audible になりました。
予約販売が開始されました。
ジョンやゾバック、クーヨやシャーレーンなどのキャラクターたちが、音声になって飛び出してくるということを想像するだけで、言葉にできない思いが湧き上がってきます。
★3月の脳の【開頭手術レポート】はこちら
②開頭手術
もう読んだ方も、そうでない方も、お楽しみいただければ嬉しいです。
最初からお読みになりたい方は、こちらからお読みくださいね。
本で読みたい方は。
「さとりをひらいた犬」はこちらから
第1章「旅の始まり」
第2章「三つの存在」
第3章「恐れ」
第4章「エゴ」
第5章レグードゥの森
第6章女神シャーレーン
本で読みたい方は。
㊹覚悟
それから数日たったある日のこと、あの時と同じようにおもむろにシャーレンが顔を上げた。
「私は、行かなくては」
ヴェルキンがあの時と同じように応える。
「ちょっと待ってください、様子を確認します」
鷹を呼び寄せ、様子を見に行くように指示をした。
しばらくすると鷹が舞い戻ってきた。
「メスの鹿が一匹、人間に撃たれて怪我をしているようだ。
近くに人間の姿は見えないが、何かおかしい。
変な感じがする。言葉では言えないが…」
「どんなふうに、変な感じだ?」
「人間に撃たれているのに、人間や犬の気配が感じられないんだ。撃った奴らはどこにいるんだ?」
「……」
ヴェルキンは空を見上げ、しばらく考えてから慎重に言った。
「シャーレンさま、今回は行かぬほうが良いかと思います。人間たちのワナかもしれません」
そして僕を見て、聞いた。
「ジョン、どう思う?」
「僕も行かないほうがいいと思います。おそらく、ワナです」
ゲトリクスがそれを聞いて答えた。
「ヴェルキンよ。たとえワナだとしても、奴らに何が出来るっていうんだ。
俺が蹴散らしてやる」
「ゲトリクス、人間を侮ってはいけない。
奴らの武器は一瞬で我らの命を奪うことが出来るのだ」
ヴェルキンはそう言うと、再びシャーレーンに向かって言った。
「今回は残念ですが…」
その言葉を途中でさえぎって、シャーレーンが言った。
「私は、行かねばならぬのです」
「しかし…」
ヴェルキンが言う言葉を、シャーレーンはまたもさえぎり、強く言った。
「その鹿が、私のためにワナのおとりになったとしたら、なおさら私は行かねばならぬのです」
「しかし、それでシャーレーンさまに万一のことがあったら…」
シャーレーンは、毅然と答えた。
「もしそうなるのであれば…
私はそれを受け入れます。
大いなる存在が、私にそのような運命を用意するのであれば、私は喜んで、それを受け入れます」
「シャーレーンさま、ご安心ください。
そうはさせませんぜ。
俺が命に代えてもお守りします」
ゲトリクスが赤く光る眼をランランと輝かせながら、立ち上がった。
ヴェルキンはシャーレーンの言葉を聞いて、覚悟を決めた。
「では、参りましょう。
それがしも命に代えてお守りいたします。
ジョン、君はどうする?
今回は命がけだぞ」
「もちろん行きます。行くに決まってるじゃないですか」
㊺へつづく
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この猿は、過去にインプットされたプログラムなのです。
実は「自分」だと思い込んでいた頭の中の「言葉」や「想い」や「反応」が、ただ単に過去にインプットされた「プログラム」にすぎなかったとしたら?
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よくご質問いただくので、以前書いた記事をリンクしておきます。
オススメの本①(読むと元気になる)
おススメの本②(劇的寛解事例)
おススメ本③(生還者たちの体験記)
おススメ本④(食事関連)
⑧YouTube(トネちゃんねる)