「さとりをひらいた犬/ほんとうの自分に出会う物語」無料公開です。

 

(お知らせ)

「さとりをひらいた犬」が Audible になりました。

予約販売が開始されました。

ジョンやゾバック、クーヨやシャーレーンなどのキャラクターたちが、音声になって飛び出してくるということを想像するだけで、言葉にできない思いが湧き上がってきます。

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もう読んだ方も、そうでない方も、お楽しみいただければ嬉しいです。

 

最初からお読みになりたい方は、こちらからお読みくださいね。

本で読みたい方は。

 

「さとりをひらいた犬」はこちらから

第1章「旅の始まり」

第2章「三つの存在」

第3章「恐れ」

第4章「エゴ」

第5章レグードゥの森

第6章女神シャーレーン

 

本で読みたい方は。

 

 

前回㊶は…

 

㊷シャーレーンのちから

 

シャーレーンを守る日々が始まった。

 

ゲトリクスの言っていたとおり、人間や犬たちの動きは全て分かった。

 

森の動物たちが、どんどん知らせてくれるんだ。

 

 

 

あるときはウグイスが、あるときは鷹が、あるときは野ウサギが…。

 

僕たちはその情報によって前もって作戦を考え、人間たちに姿さえ見せることなく逃げることが出来た。

 

 

 

あるとき皆が休んでいると、唐突にシャーレーンが顔を上げ、立ち上がった。

 

「私は、行かなくては」

 

「シャーレーン様、状況を確認するまでお待ちください」

 

ヴェルキンは空に舞っている鷹を遠吠えで呼び寄せると、言った。

 

「確認たのむ」

 

しばらくすると鷹が戻ってきた。

 

 

「大丈夫だ。怪我をした小鹿が一匹いるだけだ。ほかには誰もいない」

 

「大丈夫です。行きましょう」

 

「ジョン、君も来るがいい。シャーレーンさまの力を見ておくとよい」

 

 

僕はヴェルキンにうながされ、シャーレーン、ヴェルキン、ゲトリクスに続いて森の中に入った。

 

 

しばらく歩くと、大きな木の幹の下に元気なくうずくまっている小鹿を見つけた。

小鹿はシャーレーンを見ると、力なく声を出した。

 

 

「ああ、シャーレーンさま、来てくれたんですね、ありがとうございます」

 

 

小鹿は後ろ足に銃による怪我を負っていた。

 

人間たちに撃たれたようだ。出血もひどく、もう顔を上げることが精一杯だった。

 

 

 

シャーレーンは小鹿の心に話しかけた。

 

不思議なことに、僕の心にもシャーレーンの声が聞こえてきた。

 

(気にしなくてもいいのよ。これが私の役目なのですから)

 

 

 

シャーレーンは目をつぶり、そっと鼻先を小鹿に近づけた。

 

するとどうだろう、白銀に輝くシャーレーンの身体が、よりいっそう白く光り輝き始めた。

 

その光は次第に大きくなり、小鹿を包みこみ始めた。

 

 

 

うわぁ~、何が始まったんだ?

 

 

 

 

初めは白かった光がだんだんと黄色に変わり、そして次第に明るく暖かいオレンジ色に変化した。

 

しばらくそのオレンジ色が続いただろうか、だんだんとオレンジ色の光が収まり、シャーレーンは普段の姿に戻った。

 

 

 

するとどうだろう! 

 

小鹿が元気良く立ち上がった。

 

 

 

「シャーレンさま、シャーレーンさま! 

 

ありがとうございます。本当にありがとうございます! 

 

これでお母さんのところに戻れます!」

 

小鹿は喜んで、ピョンピョンと元気に飛び跳ねた。

 

 

 

(さあ、家族のところにお帰り)

 

小鹿は深々と頭を下げ、急ぎ足で森の中に消えていった。

 

 

 

「見たかジョン、これがシャーレーンさまのちからだ」

 

ゲトリクスが得意そうに言った。

 

 

 

すごい…

 

「シャーレーンさまがいる限り、この森は安泰なのだ」

 

(いいえ、ゲトリクス、違います。

 

今は私がいることで、この森の皆を危険な目に会わせることになってしまっています)

 

 

「いいえ、シャーレーンさま、あなたはこの森に必要です。

 

人間たちは俺たちが何とかします」

 

ゲトリクスはシャーレーンに言った。

 

すると、ヴェルキンがふたりをさえぎった。

 

 「待て! その話は後だ。早く帰るぞ!」

 

 

 

緊張してヴェルキンを見ると、ヴェルキンは僕に目配せをして小声でつぶやいた。

 

「誰かが近づいてくる」

 

 

 

僕もその気配を感じ取った。

 

数匹の犬のようだ。先ほどの小鹿の追手だろうか。

 

 

 

「よし、ずらかるぞ」

 

ゲトリクスが先頭を走り始めた。

 

僕たちはその場を立ち去った。

 

 

 

㊸へ続く

 

 

【自分を知るセミナーやります】

心理学講座9月からスタートです。

自分のエゴを知って、エゴを客観視し、 手放していく講座です。

 

「自分のことは自分が一番よくわかっている」

 

確かにその通り、では、どこまでその自分をちゃんと理解しているのか。

 

気がつくとその「自分」 に振り回されてしまって、頭のや気持ちが中がぐしゃぐしゃになってしまったりしていませんか。

 

頭の中に自動的に湧いてくる こういった おしゃべりは、仏教では「猿」と呼ばれています。

 

僕たちは気がつかぬうちに、頭の中の「猿の声」に 占領され、振り回されてしまっているのです。

 

この猿は、過去にインプットされたプログラムなのです。

 

実は「自分」だと思い込んでいた頭の中の「言葉」や「想い」や「反応」が、ただ単に過去にインプットされた「プログラム」にすぎなかったとしたら?

 

これ、気づいたらかなりショックですけど、ほんとうの自分はここからがスタートになるのです。

 

この猿の声に気づき、そこから抜けだすには、その「猿」を客観的に理解することが大切です。

 

それを心理学的に実施するのが この「 心理学講座/交流分析/TA」です。

 

ご興味がある方は下記㈳ストローク フルライフ協会の ホームページをご覧くださいね。

 

自分の猿(エゴ)のプログラムを知ると、猿(エゴ)に振り回されなくなり、本当に楽になります。

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こんなにたくさんご紹介頂き、光栄と喜びの極みです(^-^)

 

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よくご質問いただくので、以前書いた記事をリンクしておきます。

おすすめのお茶や飲み物など

サプリなど

オススメの本①(読むと元気になる)

おススメの本②(劇的寛解事例)

おススメ本③(生還者たちの体験記)

おススメ本④(食事関連)

 

⑧YouTube(トネちゃんねる)

 

 

 

 

 

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