自分にダメ出しをしていると,どんどん苦しくなっちゃう.
それがモチベーションになっているときはいいのだけど
「ダメな自分」に追い立てられる感覚が強くなると,苦しくなっちゃいます.
もしかしたら,あなたにダメ出しをしてくる人はいるかもしれないけど
その人が,その人の基準でそう言ってるだけで
その言葉を受け取らなくてもいいんです.
でも,受け取ってしまうところに,苦しさが生まれてくる.
ダメと感じている自分を感じ切れると,前を向けます.
ダメと感じている自分を自分が受け入れてあげると,心が落ち着きます.
そのために,心の器を育てていくのです.
自分をダメと感じているときって
初めは,そんな自分の存在を受け入れるって難しいもの.
だから,誰かに自分の存在を受け入れてほしいと感じるもの.
子供であれば,それは親ではないでしょうか?
だから,親が子供に,心の器を貸してあげるのです.
自分を責めて,罪悪感を感じ,自分にダメ出しをしている子に対して
手を差し出してあげるのは,親しかいないと思う.
親から「大丈夫,あなたはダメじゃないよ」と言ってもらえると
子供は安心します.
安心するから,「自分はありのままでいいんだ」と思えて
気持ちが前に向くようになります.
でも,親からもらえないと感じると
友達だったリ
恋人だったリ
結婚相手だったリ
大人になっても
ずっと「あなたはダメじゃない」と言ってほしいかまってちゃんになる.
誰かの心の器を借りたくなるのです.
僕は,それはそれでいいと思うし,そういうものだと思ってます.
でも,大切なことを言いますよ.
あなたはダメじゃありません.
あなたは,自分はダメと『感じているだけ』なんです.
感じているだけで,あなたはダメじゃない.
でも,ホントは自分をダメだなんて感じたくないんです.
感じたくないけど,そう感じてしまうから,誰かの心の器を借りたくなるんです.
ただ,最後には,自分の心の器で,自分を受け入れてあげることをしなければ,ダメ出しのループからは抜け出せないのです.
僕は普段のブログでは,「自分を責めないで」と書くことが多いです.
なぜなら,ただの自分責めで終わってしまう可能性があるからです.
それだと,自分の心の器は育ちません.
でも,カウンセリングでは,「ダメな自分を責めてみましょう」と言います.
それは,カウンセリング中は,僕がクライアントさんに心の器を貸してあげるから.
そして,カウンセリングで「ダメな自分を責めてみましょう」と言うのは
中途半端に「自分はダメ」と感じているくらいなら
いっそ思い切り感じて,落ちるところまで落ちた方が上がってくるのが早いと思ってるから.
また,ダメな自分を感じているときに,心の中から言い訳が出てきたら
それも全部言わせてあげた方がいいから.
そうやって,感じているものをすべて出し切ることで
初めてどんな自分でも受け入れて,自分に対して寄り添いやすくなれるんです.
そうやって,自分の心の本音をしっかりと感じてあげることで
初めて心の器が育ち
どんな自分でも全肯定して,受け入れられるようになるんです.
そして
こんな自分もアリだわと思えることで
初めて「自分はダメじゃない」と思えるようになるんです.
そして,「自分は自分でいいのかな」とわかったら
いつまでも,『自分はダメ』設定するのはやめましょう.
いつまでも,拗ねるのはやめましょう.
そこから卒業すると決めて,自立しようとすることです.
もっともっと,自分で自分の心の器を育てていくことです.
ダメと感じている自分を感じ切るのは
自分がダメなことを自覚するためじゃなく
どんな自分でもOKだということを腑に落とすためなんですよ.
ダメと感じている自分を感じ切るのは
ダメな自分を受け入れるためじゃなく
ダメと感じている自分を受け入れ,寄り添うためなんですよ.
そして,ダメと感じている自分を感じ切るから,前を向けるのです.
もう一度言いますよ.
あなたはダメじゃありません.
自分はダメと『感じているだけ』なんです.
~ご質問なども遠慮なくこちらから
~友達限定メニュー割引情報
~ブログには書かないことが聞けるかも
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