前記事のつづきです.
まずこちらを読んで下さい.
不登校になった息子が元気を取り戻したのは
親子関係が改善されたからという話でした.
その続きで
親子関係がギクシャクしているとき,子供が親に対して不信感を持っている場合が多く
その場合はどうすればいいのかという話です.
あくまでも,僕がやったことをお話しします.
親子関係を改善するための入り口の話です.
全部となると,自己受容講座やカウンセリングでお話ししていることすべてとなり,さすがにここでは書ききれません.
(大切なことの多くは,今までにもブログで書いてます)
入り口の話ですが,家族関係が良い方向に変わったという報告をたくさん頂いてます.
大切なことは,前回のブログにも書いたように
子供をどうにかしようとしても,逆効果だということ.
作用反作用の法則で,こちらがどうにかしようとすると,同じエネルギーで抵抗していきますから.
だから,子供のことは一旦横に置いときましょう.
子供は関係ありません.
子供は登場させないで
自分に意識を向けてみましょう.
あなたは,子供の様子を見て,何を感じているのでしょう?
あなたが,子供をどうにかしたいと思うのは,あなたが子供の様子を見て,どう感じているから?
それをね,自分に聞いてみるんです.
何をされている? 何をしてもらえない?
自分の正直な心の声に耳を傾けてみるんです.
ブラックワードが出てきてもOKなので,どんな自分の思いも肯定して
自分の思いに耳を傾けて,ノートに書き出していきましょう.
怒りが出てくるならば,殴り書きでも構いませんから
吐き出せるものは,すべてのノートに吐き出していきましょう.
すべて吐き出せた感覚になるまで書き出せたら
それを,自分で読み返してみて下さい.
きっと,「何をされている?」「何をしてもらえない?」に該当するような言葉が書かれているはずです.
それが,あなたが子供に対して求めていることであり
それを満たすために,子供をコントロールしたいと感じている可能性が大きいです.
(自覚は無いかもしれませんが)
そして,それと同じことを,子供に感じさせている可能性があります.
なぜならば,出したエネルギーは返ってくるからです.
例えば,「信じてもらえない(信じてほしい)」と感じたならば
(子供から返ってきたエネルギー)
あなたが,子供に「信じてもらえない(信じてほしい)」を感じさせている可能性があります.
(あなたが出しているエネルギー)
さらに,あなたが,心の奥深くで,あなた自身のことを「私は信じてもらえない人」と感じているのでしょう.
(このエネルギーを,無意識に自分が発している)
なぜなら,人は,自分の潜在意識にあるイメージ通りの現実を作り出すからです.
つまり,「私は信じてもらえない人」を現実化するような言動を無意識にしてしまい
「子供に信じてもらえない」と感じる現実を作り出しているということです.
そして,もし,そんな心当たりがあるならば
それをやめてみる.
つまり,「信じてもらえない」と感じたならば
同じ思いを子供にも感じさせている可能性があるので
あなたは,子供を信じてみればいいのです.
そして,自分自身の思いを信じてみればいいのです.
負のループから抜け出すコツは,先に気付いた方が,意識と行動を変えることです.
きっと初めは,お試し的に
『やっぱり信じるなんてムリ~』と思う出来事が起きると思います.
それでも信じてみてください.
しばらくは,今まで出していたマイナスエネルギーが返ってくるかもしれません.
でも,タイムラグはあっても,必ずあなたが出し続けているプラスのエネルギーが返ってくるようになるから.
あなたがエネルギーの出し方を変えることが,負のループから抜け出す最短距離だから.
人間関係は,自分と自分の本質の関係です.
人間関係に問題を感じる場合,自分が自分の本質をどう扱っているかが,外側の世界に現れます.
外側に現れるというのは,自分を扱っているのと同様な扱いを,無意識で他者にしていて
それが問題となって表面化するということです.
だから,子供と私ではなく
表面的な自分と本質的な自分の関係に置き換えてみると,改善の糸口が見つかってきます.
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