昨日の夜,リビングで息子と娘が,仲良さそうに話しをしながら嵐のDVDを見ていました.
我が家は,僕を除いて嵐好き
息子は今高3ですが,小6で不登校になった直前直後は
娘のことを,しょっちゅう罵倒していました.
娘は,夜寝るときに
「お兄ちゃんは,私のこと嫌いなのかな…」と言って,泣きながら寝ていました.
でも,しばらくすると息子の態度も変わってきて
いつしか,仲の良い兄妹に戻っていました.
不登校になる前は,とても仲が良かったのに
どうして,あんな風に変わってしまったのか…?
渦中のときは,わかりませんでした.
今ならわかるのですが,息子は満たされない思いを抱えていたのでしょうね.
親からの愛に飢えていた.
だから,娘にぶつけることで,その満たされなさを,健全ではない形で埋めようとしていたのでしょうね.
でも,不登校になって,親からすべて任せてもらえるようになったことで
愛や信頼を徐々に感じられるようになったから
つまり,根っこの欠乏感が満たされ始めたから
娘にぶつける必要もなくなった
だから,息子の娘への言動も落ち着いたのでしょう.
息子が親からの愛に飢えていたということは
言い換えると
僕ら親に満たされない思いがあって
(もちろん,無意識下に)
その満たされなさを埋めるために,息子からエネルギーを奪っていたということです.
夫婦,親子,兄弟,友人,上司と部下…
人間関係のほぼ全部に言えることだと思うのだけど
満たされなさを感じている人は
それを埋めるために
自分よりも弱い(と感じる)人間から奪おうとするんじゃないかな.
子供は,親を選んで生まれてきます.
今世における,自分の魂の成長のために,最適な親を選んで生まれてきます.
親がどんなに気を付けても,ブロックを作らせたくないと思っても
成長のために必要なブロックは,必ず作ります.
だから,そこは気にしなくてもいいんです.
もっと言えば,自らの成長のために,僕らを親と選んでくれたことに感謝して
子供の人生を応援してあげればいいと思います.
それに,親だって人間だから
満たされない思いを,無意識に子供にぶつけることもあれば
知らず知らずのうちに,クレクレ星人になっていることもあります.
それは,しょうがないと思います.
だって,自分が満たされなさを感じているという自覚すらないでしょうから.
ただ,僕ら親が,もし
自分の満たされなさを子供にぶつけていると気付いたら
自分がクレクレ星人になっていると気付いたら
そこは軌道を修正した方がいいんじゃないかな.
子供からエネルギーを奪うことをやめたら
マイナスの循環が止まって,問題解決へのきっかけになる可能性は高いですから.
自分がカーッとなっている状態に気付け,自分を観察できるようになると
エネルギーを奪う行動を,意識的にやめることができますよ.
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