僕は,不登校のお子さんをもつ親御さんが,お子さんに注いでいた愛が足りなかったのかというと,そうではないと思ってます.
なぜかというと,僕は息子にめっちゃ愛情を注いだと思っているから.
きっと,妻もそうでしょう.
それに,今までお話を伺ってきたお母さん方や
ブログを書いていらっしゃるお父さん,お母さんの話
どれをとっても皆さんお子さんに愛情を注いでいると思っています.
じゃあ,なぜお子さんが不登校になったのか?
それは,親御さんの不安・心配のエネルギーが形になったものであるケースが多いのではないでしょうか?
どういうことなのか?
不安・心配のフィルターを通した愛の場合,それを受け取るお子さんは根本の愛を受け取れないのですね.
例えば
勉強しないと大変なことになる
些細なことで弱音を吐いていたら,我慢できない子になる
友達の輪に入れなかったら,ひとりぼっちの子になる
みんなができることをできないと,置いてきぼりになる
などなど
親御さんに
「○○できなきゃ(大変なことになる)」
「○○しちゃいけない(それをしたら大変なことになる)」
といった【強い不安・心配の思い込み】があると
お子さんの意思が育つ前にお膳立てしてしまいがちになります.
もちろん,親としてはそれが愛だと思っているのですが
このような不安・心配といったマイナスエネルギーを与えられ続けたお子さんは
「自分は信頼されてない」「自分は一人では何もできない」などと,自己否定になりやすくなります.
さらに,親に心配をかけること,親を不安にさせることが愛をもらえる手段だと勘違いを起こすので
その結果,不登校,ケガ,病気などを引き起こします.
(もちろん,お子さん本人はそれを自覚しているわけではありません)
不登校の原因は,多くの場合が愛情不足ということではなく
不安・心配といったマイナスエネルギーが強かっただけだということ
誰にも負けないほどの愛情は注いでいたけれど,マイナスのフィルターを通していただけということです.
だったら,どうすればいいのか?
プラスのフィルターを通した愛を送ればいいだけです.
そのプラスのフィルターが,信頼,応援,感謝などです.
特に,「信頼」はエネルギーを充電させて,自己肯定感を上げるには絶対だと確信しています.
信頼するとは
相手に行動の選択権を委ね,その結果を経験させてあげること
です.
もちろん,成功も失敗も全部経験させてあげるのです.
誰かにお膳立てされることなく
自分の意思で,自分のやりたいことを決断できる経験を繰り返すことで
自分を信じることができるようになり,自己肯定感が上がり
必ず,気持ちが外側に向き始めますから.
(それが再登校とは限りません)
お子さんが不登校になったのは事実かもしれません.
でも,そこから学びがあるから,そのような出来事が起きただけです.
そして,その学びを受け取るのは
お子さんだけではなく,あなたもです.
自分にとっての学びが何なのか分からないという方
まず,話す(放す)ことから始めてみませんか?
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