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海に行こう

8/6 ヨコハマ夏日。蝉も元気良く鳴いてます。良かった。

最近は遅れていたチューンナップやカスタム製作品の仕込み作業(準備)などに追われています。
塗装も燻煙もバリバリやってます。

先日、知人のライターさんと久しぶりに色々お話しさせて頂きましたが、このブログで割と突っ込み気味の解説を欠かさずに読んで下さっている方々であっても実際に会ってお話をしてみると内容の1/3も理解されていない事に気付かされる、って事も打ち明けました。

そりゃそーだな、第一に書き手が悪い上に、一度も設計したり木を削ったり組み上げたりした経験の無い人たちに 多少の解説をしてもそうそう伝わるわきゃないな、と。そして びみょ~な徒労感が残る。

知人のライターさんにはあらためて、皆さんが興味を持たれる本当の話なんて自費出版以外では出来ませんよ、とお話ししてあります。
皆さんが読んで楽しめそうな話を書けば、メーカーの広告掲載なんてとても望めなくなる話が満載ですからねえ。
例えば、レスポールのスタンダードとCS製の一番高いモデルの製造原価差は実際にはいくらか、なーんて話も書こうと思えば出来ますが、ワタクシには愉快ではないですし、どーでもいい話になってしまいますから書く気にもならない。どーせまたネットの陰から石ころ投げつけられるでしょうしね。(^O^)

ライターさんのお話しでは、出せる可能性があるとしたら、これからの楽器について、かな?ってのが取り敢えずの結論でした。
これからの楽器、まだ楽器には未来が有るって話ですが、う~ん、でも実際にワタクシそれら作ってますしね。
CFSだって300年も続いたフレット・ピッチの悪さをいっきに解消したのに未だに評価されてんのかどーかってところでしょ。なんで分かんないの?あたしゃ呆れるわ。( ̄0 ̄;ノ
それこそ未来に評価されるかも?って事ですからね。 

ワタクシには先の未来じゃなくて、現在も未来を製作中ですから。
まあ、どーするかはじっくり考えてからですね。


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経過報告 その他

8/5 ヨコハマ後半晴れて夏日。

やっと晴れて来ました。明日から燻煙、塗装共に進められそうで助かります。

まずは、ギターのMさんの旧CCRメンテナンス終了のお知らせ。
受取日/発送のご指示をお待ちしています。

2本目は1983年製のムーンのストラト。今回は大幅な設定変更の第一段階での作業を予定しています。83年と言えば、確かワタクシはこの年まで同社に在籍していたと思います。その後に独立して女神工房を立ち上げました。
この個体も世界初のペグに弦ロック機構を備えたクロコダイル・ロックチューナーがちゃーんと付いてますね。当初のままで懐かしいですねえ。
まあ、考案者のワタクシとしては当時は思ったよりも受け入れられ無かったのでガッカリしたのを覚えていますが、今では定番ペグのひとつです。FRTトレモロのアンダーキャビティ加工もワタクシの考案ですが、同じく際物(きわもの)扱いの仕様と見られてましたね。今じゃあ当たり前の仕様ですが。
サークル・フレッティングが当初なかなかポピュラーにならなくても然程気にしなかったのもこうした過去の経験があるからですね。
業界の先輩によく言われてました。「お前のやることは10年後で丁度いい」って。

最後の写真は各モデルのトップ材として寝かして置いた上質なイタヤカエデ材で、そろそろ出番です。
キレイな木目のカーリー材です。この4枚すべて1本の板材でした。丸太材での一番上面はバッサリ落として(表皮に近い部分は木が土中からジュッパ ジュッパと吸い上げた水の通り道でソフト材なのでワタクシは使わないのです)丸い木の断面で言うと柔らかな皮材と硬過ぎる芯材を省いたドーナツ状のおいしい部分だけを切り出してブックマッチ・トップにするのです。最高のトップ板用の素材です。

こうして根っこに近い部分から50センチ間隔でカットして根っこ側から順番に線を木口に引いて目印を付けておきます。そうすれば切り出してブックマッチで接いだ後も元のどの位置の部分の素材かが確認出来ます。そうして設定したサウンドに一番適した素材を選択出来る様にして置くのです。

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経過報告 川崎市のMさん

8/4 ヨコハマ へーんな天気。湿度バリバリ。

いや~こうも梅雨時みたいなのが続きますと、さすがにモチベーションが下がりますねえ~

それでも依頼者の皆さん、いい仕事してますからね。(^ ^)

写真は川崎市のMさん持ち込みのチューンナップでマーティンのD-28。新しい楽器なんですが、もうトップ浮きが始まってますねえ。早いところ燻煙や段差加工処理などで手を打たないとトップが膨らみ続けて弦高は上がり、鳴りはデッドになって行ってしまいます。

今回も燻煙処理は明後日以降、晴れてからの作業ですが、その前にブリッジ台座の段差加工とブリッジ台座のボディ内部側につき板を接合してボールエンド位置の修正を行なっています。こうした設定変更を行う事でブリッジの前傾を防ぎ、張力バランスを設定し直す事でトップが浮き上がりにくい構造に変更します。
この作業が終われば仮に弦高をエレキ並みに下げてもダイナミクスのあるしっかりとした鳴りの楽器に生まれ変わります。アコギを普通のままの状態で弦高を下げますとまともな音は出ませんからね。
(写真がその接着中のショット)

もう一枚の写真はこれだけ湿度が高いとスプレーガンでの吹き付けは無理ですから、晴れた合間にはけ塗りでウッドシーラー処理を行ないました。結果オーライに持ち込めればいいんですからね。
今日明日は天気予報で時々雨なんて言ってましたから明後日からの天候に期待しましょ。

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経過報告 札幌のOさん

8/3 なーんと言うか、こう湿度が高いと集中力が途切れがちになりますね。
作業場はクーラーを効かせてはいるんですが、室内湿度が70%を超えています。(>_<)

ネックの塗装塗膜の硬化がほぼ整ったOさんのレスポールに今日はフレットの打ち込み作業です。写真は打ち込んだ直後のショットで未整形状態。キツ過ぎていたネック仕込み角に対して指板上面角の修正を兼ねてのリフレット作業でした。

修理出しで気をつけなくては行けない点ですが、そもそもリペアー作業では「リフレットお願いします」と依頼した場合、ネックの仕込み角が強かろうがそこは指定外として角度はそのままの状態で指板調整とリフレットが行なわれます。
そこが修理と楽器自体の本質的な部分に手を入れ「作り替える作業」のチューンナップと大きく異なる点です。
じゃあ次回から地元のリペアーショップにリフレットして貰う際に「理想的な角度にした上でリフレットをお願いします」と依頼しても「ふつーこの手は4度ですからこんなもんですよ」程度の対応で済まされてしまう事が殆どでしょうね。でもそれは仕方が無い事なのです。

そもそも部分修正がリペアーの基本ですから本質的な設定部分のノウハウは持ち合わせていないリペアーマンが多いのが実情です。理想的なリペアー・マンとは優れた楽器自体を設計製作出来る人が修理作業を行なっているケースですね。まず滅多に居ないでしょうけど。
通常の修理屋さんレベルでは、余計な事しちゃってお客からクレームが来るのを何よりも恐れていますから無難に言われた部分だけ手直しするのが基本です。結果が音質的にどうであったかは責任の範疇外なのです。
「アナタがここを修理して下さいって言ったからそこだけを直した訳で、その結果で音がどうのこうの言われても困るんですよね」って言うのがリペアーのスタンスで基本的に責任を負わないのです。
ですからリペアー・マンとしては修理の範疇を超えたそれ以上の結果を求められても困るのです。そう言うものだと認識して下さいね。

ですから、リペアーが出来る人だから=チューンナップが出来る人、と言う判断は全くの間違いですから注意してくださいね。
設計製作ノウハウを応用して行なうのがチューンナップですから、かなり高度なノウハウと経験と技術的なテクニックを要する作業ですし、最終的なサウンドの落としどころを見越しての作業ですから作業終了後に元より楽器としてのクオリティが高まっていなくては意味が無いのです。
その為に悪い部分だけを手直し出来ていればOK!と言う修理とは根本的に作業レベルが異なるのです。
設計製作の専門であり、チューンナップ作業を確立したワタクシが言うのですから、その点は今後の参考にされて下さいね。事実、毎回確実に結果を出すと言うのは難しいんですよ。

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梅雨かい?

8/2 ヨコハマ蒸し蒸ししてます。
昨晩、少し大きめの地震が駿河湾で起きましたね。最近曇ってばかりなので空を観察してませんでしたが、震源地が駿河湾とはね。紀伊半島の沖合で起こり出したら要注意だな。

写真は連日の天候の関係で、調整依頼品を順番にこなしたり5弦のネックを削ったりしながら製作中のCCR-312です。この個体は試奏用ではなく、ちゃんと販売用です。トップと共材でリヤーパネルも作って上げましたわ。

明後日から晴れてくれるそーなので期待しています。

そー言えば、やっとWHOが携帯の電磁波の及ぼす影響について警告を発しましたね。や~っと時期的に世界中に携帯も普及した事だし立場上、警告だけはこのタイミングで発しておきましょ、ってな感じかな。
以前WHOは同じ事を発信しかけたけど引っ込めちゃったのは携帯の普及がまだこれからって時だったから世界中の企業活動に配慮して警告すら出せなかったせいでしょうねえ。
今回は発ガン性の可能性についての警告だった様子ですが、本当に警告したかったのはそこだけじゃないはず。他にも電磁波が脳に与える影響はなかなか公にされてないものね。

またこうした警告に対してそれをうやむやにする動きとか、人体に問題ないと唱える学者連中がもっともそうに発言して来る。問題提起する心在る学者科学者に対して自己利益優先の学者連中は政界や財界や企業の後ろ盾を保持する為に否定的な立場を取ってそれらを擁護する。まるで福島原発の時と同じだね。

WHOには圧力に屈せずに毅然として事実を公言して欲しいものです。
長いものには巻かれたフリして踏みつぶせ!←マツシタ方式。(^ε^) 電磁波ナメたらアカ~ン!

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諸々

8/1 いよいよ8月ですね。
相変わらず天候の影響で思う様に作業は進められませんが現状の環境で精一杯やるだけです。

写真は先日お話しした黒柿材トップ+バスウッド・バックのラミネート仕様のCCR-312です。
パーフリングはヴァイオリンなどと同じ3Pですが、ヴァイオリン系が黒白黒3Pなのに対して、このCCRは白黒白の3Pパーフリングにしてあります。
こうしてトップ材に使えることは稀な仕上げ難易度の高い素材ですのでラミネート仕様でありますが販売価格46万程度になる見込みです。次に同仕様で製作出来るかどうかは全く分かりません。
最初で最後の特別仕様で終わる可能性が高いです。
サウンドは厚みの在るサウンドでフラット感も備えながらピッキング反応次第で泣きまくりのギターに変貌出来る素材設定です。

湿度が高いうちはこうした試作関係を進めていますので近日中にこの個体も生地加工全て終了出来る予定です。

もう1本はやっと戻って来た試奏用トリプル・J仕様のPBです。ベーシストRKさんから、大きなステージでも大活躍したと聞いています。その結果RK氏オーダーの55B-5も急遽トリプル・J 仕様に変更となった訳です。パッシブであってもこの1本で多彩な定番ベース・サウンドをカバー出来る事がまたしても立証されたと言っていいでしょうね。
試奏希望だったベーシストのKさん、いつでもチェック可能ですから遊びに来て下さいましね。
お待たせ致しました。

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試作だけ

7/29 ヨコハマ今日も湿度が高くウダウダした天気。

燻煙も塗装も思う様に出来ない為にバラバラのタイミングで依頼された作業が進まず、ストップしたままになる為に結局ぜんぶ同じタイミングで持ち込まれたのと同じになってしまいます。

16時過ぎてから少しだけ湿度が下がったので試作品の下地処理だけ行ないました。クリアーコーティングはこの湿度では白濁気味になるので出来ません。5弦のベースネックもグリップ形状が難しいので丁寧に少しずつ加工しています。

写真はホンジュラス・マホ材をCCR-312の外周形状に切り出したばかりでのショット。一旦このまま寝かして置きます。オーダーでマホ単板仕様で製作も可能ですし、これをバック材にするラミネート仕様にするもよしです。同じくバスウッド材も切り出し済み。こちらはバック材用にバックサイズでの加工です。

このバスウッドにはトップ材として以前に確か紹介したと思うのですが黒柿材を使用します。黒柿材は黒檀と同じ様な素材として音作りしますが、黒檀は真っ黒に見えるだけでオモシロく無いので使う気にはならず、滅多に出ないのですが美しい木目の黒柿の在庫が一枚だけあったのでブックマッチしてバスウッドと接合します。
通常ですと硬く重い材なのでトップ材にしてもその傾向が強く出ますので、バックに倍音が豊かなバスウッドを採用し、トップの響きを引き出す為にチェンバー加工した上でのラミネート構造とします。
但し、この黒柿材でまともに使える素材は滅多に入手出来ないので受注生産すら受けられません。在る時だけ製作します方式。この単品製作品は近いうちにお見せします。

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弱ったねえ

7/28 今日も湿度が高くて、塗装も燻煙もダメです。弱ったなあ~
ちゃんとしたファクトリーが欲しいですねえ。

まあ、こう言う時には試作でも進めておくか、と。
写真は昨日も触れましたがCCR-312のハイポジションの手の入り具合。音質劣化は一切させないで弾き易さも兼ね備えてます。

カーリーメイプル・トップの試作もいっきに生地加工を進めました。仮にこれをアーチドトップ・モデルで作るとなると完全にヴァイオリンを製作する時の様にハンドシェイプしていくしかありません。
セミホロウ仕様の楽器を製作する機会が多いtmpでのアーチドはトップの裏側もアーチド加工ですからレスポールのアーチ加工の倍以上の手間暇が掛かります。

レスポールを見慣れた皆さんは、それってそんなに面倒なの?って思うのでしょうねえ~
一辺やってご覧なさいって。二度とやりたくないくらい面倒ですから。まあレスポールのトップアーチだけなら、どうってこと無いですが裏表両面共に正確に美しいアーチド加工が出来る様になるまでとなると、そーですねえ、最低10年は掛かるでしょうね。でもそれが出来る様になったところで、それだけじゃあいい楽器は作れませんからね。
まあ、30年以内に一通りの事が分かって来たらかなり優秀と言える程に奥が深いです。まずは原理原則を理解しながら手作業で全ての工程をマスターしなくちゃね。そこが一番難しいですから。
原理原則を理解出来てないと基本が理解出来て無いのと同じですから、作れる様にはなれても楽器じゃなくて工芸品にしかならないですね。実際工芸品、多いよね。

あたしゃ来世はこの仕事は絶対にやらん!(^O^)/ 生まれ変わったら物理学者か天文学者になりたいです。反重力の研究がしたいし。昔からの発案で水圧発電の研究もしたいけど。

ちなみにレスポールなどのアーチド加工は50's当初からコピールーターで削られ、人の手で研磨作業だけ行なわれています。未だに職人さんが1本1本手で加工してると勘違いしている方もいらっしゃるかもしれませんねえ。仮にそれを行なえる職人さんが工場に居たとしても、そんな手作業でのアーチシェイプ加工をしてたら30万円代のレスポールなど生産不可能です。フツーに60万以上になっちゃいますね。
昔からそうした加工はぜ~んぶ機械がやってくれてます。今ではPRSみたいな派手な隆起の楽器でもスウィッチひとつで機械がサクサク削ってくれます。人が磨いているのだけは昔と一緒ですけどね。
だから生産現場には地元のパートのオジさんオバさんが雇われているのです。職人は必要ないのが量産現場ですから。

ですから本当のハンドメイドの楽器というのは滅多に無いくらいなんです。作業の多くが機械が担当してますからね。そのお陰で皆さんは数十万程度で楽器が買えているわけです。

よく言う事なんですが、数十万程度で楽器が入手出来ることをもっと有り難いと思うべきですよ。
古典楽器の世界では100万以下の楽器なんてエントリー・クラスって言われてますから。

明日は晴れてカラッとして欲しいものです。
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追記:みなさんは世界水泳TV観戦してますか? いいですね~必死に高見を目指す姿って。
北島選手のあの心意気もいいわ。寺川選手がや~っつとメダルを手にして泣いていた。良かったね~
どんなに苦しくても諦めない心って大切だね。おじさんも見習います。
あの人こそ世界一だって言われるような楽器を作ってみせます。

それに、もうすぐ世界陸上も始まるし。あ~現地で観戦してみたいな。

早めにバイバイ

昨日から湿度が高めなので燻煙も塗装も見送り。チューンナップが進められなくて困ってます。

写真は先日作製したCCR-312(New-CCRの機種名)のカーリーメイプル・トップ材をウエスタン・アフリカン・マホに接合前のショット。現在接合中。中のホロウ設定はフルボディ仕様です。

トップが薄厚設定のメイプルでバックがマホでフルボディ(最も空気容量が多い)設定の場合ではL-5より175の寄りの鳴りにシフト設定となります。基本はL-5の様にブライトでリッチなトーンですが、バック材がマホですから、それにブルージーなトーンが加味されるからです。もろL5のトーンが欲しい方はトップにスプルース、バック/メイプルで決まり。もう少しウオームなトーンで音の溜を効かせたい場合はバスウッドのバックで可能になります。

じゃあこのCCRってジャズやる人の為のギターなんだ、って思うのはちょいと間違い。
そもそも、このCCR-312は基本がデタッチャブルのネックセット方式ですからセットネックにした場合の様にカッティングの切れが悪いという特色が根本的に無いんです。@セットネックにすると残留音が多いので音が濁り易いのが避けられないからです。特に厚みがあるボディ構造ではそれが顕著。

しかしtmpの設計ではこれがデタッチャブルの楽器なの?って皆さんが驚かれる様に充分なダイナミクスとパワーも備え、ローレンジもたっぷり備えてます。なのに音の切れが良いのです。これがワタクシが作る楽器のトータルな特色のひとつです。
ですから、まんまジャズギターでスウィングした後でバリバリのカティングで小気味良くストローク出来るんです。その為にLCV回路仕様になっているんですからね。勿論、マーシャル/フルパワーで鳴らしたらテッド・ニージェントみたいなプレイだってお手の物。全ては設計段階で決定されていたこの楽器の持ち味です。

ハイポジションだって22フレットまで楽に指が回ります。じゃあどこかのギターみたいにヒール部分をガッポリ削っちゃってダイナミクスがペラペラなんて、そんなバカな真似はしていません。厚い音圧確保しながら指板エンド周辺の弾き易さも確保出来ています。何度も言いますが楽器は設計が命なのです。どんないい素材で作ろうが設計がダメで音が残念!であるなら、それは単なる工芸品ですから。

その設計で最も難しいのが音質音色設定であり、その上でのピレイヤビリティーと言う事になります。

今日は連日の加工作業でかなり腰に負担が来てますから大事を取って早めに仕事を終了します。


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諸々

7/25 今日も夏日。基本調子よ~し。

気がついたら朝から夕方まで何も食べずにぶっ通しの作業を行っていました。
依頼を受けているチューンナップだけでも4本有りますし、遅れ気味の5弦ベースネックの製作とNEW-CCRの試作品製作やらでいつのまにかハードスケジュールになってます。明日も来客予定があり少しでも作業を進めておかなくてはいけません。

NEW-CCRの試作は写真の良質なバスウッド材で行なっています。バスウッドのソリッド仕様ですが、オーバーエッジ仕様で製作しています。この素材の場合はオールマイティな懐の深い素材ですから試作には打ってつけです。たぶんソリッド・モデルの場合、バスウッドで37万、ホンマホ/スパニッシュ・シダーで40万、メイプル+マホのラミネート仕様で42万、SMのセミホローで44万、SMSのセミホローで46万と言った価格帯になるかと思われます。

この写真の個体は折角パーフリングをダークブラウンのセルで入れたのですが、作ってるうちにトップをヴィンテージ・ゴールドにしたくなって来たので、たぶんそうします。ついでにヘッドもGTとマッチングヘッドにしちゃおう。(^ ^)

そー言えば、外で作業して空を見上げたら若干地震雲らしき雲が出てましたから今夜から明日に掛けて多少の揺れが有るかも知れません。とは言っても東京/横浜で3程度、震源地で5弱程度だと思われます。

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